家の性能は数字だけでは分からない。現場監督として40年、私がたどり着いた家づくりの答え

【仁藤流】断熱・気密のその先へ。「深呼吸する正圧の家」と「電気をできるだけ買わない家」をつくる理由

おかげさまです。明工建設の仁藤です。

今日は、少し私自身の話をさせてください。

私は、もともと営業マンではありません。

長いこと現場監督として、図面を見て、職人さんと話をして、現場を歩いてきた人間です。

気がつけば、40年。

よくもまあ、これだけ長いこと建築の仕事をしてきたものだと思います(笑)。

家づくりという仕事は、簡単ではありません。

図面の上ではきれいに納まっていても、実際の現場ではそうはいかないことがあります。

材料にはそれぞれの性質があります。

職人さんにも、それぞれの仕事があります。

天気にも左右されます。

そして何より、お施主様には、その家で実現したい暮らしがあります。

それを一つの建物として完成させる。

現場監督というのは、なかなか大変な仕事なんです。

でも、私はこの仕事が好きなんですね。

なぜなら、完成した家には、そのご家族のこれからの人生があるからです。

30万円の冷蔵庫には電気代の目安があるのに、3,000万円の家はどうでしょう?

以前から、私は不思議に思っていることがあります。

家電量販店に行くと、冷蔵庫には年間消費電力量が表示されていますよね。

年間何kWh使うのか。

電気代の目安はいくらか。

購入する人が比較できるようになっています。

では、住宅はどうでしょう。

3,000万円、4,000万円とする家を建てるのに、

「この家は、年間どのくらいエネルギーを使う想定ですか?」

と聞いたことがありますか。

住宅にも、省エネ性能を計算し、表示する仕組みがあります。

設計段階で、暖冷房や換気、給湯、照明などのエネルギー消費量を評価することができます。

もちろん、実際の電気代は住む人数や生活時間、家電の使い方、気象条件によって変わります。

冷蔵庫のように、一つの数字ですべてを表せるわけではありません。

それでも、設計上どのくらいのエネルギーを必要とする家なのか。

その根拠を説明することは、大切だと思っています。

私は、家を建てる前に、できるだけ知っておいてほしいんです。

建てるときにいくら掛かるかだけでなく、住んでからいくら掛かりそうなのか。

ここまで考えて、初めて家の価格を比較できるのではないでしょうか。

UA値もC値も大切です。でも、数字だけで暮らすわけではありません

最近は、住宅の性能に詳しいお客様が増えました。

UA値はいくつですか。

C値はいくつですか。

断熱等級はいくつですか。

こうした質問をいただくこともあります。

いいことだと思います。

住宅の性能を数字で確認するのは、大切ですからね。

私も現場監督ですから、数字や測定結果は気になります。

むしろ、気にならない方がおかしい(笑)。

ただ、数字を競うこと自体が目的になってしまうと、少し違うと思うんです。

例えば、断熱性能が高くても、窓の位置や日射の取り入れ方、空調計画によって、室内の快適さは変わります。

気密性能が良くても、適切な換気がなければ、室内の空気環境は整いません。

そして、いくらカタログの数値が立派でも、現場で設計どおりに施工されていなければ意味がありません。

性能の数字は、暮らしを良くするための道具です。数字そのものが、暮らしの目的ではないんです。

40年間、現場に関わってきた私が、今とても大切にしていることです。

大手ハウスメーカーさんと、数字で勝負するつもりはありません

家づくりを考える方は、いろいろな住宅会社を見学されます。

一条工務店さん。

セキスイハイムさん。

地元の工務店さん。

それぞれに、得意なことがあります。

大手ハウスメーカーさんの技術開発や品質管理には、学ぶべきところがたくさんあります。

私も建築に携わる人間として、すごいなと思うことがあります。

だから、お客様が他社さんの展示場を見てきたと聞いても、悪く言うつもりはありません。

むしろ、いろいろ見てきていただきたい。

そのうえで、私はこんな話をします。

「断熱や気密は、もちろん大切です。でも、実際に住んだときの空気や足元の快適さも、一緒に考えてみませんか?」

これです。

住宅会社を選ぶときに、UA値が少し良いとか、C値が少し小さいとか。

それだけで決めてほしくないんです。

家族が毎日どんな空気の中で過ごすのか。

冬の朝、床は冷たくないか。

梅雨の時期、室内の湿気はどうなるか。

そして、何十年も払い続ける電気代はどうか。

私は、そこまで含めて家の性能だと思っています。

「深呼吸する正圧の家」という考え方

明工建設では、「深呼吸する正圧の家」を提案しています。

ここでいう正圧とは、室内の気圧を屋外よりわずかに高くする考え方です。

換気というと、汚れた空気を外へ出すことばかり考えがちですが、家の中にどのように新鮮な空気を取り入れ、どこから排出するかも大切です。

明工建設では、給気と排気のバランスに着目し、計画した経路で空気を取り入れることを重視しています。

なぜ、そんなことをするのか。

花粉やほこりなどが、想定していない隙間から入り込むことをできるだけ抑えたいからです。

ただし、正圧だから花粉やPM2.5が絶対に入らない、というわけではありません。

窓や玄関を開ければ、外の空気は入ってきます。

フィルターにも性能と交換時期があります。

室内で発生するほこりや汚染物質もあります。

そして、建物の気圧や湿気の動きは、風や温度差、建物の構造によって変化します。

ですから、換気方式の名前だけでなく、実際の給排気量や空気の流れ、メンテナンスのしやすさまで考える必要があります。

私は、こういうところこそ、現場で丁寧に確認したいんです。

雨の日にこそ、家の中を感じてみてください

私は、住宅を見学するなら、晴れた日だけでなく雨の日も面白いと思っています。

外はじめじめしている。

洗濯物が乾きにくい。

窓を開けても湿った空気が入ってくる。

そんな日です。

家の中へ入ったとき、どんな感じがするでしょうか。

空気が重たく感じるか。

さらっと感じるか。

床はべたつかないか。

においは気にならないか。

こうしたことは、カタログだけでは分かりません。

もちろん、室内の湿度は換気方式だけで決まるものではありません。

外気の状態、冷房や除湿の運転、室内で発生する水蒸気、建材など、いろいろな条件が関係します。

だから、私は体感だけでなく、温度計や湿度計の数字も見ていただきたいと思っています。

体で感じることと、数字で確かめること。

どちらも大切なんです。

洗濯物の乾きやすさも、家の性能の一つだと思います

共働きで子育てをしているご家庭にとって、洗濯は毎日の仕事ですよね。

朝は忙しい。

夜に洗濯することもある。

雨が続けば、部屋干しになる。

そうなると、洗濯物が乾くかどうかは、なかなか大きな問題です。

室内干しを考えるなら、湿度だけでなく、洗濯物の量や干し方、空気の流れも大切です。

場合によっては、除湿機やエアコンの除湿運転、送風を組み合わせた方が効率よく乾きます。

ですから、どんな日でも設備なしで一晩あれば乾く、とは言えません。

でも、最初から室内干しの場所を考え、換気や空調を計画しておけば、日々の家事はずいぶん変わる可能性があります。

住宅の性能というのは、こういう毎日の小さなことにも関係するんです。

冬、スリッパを履かずに歩きたくなる家

もう一つ、私が大切にしていることがあります。

足元です。

冬の朝、床に足をつけた瞬間、

「冷たっ!」

となる家がありますよね。

昔は、それが当たり前でした。

でも、今は違います。

床や基礎の断熱性能を高め、窓からの熱の出入りを抑え、空調を適切に計画することで、足元の寒さを和らげることができます。

明工建設では、床下空間も含めた温熱環境を考えています。

床暖房を使わなくても、床が冷たく感じにくい住まいを目指す。

そういう考え方です。

ただし、どの家でも床暖房と同じ温度になるという意味ではありません。

床の表面温度は、断熱仕様や空調の運転、外気温などによって変わります。

それでも、私はこの足元の快適さを大切にしたいんです。

なぜなら、人間は毎日、足の裏で家を感じていますから。

子どもが床に座って遊ぶ。

大人が裸足で歩く。

冬の朝、スリッパを探さなくても過ごせる。

そんな何でもないことが、暮らしの心地よさにつながると思っています。

そして、もう一つ。「電気をできるだけ買わない家」

明工建設が取り組んでいる、もう一つの大きなテーマ。

それが、スマートオフグリッドハウスです。

太陽光発電で電気をつくる。

蓄電池に蓄える。

HEMSなどを使って、電気の使い方を管理する。

そして、断熱や気密の性能を高め、そもそも使うエネルギーを少なくする。

こうした仕組みを組み合わせて、電力会社から購入する電気をできるだけ減らしていく。

私は、この考え方がこれからの家づくりに大切だと思っています。

ただし、「電気を買わない家」という言葉は、すべての住宅で年間を通じて購入電力量がゼロになることを保証するものではありません。

天気も変わります。

季節も変わります。

家族の人数や暮らし方も変わります。

蓄電池にも容量と寿命があります。

だから、設備を付ければ必ず得をするという話ではありません。

設置費用、電気代の削減見込み、メンテナンス費用、将来の交換費用。

そこまで計算して考える必要があります。

私が大切にしているのは、目先の設備の豪華さではなく、住んでからの支出です。

家を建てた後の35年間まで、考えてみませんか?

例えば、月々の電気代が3万円だったとします。

1年間で36万円。

35年間では1,260万円です。

もちろん、電気料金も生活も変わりますから、これは単純計算です。

でも、家を建てるときに、このくらいの長い期間を考えてみることには意味があります。

住宅ローンの返済額だけでなく、電気代。

設備の更新費用。

家のメンテナンス費用。

そして、車の燃料代や将来のEV充電も含めて考える。

これが、私の言う生涯住宅費です。

最初の建築費が安くても、住んでからの支出が大きければ、家計全体ではどうでしょうか。

反対に、高価な設備をたくさん付けても、導入費用を回収できなければ、それも考えものです。

高い設備を買うことが目的ではなく、家族の暮らしに合った合理的な選択をすること。

ここが大切なんです。

現場監督として、最後に行き着いたのは「住んでから」でした

40年間、建築の仕事をしていると、いろいろなことがあります。

思うように工事が進まないこともあります。

お施主様との打ち合わせで、もっと丁寧に説明すればよかったと思うこともあります。

現場というのは、毎日が勉強です。

でも、長くこの仕事をしてきて、今はっきり思うことがあります。

家は、完成したときが終わりではない。

そこからが始まりなんです。

お引き渡しの日に、きれいな家ができている。

それは、住宅会社として当然の仕事です。

でも、本当に大切なのは、その後です。

夏、暑くないか。

冬、寒くないか。

空気は心地よいか。

電気代はどうか。

設備に不具合が出たとき、きちんと相談できるか。

そして、家族がそこでどんな時間を過ごしているか。

私は、そこまで責任を持って考える建築屋でありたいと思っています。

家は、カタログではなく、実際に感じてほしいんです

家づくりを考えるとき、ぜひいろいろな住宅会社を見てください。

大手ハウスメーカーさんにも、地元工務店にも、それぞれ良いところがあります。

そのうえで、数字を聞いてみてください。

断熱性能はどうか。

気密測定はしているか。

換気の仕組みはどうなっているか。

年間のエネルギー消費量は、どのように試算しているか。

そして、実際の家で確かめてください。

冬の足元。

雨の日の湿度。

空気の流れ。

部屋ごとの温度差。

数字だけでも、体感だけでもありません。

両方を比べて、納得して選んでいただきたいんです。

もし明工建設の家を見学する機会があれば、ぜひ足元の感触にも注目してみてください。

スリッパを履くかどうかは、お好みで構いません(笑)。

ただ、どんな家なのかを、ご自身で確かめていただけたらうれしいです。

最後に。私が家づくりを続ける理由

私は、立派な営業トークができる人間ではありません。

現場のことになると、つい話が長くなります。

断熱の話。

気密の話。

換気の話。

電気代の話。

気がつくと、また専門的な話をしてしまうんです(笑)。

でも、結局お伝えしたいことは、一つです。

家を建てた後、ご家族に「この家でよかった」と思っていただきたい。

そのために、性能を考える。

空気を考える。

エネルギーを考える。

そして、住んでからの暮らしを考える。

40年間、現場に関わってきた私が、今たどり着いている家づくりの答えです。

家は、数字だけで選ぶものではありません。

でも、数字を確かめずに選ぶものでもありません。

その先にある、家族の毎日を見てほしいんです。

ご縁を大切に唯一無二の家造り。

住んでからがお付き合いの始まり。

おかげさまでありがとうございます。

明工建設が選ばれる理由とは?

第1位 住む人の幸せを考え抜いた高性能住宅

明工建設の家は強い方が売れる、省エネだから売れる・・・
そんな安っぽい理由で、住宅を高性能にしているわけではありません。
高性能な家に住んでもらった先にある『家族の幸せ』を手に入れてもらいたいから高性能にしているのです。

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明工建設の考える住宅は、住むだけでお金が貯まります。
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明工建設は住宅を売ることを仕事だと考えていません。
お客様の幸せをとことん考え、その結果『ありがとう』を頂くことを仕事にしています。
その対価としてお金を頂く。これが明工建設のポリシーです。

第4位  最新の技術提供なのに、圧倒的なコスパを実現

M-THE BESTに代表されるように、明工建設の家は常に最新の技術を提供します。
それなのに誰もが納得、いやそれ以上のコスパの良さで皆様に選ばれています。
それを実現出来るのは、圧倒的な仕入れ力と無駄なお金を使わない工事力があるからです。