【御前崎で家を建てる前に】給湯省エネ2026を見て私が思ったこと。「補助金が出るからエコキュート」では、少しもったいない

おかげさまです。明工建設の仁藤です。

ニュースを見ていて、私は少し気になる制度がありました。

**「給湯省エネ2026事業」**です。

名前だけを見ると、

「省エネの給湯器に交換すると補助金がもらえるんだな」

くらいに思うかもしれません。

はい、それも間違いではありません。

でも、家をこれから建てる方には、私はもう一歩先まで考えていただきたいのです。

なぜ国は、わざわざ大きな予算を使って「給湯」を省エネにしようとしているのでしょう。

そして、

せっかく太陽光発電を載せるなら、その電気をどう使えば家計に残るのか。

ここまで考えると、これは単なる「給湯器の補助金」の話ではなくなってきます。

今日は、御前崎でこれから家を建てる方にぜひ知っていただきたい、

「家でつくったエネルギーを、どう暮らしに使うか」

という話をしてみます。


給湯省エネ2026事業とは?

正式名称は、

「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」

です。

予算は570億円。

対象となる主な設備と基本補助額は、

対象設備基本補助額
エコキュート7万円/台
ハイブリッド給湯機10万円/台
エネファーム17万円/台

となっています。

さらに一定の高性能要件を満たせば、エコキュートは3万円、ハイブリッド給湯機は2万円の加算対象となります。給湯省エネ2026事業【公式】

新築注文住宅、新築分譲住宅、既存住宅のリフォームなども条件を満たせば対象です。対象期間は予算上限に達するまでで、遅くとも2026年12月31日までとされています。給湯省エネ2026事業【公式】

そして9月24日時点で、予算に対する申請額はすでに概算45%です。給湯省エネ2026事業【公式】

だから、対象になりそうな方は早めに確認した方がいいでしょう。

ただし。

私が今日お話ししたいのは、補助金をもらう方法ではありません。


なぜ国は「給湯」にこれほど力を入れるのか?

ここを考えてみてください。

家の省エネというと、

断熱。

窓。

エアコン。

太陽光発電。

このあたりを思い浮かべませんか?

ところが今回、国がわざわざ「給湯省エネ」という独立した事業を行っています。

つまり、

お湯をつくるために使っているエネルギーをどう減らすかは、住宅の省エネを考えるうえで重要なテーマ

だということです。

実際、制度の公式説明でも、家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野について、高効率給湯器の普及を進めることが目的だとされています。給湯省エネ2026事業【公式】

お風呂。

シャワー。

洗面。

キッチン。

毎日必ず使いますよね。

つまり給湯は、

暮らしている限り、毎日発生するエネルギー消費

なのです。

だったら家を建てる時、

給湯器の本体価格だけを比較して終わっていいのでしょうか。

私は、そうは思いません。


ここで質問です。「エコキュートは、いつお湯を沸かしますか?」

これを住宅会社の担当者に聞いてみてください。

少し前までのエコキュートなら、

「電気料金の安い深夜に沸かしてタンクに貯める」

という考え方が一般的でした。

でも、これからは少し違います。

太陽光発電のある家なら、

昼間、自宅の屋根でつくった電気を使ってお湯をつくる。

という考え方ができます。

実際、給湯省エネ2026で対象となるエコキュートには、インターネットに接続し、翌日の天気予報や日射量予報に連動して昼間へ沸き上げをシフトする機能が性能要件に入っています。給湯省エネ2026事業【公式】

私はここが、とても重要だと思っています。

国が見ているのは、

「省エネ給湯器を付けましょう」だけではない。

再生可能エネルギーを、暮らしの中で上手に使う方向へ住宅を変えていこうとしている。

そう読むこともできるわけです。


「太陽光を載せています」で安心しないでください

ここも、家づくりでよくある話です。

住宅会社から、

「太陽光発電付きです」

と言われる。

それを聞けば、

「省エネ住宅なんだ」

と思いますよね。

でも私は、

「何kW載っていますか?」より先に、「その電気をどう使う設計ですか?」

と聞いてほしいのです。

太陽光発電は、

載せた瞬間に家計を助けてくれる魔法の設備ではありません。

発電した電気を、

家で使う。

給湯に使う。

蓄電池へ貯める。

EVへ入れる。

夜に使う。

停電時に使う。

ここまでつながって初めて、

太陽光が「設備」から「暮らしのインフラ」に変わる。

これが仁藤流スマートハウスの考え方です。


補助金10万円より、20年の電気代を考えてほしい

例えば、

「補助金が10万円もらえます」

と言われれば嬉しいですよね。

私だって嬉しいです。

使える制度なら、きちんと使えばいい。

でも、家は補助金をもらうために建てるものではありません。

20年、30年、場合によっては50年暮らします。

だから私なら、

今日もらえる10万円と、これから毎月払い続ける光熱費の両方

を見ます。

給湯器だけではありません。

冷暖房。

換気。

照明。

家電。

EV。

そして将来の設備交換。

住宅価格を見る時、

「建物はいくらですか?」

だけでは本当の価格は分からないんです。


私は「住んでから払うお金」まで住宅価格だと思っています

例えば、

Aという家が100万円安かった。

でも毎月の光熱費が1万円高かった。

単純計算なら年間12万円。

10年で120万円。

20年なら240万円です。

もちろん実際の電気料金や設備効率は変動するので、こんな単純には決まりません。

しかし、

最初の100万円だけ比較して、毎月のお金を比較しない。

これで本当に「安い家」と言えるでしょうか。

私はここをお客様と一緒に考えたいのです。


さらに大切なのは「停電した時」です

御前崎で暮らす私たちは、

地震。

台風。

豪雨。

停電。

これらを無視して家づくりはできません。

太陽光が付いている。

蓄電池も付いている。

ここでも、もう一つ質問してください。

「停電したら、家のどこまで使えますか?」

です。

冷蔵庫と照明だけなのか。

エアコンは動くのか。

200V機器は使えるのか。

家全体をバックアップできるのか。

蓄電池の容量だけではなく、出力とバックアップ範囲まで確認する。

同じ「蓄電池付き住宅」でも、暮らし方は全く違ってきます。


給湯器も「家全体のエネルギー設計」の一部なんです

ここまで来ると、

「エコキュートを何にする?」

という話ではなくなったことに気づきませんか。

太陽光で発電する。

昼間は家で使う。

余った電気でお湯をつくる。

さらに余れば蓄電池へ貯める。

EVがあれば車にも使う。

夜になったら貯めた電気を使う。

そして災害で電力会社から電気が来なくなった時にも、可能な範囲で自宅のエネルギーを使う。

これが、

発電→自家消費→給湯→蓄電→EV→防災

という一つの流れになります。

明工建設が考えているスマートハウスは、

設備をたくさん付けた家ではありません。

設備同士がつながって働く家

です。


だからHEMSも「電気代を見るモニター」ではもったいない

HEMSという言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。

Home Energy Management System。

家庭のエネルギーを管理する仕組みです。

「電気使用量が画面に表示されます」

だけなら、私は少しもったいないと思っています。

今日どれだけ発電したのか。

どれだけ自家消費したのか。

蓄電池にはどれだけ残っているのか。

いつ給湯するのか。

EVへいつ充電するのか。

こうしたものを家全体で考えるための司令塔として使う。

それがスマートハウスです。


「補助対象だから良い設備」とは限りません

これも大切なので言っておきます。

今回対象となるのは、

エコキュート。

ハイブリッド給湯機。

エネファーム。

それぞれ仕組みが違います。給湯省エネ2026事業【公式】

どれが一番いいのか。

私は一律には言えません。

家族人数。

お湯の使用量。

太陽光の容量。

蓄電池。

ガスの供給条件。

生活時間帯。

初期費用。

将来の交換費用。

何を優先するかで変わるからです。

だから、

「補助金が一番多い設備=あなたに一番いい設備」ではありません。

ここを間違えないでください。


家づくりで私が一番怖いと思う言葉があります

それは、

「標準ですから」

です。

「給湯器はこれが標準です」

「太陽光はこれが標準です」

「換気はこれが標準です」

もちろん住宅会社には標準仕様が必要です。

でも、

「なぜ?」

と聞いた時に答えられるでしょうか。

なぜこの給湯器なのか。

なぜこの容量なのか。

なぜこの太陽光容量なのか。

なぜこの蓄電池なのか。

なぜこの換気なのか。

そして、

あなたの家族にとって、なぜそれが必要なのか。

ここまで説明できて初めて、

「標準仕様」に意味が生まれると私は思っています。


住宅会社へ、この5つを聞いてみてください

これから家づくりをする方なら、給湯器を決める前に担当者へ聞いてみてください。

  • 「この給湯器を採用している理由は何ですか?」
  • 「太陽光でつくった電気を給湯に使えますか?」
  • 「10年、15年先の交換まで考えていますか?」
  • 「停電時、わが家では何が使えますか?」
  • 「給湯・太陽光・蓄電池・EVまで含めた年間エネルギー計画を説明できますか?」

すぐ答えられなくても構わないと思います。

調べて答えてくれればいい。

重要なのは、

その会社が「設備を売る視点」で見ているのか、「家族が暮らす視点」で見ているのか。

そこです。


明工建設が考える「省エネ」は、我慢することではありません

エアコンを我慢する。

お風呂を短くする。

電気をこまめに消す。

もちろん節約は大切です。

でも私が目指したい省エネ住宅は、

我慢してエネルギーを使わない家ではありません。

快適に暮らしているのに、

結果として使うエネルギーが少ない。

そして必要な電気はできるだけ自分の家でつくる。

これです。

高断熱・高気密にする。

換気で熱を無駄に捨てない。

湿度を管理する。

少ないエネルギーで冷暖房する。

太陽光で発電する。

給湯を賢く動かす。

蓄電池へ貯める。

EVにも使う。

そして停電時にも家族を守る。

全部つながっています。

これが明工建設が考える、

「空気と水と電気」の家づくりです。


補助金のニュースから、そこまで考える

「給湯省エネ2026が始まりました」

だけなら、国のホームページを読めば分かります。

住宅会社のブログなら、

私はその先をお伝えしたい。

なぜ国が給湯の省エネを進めているのか。

なぜ昼間の太陽光でお湯をつくる方向へ変わっているのか。

なぜ太陽光だけ載せても十分ではないのか。

そして、

その変化が、これから30年暮らすあなたの家とどう関係するのか。

そこまで知ったうえで、

自分たちで選んでほしいのです。


「どれを買えばいいですか?」の前に、一緒に整理しましょう

もし今、

「エコキュートはどれがいい?」

「太陽光は何kW必要?」

「蓄電池は必要?」

「オール電化がいい?」

「EVも考えた方がいい?」

情報が多すぎて分からなくなっているなら、

一度、明工建設へ持ってきてください。

他社さんの見積書でも構いません。

設備のカタログでも構いません。

まだ明工建設で建てると決めていなくても構いません。

まず、

ご家族がいつ電気を使って、いつお湯を使って、車にどれくらい乗って、災害時にはどこまで生活を維持したいのか。

そこから考えましょう。

設備から家族を合わせるのではありません。

家族の暮らしから、必要な設備を決める。

順番はこちらです。

そして最後に、

「だから、わが家にはこれなんだ」

と自分たちで分かった時、

もう住宅会社の営業トークに迷わされる必要はありません。

補助金は、家づくりの目的ではありません。

賢い家づくりを後押ししてくれる一つの道具です。

補助金が終わっても、

家族の暮らしは続きます。

だから私は、

今日もらえる数万円、十数万円だけではなく、

その家でこれから20年、30年暮らした時に何が残るのか。

そこまで一緒に考える住宅会社でありたいと思っています。

それが、

仁藤流のスマートハウスです。

ご縁を大切に唯一無二の家造り。

おかげさまで、ありがとうございます。


参考情報

給湯省エネ2026事業の申請は、対象となる住宅所有者が単独で直接行う仕組みではなく、登録された「給湯省エネ事業者」と契約して進める制度です。また、対象製品・性能要件、工事時期などの条件があります。制度内容や予算消化状況は変更・更新される可能性があるため、契約時点で公式情報をご確認ください。給湯省エネ2026事業【公式】

給湯省エネ2026事業 公式サイト

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