おかげさまです。明工建設の仁藤です。
皆さんは、冬の新潟県上越市に行かれたことがありますか?
静岡県掛川市あたりで暮らしていると、雪が降るだけでも珍しいことですが、上越の冬はまったく違います。
道路にも、屋根にも、辺り一面に雪が積もる。
外に出れば、冷たい空気が肌に触れる。
そんな雪国に、私が実際に宿泊したモデルハウスがあります。
それが、私たち明工建設が掛川市を中心に静岡県で展開している家づくりと、同じ考え方でつくられた「正圧の家」です。
なぜ、わざわざ新潟まで行って泊まったのか。
答えは簡単です。
人様に勧める家なら、まず自分が体感しておきたいからです。
建築の仕事を長く続けてきた私ですが、カタログの説明だけで住み心地を判断することはできません。
断熱性能の数字がよくても、実際の家が寒ければ意味がない。
換気設備が立派でも、部屋によって暑さや寒さが大きく違えば、暮らしやすいとは言えません。
だから私は、実際にその家に泊まり、空気や温度環境を自分で確かめてきました。
今日は、その経験も交えながら、明工建設がなぜ「正圧の家」に取り組んでいるのかをお話しします。
豪雪の朝、上越のモデルハウスは室内21℃を示していました
2025年2月6日、新潟県上越市。
雪が降り積もる朝6時2分、モデルハウスの換気リモコンには、こんな数字が表示されていました。
屋外温度2℃、湿度78%。
室内温度21℃、湿度45%。
そのとき、このモデルハウスを暖めていたのは、冬用のエアコン1台です。
夜の間も止めず、連続運転していました。
床暖房を何台も動かしていたわけではありません。
各部屋に個別の暖房を設けていたわけでもありません。
冬用エアコン1台で、換気リモコンの室内温度表示が21℃になっていたんです。
もちろん、正確にお伝えすると、この21℃は換気リモコンの測定位置での表示値です。
その朝、寝室や脱衣室を含めた全室が21℃だったという測定記録ではありません。
ただ、雪国の厳しい冬に、こうした室内環境が実際に記録されている。
これは、家づくりを考えるうえで大切な事実です。
そして私自身、上越のモデルハウスに宿泊しています。
写真や数字だけでなく、その家で過ごすという経験をしているんですね。
「本当にそんな家ができるの?」
そう聞かれたとき、私は単にメーカーの説明を繰り返すのではなく、自分が体験した家のことをお話しできます。
これは、私にとって大きな違いなんです。
そもそも、正圧の家って何でしょう?
「正圧」と聞いても、なかなかイメージしにくいですよね。
簡単にいうと、家の中の空気の圧力を、外よりわずかに高くする仕組みです。
通常の住宅でも24時間換気は行います。
ただし、換気の方法には違いがあります。
外の空気をどう取り入れるのか。
家の中をどう通すのか。
そして、どこから排出するのか。
明工建設が取り組んでいる正圧の家では、給気と排気を機械で管理し、室内から外へ空気が向かいやすい状態をつくります。
その結果、建物の隙間から外気が意図せず入り込むことを抑える方向に働きます。
ただし、ここで勘違いしてはいけないことがあります。
正圧にする換気設備を付けただけで、快適な家が完成するわけではありません。
家は、そんなに単純ではないんです。
正圧の家は、6つの技術を組み合わせてつくります
例えば、冬に暖かい空気をつくるのはエアコンです。
その空気を家の中へどう巡らせるかは、間取りや構造、換気の設計によって変わります。
さらに、せっかく暖めた空気を逃がさないためには、断熱と気密が欠かせません。
夏になれば、窓から入る日差しも大きな問題になります。
つまり、家全体を快適にするためには、いくつもの条件をそろえる必要があるんです。
私たちが重視しているのは、次の6つです。
1つ目は、構造区画を考えた設計。
建物の安全性を確保しながら、床下を含めて空気が流れやすい構造を計画します。
2つ目は、リビングにつながるストレート階段。
階段は、1階と2階を人が移動するだけでなく、空気が移動する経路にもなります。
3つ目は、吹き抜け。
吹き抜けには開放感を生む役割がありますが、それだけではありません。
上下階の空気をつなぐことも、大切な目的です。
4つ目は、正圧をつくる換気システム。
給気と排気を管理し、家の中の空気の流れを整えます。
5つ目は、適切なエアコンの選定と配置。
エアコンは、能力が大きければいいというものではありません。
設置する場所や向きによって、空気の届き方が変わります。
6つ目は、外付けブラインドなどによる日射対策。
夏の日差しは、室内に入ってから冷やすより、窓の外で遮ることが大切です。
この6つを、十分な断熱と気密を備えた建物に組み合わせる。
それが、私たちの考える正圧の家です。
換気設備だけを見ても、本当の性能は分かりません。
構造も、間取りも、空調も、すべてつながっているんです。
夏の温度環境は、明工建設の西方モデルハウスでも確認しています
冬の上越市だけではありません。
夏の温度環境については、明工建設の西方モデルハウスにも記録があります。
温湿度モニターには、親機で約23.5℃、湿度50%。
さらに、2階寝室、脱衣室、玄関に設置した子機も、おおむね23℃台、湿度50%台を示していました。
ここで注目していただきたいのは、単に室温が23℃台だったということではありません。
家の中の複数の場所で、近い温度が記録されていたことです。
皆さんも、こんな経験はありませんか?
夏の夕方、リビングはエアコンが効いていて涼しい。
でも、2階へ上がるとムワッと暑い。
寝る前に寝室のエアコンをつけて、冷えるまで待つ。
あるいは、冬の朝。
リビングは暖かいのに、廊下へ出ると寒い。
脱衣室で服を脱ぐと、思わず肩をすくめてしまう。
家の中に大きな温度差があると、こうした小さな不快感が毎日のように積み重なります。
だから、私たちは家の一部だけでなく、家全体の温度環境を考えているんです。
もちろん、西方モデルハウスのモニター表示も、そのときの実測記録です。
一年中、どの部屋も必ず同じ温度になるという意味ではありません。
それでも、実際の家で、複数の場所の温度を確認できることには価値があると思っています。
実は、設備が正常でも2階が31℃になった家があります
いい話ばかりではありません。
正圧の家づくりを考えるうえで、知っておいていただきたい事例があります。
2024年の夏、同じ仕組みを採用した別の工務店の住宅で、2階の暑さが問題になりました。
ある住宅では、晴れた日の正午ごろ、エアコンの真下が24℃だったのに、西側の部屋は31℃になっていたんです。
その差は7℃。
これだけ違えば、暮らしている方は不快に感じますよね。
調べてみると、換気設備は正常に動いていました。
問題になったのは、エアコンの位置や向き、吹き抜け周辺の壁、窓からの日射、閉め切った室内の扉などでした。
つまり、機械が悪かったわけではなく、空気の流れを含めた設計条件が十分にそろっていなかったんです。
私は、こういう事例も大切にしたいと思っています。
家づくりで本当に怖いのは、設備の名前や性能数値だけを信じてしまうことです。
設計が違えば、結果も変わります。
だからこそ、正圧の家を建てるには、仕組みを理解した設計と施工が必要なんです。
東京・小平市から、掛川まで来てくださったお施主様がいます
ここで、私たち明工建設にとって、うれしいお話をさせてください。
実は、東京都小平市から、わざわざ静岡県掛川市まで足を運んでくださったお施主様がいらっしゃいます。
目的は、この正圧の家を建てたいということでした。
東京から掛川まで。
決して近い距離ではありません。
住宅会社なら、東京にもたくさんあります。
それでも、掛川までお越しいただいた。
私は、このご縁を本当にありがたく思っています。
家は、人生の中でも大きな買い物です。
間取りも大切。
デザインも大切。
もちろん、価格も大切です。
でも、これから何十年も暮らす場所だからこそ、
「どんな空気の中で、毎日を過ごすのか」
「夏や冬に、家の中でどう感じるのか」
そうした目に見えない部分にも、価値を感じてくださる方がいらっしゃるんです。
そして、その家づくりを求めて、遠方から訪ねてくださる。
建築に携わる者として、これほどうれしいことはありません。
だからこそ、期待に応えられる仕事をしなければならないと、改めて思うんです。
なぜ、明工建設は掛川を中心に静岡県でこの家を建てているのか
私たち明工建設は、掛川市を中心に、静岡県で正圧の家づくりを展開しています。
新潟県上越市と、静岡県掛川市。
気候はずいぶん違います。
上越では、厳しい冬の寒さや雪への対応が重要です。
一方、静岡では、夏の強い日差しや蒸し暑さへの対策も欠かせません。
だから、上越の家とまったく同じ設備を入れれば、それでいいという話ではありません。
その土地の気候。
建物の向き。
窓の位置。
家族の暮らし方。
それらに合わせて、断熱、気密、換気、冷暖房、日射対策を考える必要があります。
私が上越のモデルハウスに宿泊して確かめたかったのも、設備の名前ではありません。
この家づくりの考え方が、実際の住環境にどうつながっているのか。
そこなんです。
その経験を、掛川を中心とした静岡県の家づくりに生かしていきたい。
そう考えています。
家の性能は、数字だけでは分かりません
私は、家の性能を表す数字を否定するつもりはありません。
断熱性能も、気密性能も、温湿度の測定値も大切です。
ただ、数字には必ず条件があります。
例えば、「エアコン1台で暖かい家」と言われたら、
どの地域で、どの季節に測ったのか。
家の広さはどれくらいか。
どこに温度計を置いたのか。
どんな間取りなのか。
エアコンはどのように運転していたのか。
そこまで知ることが大切です。
正圧の家でも、暑がりの方と寒がりの方では、感じ方が違います。
生活スタイルによっても、室内環境は変わります。
また、外気との温度差や風の条件によっては、常に正圧を維持できるとは限りません。
だから私たちは、必要に応じて空調を追加できる計画も大切にしています。
「エアコン1台だから、絶対に大丈夫」
そんな説明ではなく、
「こういう条件をそろえることで、家全体の温度差を小さくすることを目指しています」
と、きちんとお話ししたいんです。
それが、お客様に対する誠実さだと思っています。
これから家を建てる方へ。ぜひ、空気の流れを見てください
家を見学するとき、皆さんはどこを見ますか?
キッチンでしょうか。
リビングの広さでしょうか。
収納でしょうか。
もちろん、どれも大切です。
でも、私はもう一つ、見ていただきたいものがあります。
それが、目には見えない空気の流れです。
例えば、リビングから階段を上がったとき。
寝室に入ったとき。
脱衣室に立ったとき。
温度や空気の感じ方に、どんな違いがあるでしょうか。
そして、その環境をつくるために、どんな設計がされているのでしょうか。
家は、完成した瞬間がゴールではありません。
そこから、毎日の暮らしが始まります。
朝、目が覚める。
顔を洗う。
家族で食事をする。
仕事から帰ってくる。
お風呂に入る。
そして、また眠る。
そんな当たり前の日常を、できるだけ心地よく過ごしていただきたい。
私は、そのために家をつくっているんです。
「この家に住みたい」と思っていただける家づくりを
新潟県上越市の雪の朝。
冬用エアコン1台で、換気リモコンの室内表示が21℃だったモデルハウス。
私自身も宿泊し、その家で過ごす経験をしました。
そして、明工建設の西方モデルハウスでは、真夏に複数の場所で近い温度が記録されています。
こうした実例を踏まえ、私たちは掛川市を中心に静岡県で正圧の家づくりを進めています。
さらに、東京都小平市から、わざわざ掛川まで訪ねてくださったお施主様もいらっしゃいます。
家の性能を伝えることは大切です。
でも、私が本当に伝えたいのは、性能の先にある暮らしです。
夏の暑さ。
冬の寒さ。
家の中の温度差。
そして、毎日を過ごす空気の環境。
これらを、設計の段階から一つひとつ考えていく。
正圧の家は、設備一つでできる家ではありません。
構造、断熱、気密、換気、空調、日射対策。
それぞれを組み合わせて、住み心地をつくる家なんです。
数字は手段。住み心地が目的。
この考え方は、これからも変わりません。
掛川市を中心に静岡県で家づくりをお考えの方は、ぜひ明工建設の家を体感してみてください。
遠方の方も、どうぞお気軽にご相談ください。
家づくりについて、じっくりお話しできるご縁を楽しみにしています。
ご縁を大切に。
住んでからがお付き合いの始まり。
おかげさまでありがとうございます。
お読みいただき、ありがとうございます。
もし今回の内容に少しでも共感いただけたなら、
こちらもきっとお役に立てると思います。
明工建設が選ばれる理由とは?
第1位 住む人の幸せを考え抜いた高性能住宅

明工建設の家は強い方が売れる、省エネだから売れる・・・
そんな安っぽい理由で、住宅を高性能にしているわけではありません。
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M-THE BESTに代表されるように、明工建設の家は常に最新の技術を提供します。
それなのに誰もが納得、いやそれ以上のコスパの良さで皆様に選ばれています。
それを実現出来るのは、圧倒的な仕入れ力と無駄なお金を使わない工事力があるからです。



