猛暑日でも6畳用エアコン1台で家中ひんやり。明工建設が「温度」ではなく“空気そのもの”を設計する理由

おかげさまです。
明工建設の仁藤です。

今年の夏も、本当に暑いですね。

外気温が35℃を超える日が珍しくなくなり、南側の外壁や屋根は、触れられないほど熱くなります。

そんな日に多くのご家庭では、

「エアコンをつけているリビングは涼しいけれど、廊下へ出ると暑い」

「トイレに入った瞬間、むっとする」

「2階へ上がると熱気がこもっている」

「設定温度を下げたいけれど、電気代が怖い」

ということが起きています。

でも私は、ここで一つ問いかけたいのです。

それは本当に、“夏だから仕方がない”のでしょうか。

明工建設のモデルハウスでは、外気が猛暑でも、家全体を大きく冷やすために何台もの大型エアコンを使う、という発想をしていません。

むしろ逆です。

家そのものを、少ないエネルギーで快適になるようにつくる。

その結果として、条件の整ったモデルハウスでは、夏場に6畳用エアコン1台を中心に、家全体を快適な温度帯へ保つという運用ができています。

今日は、その理由を「5つの驚き」に分けてお話しします。


驚き1 30坪前後の家を、なぜ6畳用エアコン1台で冷やせるのか

普通に考えれば不思議ですよね。

30坪前後の家なら、

リビングに大型エアコン。

寝室に1台。

子ども部屋にも1台ずつ。

それが当たり前だと思われています。

でも、それは「家そのものが熱をたくさん入れてしまう」ことを前提にした考え方でもあります。

明工建設が先に考えるのは、

エアコンを大きくすることではなく、家が受ける熱負荷を小さくすること。

です。

高断熱。

高気密。

窓性能。

日射遮蔽。

外付けブラインド。

換気。

湿度管理。

こうした部分を一つずつ整えていけば、そもそも大量の冷房能力を必要としなくなります。

車で言えば、燃費の悪い車に大きなガソリンタンクを積むのではなく、

燃費そのものを良くする。

同じ考え方です。

エアコン能力を上げる前に、住宅の“電費”を良くする。

これが仁藤流です。


設定温度を極端に下げない

モデルハウスで夏場に運転しているエアコンも、20℃や21℃といった極端な設定ではありません。

25℃台を一つの目安に運転し、それでも家全体が24〜25℃程度の快適な範囲に収まっている状態を目指します。

私は、

「低い数字を出すこと」=「良い住宅」

だとは思っていません。

20℃の部屋をつくっても、寒ければ意味がない。

身体へ冷たい風が直撃しても快適とは言えない。

本当に大切なのは、

家中のどこへ行っても大きな温度差がなく、自然に快適と感じること。

なのです。


驚き2 「正圧の家」が外気の侵入を抑える

明工建設の大きな特徴が、

「深呼吸する正圧の家」

です。

一般的な住宅では、換気扇などによる排気量が多くなると、室内が外より低い圧力、つまり負圧側になりやすくなります。

負圧になれば、家は不足した空気を外から取り込もうとします。

もし建物に計画されていない隙間があれば、そこから高温多湿の外気が入り込みやすくなります。

そこで明工建設では、高い気密性能を確保したうえで、給気と排気を制御し、家の中をわずかに正圧側へ保つという考え方を採用しています。

これは、

「室内の空気が外へ向かいやすい環境をつくる」

ということです。

ただし、ここは正確にお伝えしたい。

正圧にしたから、外の熱が魔法のように押し返されるわけではありません。

主役はあくまで、

断熱。

気密。

窓。

日射遮蔽。

です。

正圧は、計画外の隙間から高温多湿の外気を吸い込みにくくし、空気の入口を管理しやすくする技術です。

私はこの差が、これからの高気密住宅では非常に大きいと考えています。


外壁が熱くても、室内側まで同じ温度にはさせない

真夏の日射を受ければ、外壁や屋根は非常に高温になります。

窓も同じです。

だから住宅で重要なのは、

「外が熱くならないこと」ではありません。

そんなことはできません。

重要なのは、

外で受けた熱を、室内までどれだけ伝えないか。

です。

高性能な断熱材。

高性能サッシ。

適切なガラス。

外側での日射遮蔽。

そして気密。

一つだけではなく、複数の防御を重ねることで、外部環境と室内環境を切り離していきます。

これが高性能住宅の本当の意味です。


驚き3 リビングだけではなく、トイレもクローゼットも快適

私が住宅性能を見るうえで、とても大切にしているものがあります。

それは、

一番快適な場所の温度ではなく、一番条件の悪い場所の温度を見ること。

です。

リビングだけ24℃でも意味がありません。

トイレは30℃。

洗面脱衣室は29℃。

2階の廊下は32℃。

それでは家全体が快適とは言えません。

明工建設が目指すのは、

リビング。

玄関。

廊下。

トイレ。

子ども部屋。

寝室。

クローゼット。

床下。

こうした場所の温湿度差を、できる限り小さくすることです。

モデルハウスでは、場所を移動しながら測定しても、室温が大きく変わらない状態を確認できます。

この違いは、身体で感じるとよく分かります。


本当に怖いのは「温度差」です

夏なら、

涼しいリビングから蒸し暑い脱衣所へ移動する。

冬なら、

暖かいリビングから冷え切った廊下やトイレへ出る。

人間の身体は、そのたびに環境変化へ対応しなければなりません。

私は、

家とは人間に我慢を要求するものではなく、身体への負担を減らすもの

であるべきだと思っています。

だから明工建設では、

「LDKが何℃です」

だけではなく、

家全体がどうなっているか

を大切にしています。


クローゼットまで空調されていることの意味

クローゼットは、意外に住宅の弱点になりやすい場所です。

扉を閉める。

空気が動かない。

外壁側。

衣類が密集している。

条件が重なれば、湿気がこもりやすくなります。

しかし家全体の温度と湿度が安定し、空気が計画的に動けば、こうした奥まった場所の環境も整えやすくなります。

つまり、

快適性だけでなく、収納環境やカビ対策にもつながる。

これも、全館を一体として考えるメリットです。


驚き4 エコウィンがつくる「風だけに頼らない涼しさ」

そしてモデルハウスで体感していただきたいのが、

ecowin HYBRID(エコウィンハイブリッド)

です。

普通のエアコンは、冷たい空気を吹き出して室温を下げます。

もちろん効率の良い設備です。

ただ、

風が苦手。

冷気が身体へ当たると疲れる。

足先だけ冷える。

という方もいます。

そこで放射による熱移動も利用します。

エコウィンのパネルを冷やすことで、周囲との放射熱交換を利用して体感を整えます。

近くに立ってみると、

「冷たい風が当たっている」

とは違う感覚があります。

私はこれを、

森の中や洞窟へ入った時のような、身体を包む涼しさ

と表現することがあります。


温度より重要なのが「湿度」

そして日本の夏では、ここを絶対に忘れてはいけません。

湿度です。

気温25℃でも湿度が80%なら、蒸し暑く感じます。

一方で同じ25℃でも湿度が50〜60%程度なら、ずいぶん爽やかに感じます。

だから、

「何℃ですか?」だけを見てはいけない。

温度。

湿度。

気流。

壁や床・天井の表面温度。

これらを総合的に見る必要があります。

私は明工建設の家で、夏に湿度50%台を一つの快適な目安として考えています。

温度を無理に下げず、湿度を整える。

その方が身体にも優しく、省エネにもつながりやすいのです。


驚き5 住宅性能の最後は「空気の質」へ行き着く

私は以前から、

これからの住宅は断熱競争の先に、IAQ=室内空気質の時代が来る

とお話ししています。

どれだけ暖かくても、空気がよどんでいれば良い家とは言えません。

どれだけ涼しくても、寝室のCO2濃度が上がっていれば、快適な睡眠環境とは言えない。

そこで明工建設では、

温度。

湿度。

CO2。

換気。

気圧。

など、目には見えないものまで測定しながら考えます。

モデルハウスでCO2濃度が外気に近い低い範囲で安定していれば、それは換気が適切に機能しているかを考える一つの手掛かりになります。

だから私は、

空気を感覚だけで語らず、数字でも確認する。

これを大切にしています。


オゾンについては「多ければ良い」ではありません

一方で、空気環境については慎重さも必要です。

オゾンは消臭や酸化作用を利用する技術がありますが、濃度が高ければ人の呼吸器へ刺激を与える可能性があります。

そのため、

「オゾンがあるから健康的」

と単純に言うべきではありません。

採用する場合は、製品仕様、安全基準、運転条件などを確認し、人が常時過ごす空間では適切な濃度管理を行うことが大前提です。

健康住宅を名乗るなら、良い面だけではなく、注意点まで説明する。

私はそれが住宅会社の責任だと思っています。


床下が25℃前後で安定していることの意味

明工建設では、基礎断熱によって床下を外部空間として切り離すのではなく、住宅の温熱環境の一部として考えます。

これはとても大切です。

昔ながらの床下は、外気が入ります。

夏なら高温多湿。

冬なら冷たい外気。

そのすぐ上で人が暮らします。

一方、基礎断熱によって床下まで断熱・気密ラインの内側へ入れ、温湿度を管理する。

すると、

床表面温度が安定する。

床下配管も極端な環境変化を受けにくい。

湿度を管理しやすくなる。

カビや結露のリスク低減にもつながる。

ただし、基礎断熱だからシロアリやカビが「絶対に発生しない」わけではありません。

防蟻。

防湿。

点検。

換気・空調設計。

これらを組み合わせて初めて、健全な床下環境を維持できます。


「6畳用1台」という数字だけ真似してはいけない

ここは非常に重要なので、お伝えしておきます。

この記事を読んで、

「じゃあ、どんな30坪の家でも6畳用エアコン1台で大丈夫なんですね」

とは考えないでください。

違います。

エアコン容量は、

地域。

家の断熱性能。

気密性能。

窓面積。

日射。

方位。

家族人数。

内部発熱。

間取り。

換気量。

設定温湿度。

などによって変わります。

つまり、

6畳用エアコンがすごいのではありません。

小さなエアコンで足りるほど、

家そのものの負荷を小さくしていること

に意味があるのです。

ここを間違えないでください。


高性能住宅とは「大型設備を入れた家」ではない

私はこれからの住宅業界で、ここが大きな分かれ目になると思っています。

高性能住宅だから、

大型エアコン。

大容量空調。

大量の設備。

それではありません。

むしろ反対です。

建物そのものの性能を上げれば、設備を小さくできる。

設備を小さくできれば、

初期費用。

交換費用。

消費電力。

室外機の数。

メンテナンス箇所。

すべてを減らせる可能性があります。

私はこれこそ、本当に合理的な高性能住宅だと思っています。


明工建設が売っているのは「UA値」でも「C値」でもありません

もちろん、性能数値は大切です。

明工建設も断熱性能にこだわります。

全棟で気密測定もします。

C値0.3程度を一つの基準として施工精度を確認します。

でも、

私たちが売りたいのは数字ではありません。

真夏に玄関を開けた瞬間の、あの感覚です。

「あれ?涼しい」

リビングだけではない。

廊下へ行っても変わらない。

トイレでも暑くない。

2階へ上がってもむっとしない。

寝室でも気持ちいい。

それを体感した時に初めて、

UA値やC値という数字の意味が分かる。

だから私は、

性能は説明するものではなく、最後は身体で感じてもらうもの

だと思っています。


そして、この家は「電気を買わない家」へつながる

ここで、スマートオフグリッドの話につながります。

なぜ明工建設が、小さなエネルギーで家全体を快適にすることにこだわるのか。

理由は簡単です。

エネルギー自立しやすくなるからです。

一日中、大型エアコンを何台も動かす家と、

小さなエアコン1台を中心に快適にできる家。

どちらが太陽光発電で賄いやすいでしょう。

当然、後者です。

だから、

高断熱。

高気密。

正圧換気。

日射制御。

高効率空調。

太陽光。

蓄電池。

HEMS。

EV。

V2H。

すべてが一つにつながる。

明工建設のスマートオフグリッドハウスは、太陽光パネルを載せただけの家ではありません。

そもそも少ないエネルギーで暮らせる家をつくり、その少ないエネルギーを自分でつくる。

ここが本質です。


仁藤流の結論 家づくりは「見えない空気」を設計する仕事になる

これから家を建てる皆さん。

家を選ぶ時、

キッチン。

床。

外観。

間取り。

もちろん見てください。

全部大切です。

でも最後に、ぜひ聞いてみてください。

「真夏、この家のトイレは何℃になりますか?」

「クローゼットの湿度はどうなりますか?」

「床下の温湿度は測っていますか?」

「家の中は正圧ですか、負圧ですか?」

「寝室のCO2はどうなりますか?」

この質問に、数字と実測結果を交えて答えられるか。

私はそこに、本当に住み心地を考えている住宅会社かどうかが表れると思っています。

高性能住宅とは、

冬暖かいだけの家ではありません。

夏涼しいだけでもありません。

一年中、家のどこへ行っても身体が楽で、少ないエネルギーで、その環境を維持できる家。

そして、

電気代が上がっても。

猛暑になっても。

停電しても。

できる限り家族の日常を守れる家。

それが、私たち明工建設がつくりたい住宅です。

6畳用エアコン1台という数字は、目的ではありません。

その数字は、

家そのものを徹底的に考えた結果として現れた一つの答え

なのです。

外気温35℃を超える日にこそ、ぜひ明工建設のモデルハウスへ来てみてください。

玄関を開けた瞬間。

廊下へ歩いた時。

トイレへ入った時。

2階へ上がった時。

そして、エアコンの前から離れた時。

「家全体が涼しいとは、こういうことなのか」

その答えは、文章よりもご自身の身体が一番早く教えてくれると思います。

ご縁を大切に唯一無二の家造り

住んでからがお付き合いの始まり。

目に見えるデザインも。

目に見えない空気も。

家族の健康も。

未来のエネルギーも。

その全部を、一棟の家として設計する。

それが明工建設の仁藤流です。

おかげさまでありがとうございます。

猛暑日でも6畳用エアコン1台で家中ひんやり。明工建設が「温度」ではなく“空気そのもの”を設計する理由 - YouTube

【チャプター(目次)】00:00 1台のエアコンの奇跡02:18 熱負荷の削減02:53 正圧の秘密03:54 モデルハウスでの実証05:05 見えない空気の質を極める06:33 オフグリッドな未…

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