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適材適所という考え方 制振装置について!by一級建築士#仁藤流

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適材適所という考え方 制振装置について!by一級建築士#仁藤流
適材適所という考え方 制振装置について!by一級建築士#仁藤流
制振ダンパー設置により3/16震度4の揺れでも漆喰壁にひび割れも無し
おはようございます。
一級建築士の仁藤です。

皆様もご存知かもしれませんが?
適材適所という言葉があります。
これは法隆寺を再建した棟梁西岡先生が言っていた言葉でもあります。

木には癖がある、その癖を読み取って木組をするといったことが、適材適所でもあります。
これは人にもあてはまりますね? 人にも癖がありますから・・・・
先生は木を見るには山を見ろともおしゃっていました。 南に生えてる木と北に生えている木は木質が違うということです。
もっと詳しく知りたい方は、直接お話しますので、ご連絡ください。

ではお題の制振装置について、お話します。
皆様もご存知のように制振装置も色々なメーカーからいろいろな商品が発売されています。

弊社でも、地盤改良の免震工法や、土台下に設置する減震プレート、アルミ合金製の制振筋交い、油圧ダンパー製の制振ダンパーなど
いろいろと採用しています。


ここで私が大切にする考えは、適材適所ということです。それは地盤の状態や、建物の構造、階数、大きさ、使用目的などです。
もちろん同じ種類の装置でもの、メーカーごとに複数同じようなものが販売されています。

特に油圧ダンパーなどはそうです。もともと車のショックアブソーバーの技術を応用しているので、その部分の特許はありません。
オープンにされた技術です。
では何を根拠に製品を選ぶかということですが、私の場合は見えないものを大事にするということです。

それは実験データーかもしれません、ユーザーの口コミかもしれません、過去の地震災害での実績かもしれません。
それ以外に私は、それを扱っている人そのものをみます。
それは、誠実さかもしれません。情報提供量かもしれません。熱意かもしれません。覚悟かもしれません。

結論をいいますと、その製品が三方良しになっているかということです。これは近江商人が商売の基本として
昔から伝えられて来ていることです。
売り手よし、買い手よし、世間よしです。
私はこの想いを感じなければ、その製品をお客様に薦めることは致しません。

お陰様でありがとうございます!