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【店長流】

住まい造りの落とし穴 #店長流
住まい造りの落とし穴 #店長流

■多くの人が落ちてしまう落とし穴です



2月も早いものでもう19日です。

今年はうるう年ですので、29日までありますが、毎年2月はあっという間に過ぎていく感じがあります。

なので、何か焦ってしまって落とし穴にはまる・・・

普段ならそんなことはないことでも、何かしらのことが起こってしまうんです^^;

そんなことが多い月だったりします。



そんな流れから今回は「住まい作りの落とし穴」の話をしていこうと思います。

住宅づくりは一生に一回の大切なイベントです。

だからこそ普段なら気を付けていることが、出来なかったりするものなのです・・・・




■普段は大金な10万円が、たった10万円となってしまう




一番多い落とし穴は、お金の話です。

住宅を建てるには大金がいり、その額が普段取り扱う額ではないので、多くの方が金銭感覚がおかしくなります。


普段10万円と言ったら、多くの方は大金と言うと思います。

しかし、住宅の金額が2000万円、3000万円となると、普段は大金であるはずの10万円がなんだか小さく思えて、たったの10万円みたいな感覚になってしまう方が多くいます。


確かに2000万円に比べたら、たったの10万円ですが、10万円は本来は大金のはずです。

その感覚を忘れてしまい、気がついたら多くのお金を払ってしまった・・・

そんなことにならないようにしたいものです。


お金は1円でも無駄にしてはいけない大事なものである!

住宅建築の時には、そう自分に言い聞かせて下さいね^^




■インスタとかの他人の家の画像に踊らされる




これは最近とても増えてきました。

ああいった画像や動画をみることで、参考にする程度なら上手な使い方かもしれませんが、中にはああいった家が普通で、自分もそういった家にしなくてはいけない、恥ずかしいみたいな感覚になってしまっている人がとても増えました。

確かにオシャレだったり、使いやすい間取りだったりと参考にはなりますが、それらがあなたにとって最良であるとは言えません。


例えば先日ですが、大きな窓が全面に施工されていて、リビングに居ながらまるで外にいるかのような、そんなホテルみたいな画像をみました。

確かに、デザインは良かったし、解放感は本当にやばかったです。

ですが、同じ家をあなたの希望地に建てたらどうでしょう?

その希望地が土地の南側に大きな道路があり、そこからしか車の出入りが出来ないような敷地だった場合、そんな窓ばっかりの家だと、道路から丸見えです^^;

きっと年中カーテンを使用して、解放感どころか、年中まっくらな家が完成します・・・


そういった家は、庭が100坪あるとか、前面が海や山などでロケーション抜群であるとかの方向けの家なんです。


画像や動画は良く見られたいので、良い部分だけを切り取って写していることがほとんどです。

その他の部分は、本当にふつーな家だったりします。

参考にするのはいいですが、その程度の使い方にしてみてください。


あと、こういった画像は、お金が掛かっている部材を多く使用したりしているケースがほとんどです。

やはりお金を掛ければ凄い物が出来ますので、そういったものを自慢したい・・・

そんな心理もあって画像をUPしているんだと思ってください。




■「家」という商品を買ってしまう。



最後にこれは私がよく言っていることになります。

住宅建築とは、本来そこに住まうことで幸せになったり、快適になったりすることが目的のはずです。

なので、その自分の希望や理想が最大限になるような建築をするべきなのです。


しかし、多くの方がその目的を忘れその結果、多くの後悔が詰まった家を買ってしまいます。

その理由は、ハウスメーカー、ビルダーの商品は「家」だからです。

何を当たり前なことを言っているの?

なんて言われるかもしれませんが、ここはしっかりと理解をしておかなければいけません。


再度確認しますが、あなたは欲しい物は幸せや快適などの自分の理想のはずで、「家」ではないですよね?

極論、家を買わずにそれが実現出来るのなら、それでもいいはずです。

だから、本来は大金を出して買うべきなのは幸せや快適で、「家」ではないのです。


ただし、あなたがフィギュアやカードゲーム、ぬいぐるみなどを収集するコレクターのように、「家」を集めるコレクターなら話は違います。

そういった方ならどうぞ良い「家」買って下さい。


しかし、家を買うほとんどの人はそうではないですよね?

なのに多くの人、私の感覚では70%以上の人が幸せや快適ではなく、「家」という商品を買います。

それは、ハウスメーカーやビルダーは「家」という商品しか売っていないからです。

そしてそこから「家」を買うから、多くの人は「家」という商品を買っていることになります。




■なぜハウスメーカーやビルダーは「家」を売るのか?



先ほどお話した通り、誰もが自分の理想が欲しくて、建築を考えます。

だったら、ハウスメーカーやビルダーもそれを売ればいいと思いませんか?


しかし、そういった会社は幸せや理想を商品にすることが出来ないのです・・・

それはなぜだと思いますか?


理由は簡単で、幸せや理想といった形のない物は、人によってまったく異なるからなんです^^;

それはもう一人一人異なりますし、同じ家族でも、夫婦でも異なります。

そういったものを商品にすることが出来るのか?

ちょっと考えたら出来ないことくらい簡単に分かります。


特にハウスメーカーやビルダーは、年間に数千棟や数万棟と言った数の「家」を受注します。

その数だけ、商品が用意出来たら良いですが、無理なのは明らか。

だから、無理な物を売ることはせずに、自分達で売れるものを売っているのです。


そう、それが「家」なんです。


そして、それが自分達の最良であると思い買ってしまう。

でも買ったものは最良ではなく、ある意味妥協の塊なので、そのギャップが後悔へと繋がります。


これがある意味一番の落とし穴です。



■まとめ



今回は住まいづくりの落とし穴として、記事を書いていきました。

私は今の時代、真剣に家づくりを考えているのなら、そうそう変な家を手に入れることはないと思っています。

それほど、今あるハウスメーカーやビルダーは数多くの災害や、リーマンショックなどの危機などを乗り越えて、その都度倒産の危機に立たされた結果、とても会社と洗練されています。


しかし、いつの時代もこのお金と理想のギャップに関しては、落とし穴に落ちてしまう人が多くいます。

特に「家」という商品の購入は、今後も続いていきますので、せめてこの記事を読んでくれた方だけでも気を付けて欲しいと思います。


その方法としては、自分の理想を貫きとおすこと。

これしかありません。

ただ、これってとても大変なことなので、多くの方が妥協をしてしまいます。

そうならないように、皆さんも気を付けて下さいね^^


その秘訣は「家族や自分の将来の笑顔を想像すること」

これが一番の方法だと私は思います。


それでは、また!