人生の一大イベントである家づくりだからこそ、土地選びにも一切の妥協を許したくないですよね。
ただ、土地選びは必ずしも希望の条件を全て満たす土地が見つかる保証はないため、時には妥協が必要な場合も。
本記事では、間取り設計の難易度が高いと言われている南北に細長い地形のメリットについて解説します。
間取り設計のコツについても解説しますので、ぜひお読みください。
□南北に細長い土地のメリットとは？
土地選びにおいて希望する全ての条件を満たすことは難しいため、例えば立地を優先すると土地の地形まで希望通りにならないこともありますよね。
ここでは、南北に細長い地形を選んだ際のメリットについて解説します。
妥協したと感じていた地形が、意外と良い選択だったと思えるかもしれません。
＊坪数が広い
一概には言えませんが、南北に細長い地形は坪数が広いケースがあります。
細長くはなってしまいますが奥行きがあるため、工夫次第で広い家を実現できるかもしれません。
＊庭を確保できる
坪数が広いということはスペースに余裕が生まれ、庭が作れるため庭が欲しいという方にとっては嬉しい地形です。
お庭でガーデニングやお子様との時間を楽しむことは、持ち家ならではの醍醐味とも言えますね。
＊日当たりを確保しやすい
南北に長い地形の最大の魅力は、南側に他の家が建つことがないため日当たりを確保しやすい点にあるでしょう。
家を建てる際は日当たりが確保できても、後から家が建ったので日当たりが確保できないというケースは珍しくありませんが、
南北に細長い地形の場合はその心配はありません。
□南北に細長い地形を活用した間取りを作るポイント
南北に細長い地形の間取りを考える難易度は決して低くありませんが、以下の点を考慮して間取りを考えてみましょう。
・日当たりが確保できる場所を明確にする
南北に細長い土地は南側にスペースを設けることで日当たりを確保できますが、間口いっぱいに建物を建ててしまうと、
隣の家が建った際に十分な日当たりを確保できない可能性も。
そこで、間取りを考える前に、日当たりが確保できる場所を明確にしましょう。
・隣の家の窓の配置を配慮する
間口が狭い場合は隣の家との距離が近くなるケースが多いため、お互いのプライバシーを確保するためにも事前に窓の位置を確認しておくことが大切です。
□まとめ
南北に細長い土地は一見、デメリットが多くある間取りのように思えますが、
間口にゆとりを持たせることで日当たりを十分に確保できたり、マイホームならではの魅力であるお庭も設けるスペースを確保できたりと、
メリットも多くある地形です。
南北に細長い地形の間取りを考える際は、隣の家の窓の位置や日当たりが確保できる場所を事前に確認すると、
この地形の良さを活かした間取りを作れるでしょう。
追伸・・・・南北に長い土地の場合でも、北側接道の北側玄関と南側接道の南側玄関ではプランの考え方配置も違います。
私の場合は、その敷地の太陽の冬至の日射量、隣地の影の影響を一番重要視します。
北側玄関のほうが、南側にLDKを設けやすかったりもしますし、南側にお庭や家庭菜園も可能。
南側玄関にした場合は、車の駐車場が一番日当たりの良い場所になってしまい，北側にLDKなんてこともあるかもしれません。
一概にどちらがベストということは、敷地調査によって確認することが大切です。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
おかげさまでありがとうございます。
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