【店長の分かりづらい住宅用語解説】瑕疵って何?完成後に「本当は不具合があった」と分かったときの話

【店長の分かりづらい住宅用語解説】瑕疵って何?完成後に「本当は不具合があった」と分かったときの話

【店長の分かりづらい住宅用語解説】
瑕疵って何?完成後に「本当は不具合があった」と分かったときの話

明子
明子: 店長、今回は「瑕疵」について聞いてみたいです。
住宅の話でたまに出てくる言葉ですけど、読み方も意味も難しいですね。
店長
店長: そうだね。
「瑕疵」は「かし」と読むんだ。
住宅用語の中でも、かなり分かりにくい言葉だけど、家づくりではとても大切な考え方なんだよ。
住宅の契約や保証の話で出てくる「瑕疵」という言葉。

普段の生活ではほとんど使わない言葉なので、初めて聞くと難しく感じる方が多いと思います。
でも、住宅でいう瑕疵は、簡単に言うと、本来あるべき品質や状態に欠けていることです。

今回は、店長と明子の会話を通して、「瑕疵」とは何か、完成後に不具合が見つかったときにどう考えればよいのかを、できるだけ分かりやすく解説します。

1. 瑕疵とは「本来あるべき状態に欠けていること」

まず、「瑕疵」という言葉の意味から整理しましょう。

瑕疵は「かし」と読みます。
とても難しい言葉ですが、住宅の話では「不具合」「欠陥」「本来あるべき状態ではない部分」と考えると分かりやすいです。

たとえば、家として当然備わっているべき安全性や防水性、強度などに問題がある場合、それが瑕疵として扱われることがあります。

瑕疵をやさしく言うと

瑕疵とは、簡単に言うと「本来あるべき品質や状態に欠けていること」です。

住宅でいえば、
・雨漏りしてしまう
・構造上、大切な部分に問題がある
・契約で予定していた内容と違う
・普通に暮らすうえで必要な性能が足りない

こうした「本来そうあるべきではない状態」を指すときに使われることがあります。
明子
明子: 「瑕疵」という言葉だけ聞くと難しいですけど、「本来あるべき状態ではない不具合」と考えると分かりやすいですね。
店長
店長: その通り。
難しい言葉だけど、まずは「欠けているところ」「問題があるところ」とイメージするといいね。

2. 小さなキズや汚れが、すべて瑕疵になるわけではありません

ここで注意したいのは、家にある小さなキズや汚れ、使っていく中で自然に起こる変化が、すべて瑕疵になるわけではないということです。

住宅は、人の手でつくるものです。
また、完成してから暮らしていく中で、床や壁に小さなキズがついたり、建具の調整が必要になったりすることもあります。

もちろん気になる点はきちんと相談すべきですが、瑕疵として扱われるかどうかは、その不具合の内容や原因、契約内容、保証内容によって変わります。

状態の例 考え方
引渡し時からある大きな不具合 内容によっては、施工上の問題や契約内容との違いとして確認が必要です。
雨漏りや構造に関わる問題 住宅の基本性能に関わるため、早めに相談・確認することが大切です。
暮らしてから付いたキズや汚れ 使用によるものの場合、瑕疵とは別に考えることがあります。
経年変化による色あせや劣化 年月によって自然に起こる変化は、保証対象外になる場合があります。
設備機器の不具合 メーカー保証や住宅会社の保証内容を確認する必要があります。
明子
明子: なるほど。
「不具合がある=全部が瑕疵」というわけではなく、内容や原因を確認する必要があるんですね。
店長
店長: そうだね。
大切なのは、気になることがあったときに、自己判断だけで終わらせず、早めに住宅会社へ相談することなんだ。

3. 完成後に「本当は不具合があった」と分かることもあります

家は、完成時に検査を行い、確認をしてから引渡しをします。

それでも、暮らし始めてから初めて気づくこともあります。
雨が降ったときに分かること、季節が変わってから分かること、しばらく使ってみて分かることもあるからです。

たとえば、雨漏り、床の傾き、建具の不具合、設備の不調、外壁や屋根まわりの問題など、内容はさまざまです。

完成後に気づくことがある理由

・雨の日になって初めて分かることがある
・季節による温度や湿度の変化で気づくことがある
・実際に暮らして使ってみて分かることがある
・時間が経ってから症状が表れることがある

家は完成した瞬間だけでなく、暮らし始めてからも確認していくことが大切です。
明子
明子: 完成したときには分からなくても、暮らし始めてから分かる不具合もあるんですね。
店長
店長: そうなんだ。
だからこそ、家づくりでは引渡し後の対応や保証の考え方も大切なんだよ。

4. 今は「瑕疵担保責任」より「契約不適合責任」という言葉も大切です

住宅や契約の話では、昔から「瑕疵担保責任」という言葉が使われてきました。

ただし、現在の民法では「契約不適合責任」という考え方が使われる場面が増えています。

契約不適合責任とは、簡単に言うと、引き渡されたものが契約で決めた内容に合っていない場合に、売主や施工者側が負う責任のことです。

契約不適合責任をやさしく言うと

契約で決めた内容と、実際に引き渡されたものが合っていない場合の責任です。

たとえば、
・契約で予定していた性能と違う
・本来あるべき品質を満たしていない
・説明された内容と実際の状態が違う
・住まいとして大切な部分に問題がある

こうした場合に、契約内容や状況に応じて対応を考えることになります。
明子
明子: 「瑕疵」という言葉だけでなく、「契約した内容と合っているか」という見方も大切なんですね。
店長
店長: その通り。
難しい法律用語に見えるけれど、お客様目線で言えば「約束した内容の家になっているか」を確認する考え方なんだ。

5. 新築住宅では、大切な部分に10年間の責任があります

新築住宅では、特に重要な部分について、住宅会社や売主が責任を負う仕組みがあります。

代表的なのは、家の構造に関わる部分と、雨水の浸入を防ぐ部分です。

これらは、家の安全性や長く安心して暮らすためにとても大切な部分です。

新築住宅で特に大切な部分

・構造耐力上主要な部分
家を支える柱、梁、基礎など、建物の強さに関わる大切な部分です。

・雨水の浸入を防止する部分
屋根、外壁、開口部まわりなど、雨漏りを防ぐために大切な部分です。

こうした部分は、家の安心に直結するため、法律上も特に重要なものとして扱われています。
明子
明子: 家の安全性や雨漏りに関わる部分は、特に大事に守られているんですね。
店長
店長: そうだね。
家は見た目だけでなく、構造や防水といった見えにくい部分がとても大切なんだ。
だから、完成後の保証や点検も含めて考えておきたいね。

6. 気になる不具合を見つけたら、早めに相談しましょう

暮らし始めてから気になる不具合を見つけたときは、放置せず、早めに住宅会社へ相談しましょう。

小さな症状に見えても、原因を確認した方がよい場合があります。
特に、雨漏り、水まわり、構造に関わるような症状は、早めの確認が大切です。

そのときは、いつ気づいたのか、どんな状態なのか、写真や動画を残しておくと、状況を伝えやすくなります。

不具合に気づいたときのポイント

・いつ気づいたかをメモしておく
・写真や動画を撮っておく
・雨の日、風の強い日など、状況も記録しておく
・自己判断で大きな修理をする前に相談する
・保証書や契約書、引渡し時の書類を確認する
・早めに住宅会社へ連絡する

不具合は、早く相談するほど原因を確認しやすく、対応もしやすくなります。
明子
明子: 不具合を見つけたら、まずは写真を撮って、早めに相談するのが大事なんですね。
店長
店長: その通り。
「これくらい大丈夫かな」と我慢するより、気になることは早めに伝えてもらった方がいい。
家は建てた後も、きちんと見守っていくものだからね。

7. あたりまえの家では、建てた後の安心も大切にしています

あたりまえの家プロジェクトでは、家を建てることだけでなく、建てた後の暮らしの安心も大切にしています。

家は、完成して引き渡したら終わりではありません。
そこから家族の暮らしが始まります。

だからこそ、引渡し後に気になることがあったときに相談しやすい関係や、保証・点検の考え方を分かりやすくしておくことが大切です。

あたりまえの家で大切にしていること

家を建てる前に、分かりにくい言葉をきちんと説明すること。
家を建てた後も、気になることを相談しやすいこと。
見えにくい部分の品質や安心も大切にすること。
家族が長く安心して暮らせる家づくりを考えること。

「瑕疵」という難しい言葉も、家族の安心を守るために知っておきたい大切な住宅用語です。

まとめ:瑕疵とは、本来あるべき状態に欠けている不具合のことです

瑕疵について覚えておきたいこと

・瑕疵は「かし」と読みます。
・住宅でいう瑕疵とは、本来あるべき品質や状態に欠けている不具合のことです。
・小さなキズや経年変化が、すべて瑕疵になるわけではありません。
・完成後に暮らし始めてから、不具合に気づくこともあります。
・現在は「契約不適合責任」という考え方も大切です。
・新築住宅では、構造に関わる部分や雨水の浸入を防ぐ部分が特に重要です。
・気になる不具合を見つけたら、写真や状況を記録して、早めに住宅会社へ相談しましょう。

瑕疵という言葉は難しく感じるかもしれません。
でも、家づくりでは「完成後に本当は不具合があったと分かったとき、どう考えるか」に関わる大切な言葉です。
分からないことをそのままにせず、建てる前も、建てた後も、安心して相談できる家づくりをしていきましょう。
明子
明子: 瑕疵って、最初は難しい法律用語のように感じました。
でも「本来あるべき状態に欠けている不具合」と考えると、家づくりでとても大切な言葉だと分かりました。
店長
店長: その通り。
難しい言葉ほど、暮らしに置き換えて考えることが大切なんだ。
家づくりでは、建てる前の安心だけでなく、建てた後の安心まで一緒に考えていこうね。

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※本記事は、住宅用語を分かりやすく紹介する目的で作成しています。

※瑕疵・契約不適合責任・保証内容の判断は、契約内容、建物の状態、発生時期、原因などによって異なります。実際の対応は個別にご確認ください。

※本記事は一般的な解説であり、法律上の判断を保証するものではありません。具体的なトラブルについては、必要に応じて専門家へご相談ください。

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