「第三種換気のほうが電気代が安い」は本当か?

掛川・菊川・御前崎・牧之原・袋井・島田・藤枝・磐田で、高断熱高気密住宅を建てる前に知ってほしい「換気と湿度」の話

おかげさまです。
明工建設の仁藤です。

家づくりを勉強していると、こんな説明を聞いたことはありませんか。

「第一種換気は給気と排気の両方にモーターを使うから、電気代が高いですよ」

そして、

「第三種換気なら排気だけ機械だから、シンプルで安いですよ」

なるほど。

機械の数だけ見れば、そう思いますよね。

初期費用も抑えられる。

構造もシンプル。

電気代も安そう。

ここまでは、多くの方が「そうですよね」と思われるのではないでしょうか。

でも私は、ここで一つ質問したいのです。

皆さんが知りたいのは「換気扇だけの電気代」ですか?

それとも、

その家で家族が30年暮らしたときに、結局いくらかかり、どんな空気の中で暮らすことになるのか。

こちらではないでしょうか。

今日は住宅会社の営業トークではなく、

「実際に暮らす人の目線」

から考えてみましょう。


そもそも、なぜ24時間換気するのでしょうか

まず基本からです。

現在の住宅では、シックハウス対策として原則、機械換気設備が必要です。

国土交通省も、住宅については換気回数0.5回/h以上の機械換気設備、いわゆる24時間換気システムが必要だと説明しています。国土交通省

つまり換気は、

「付けても付けなくてもいい設備」ではありません。

だったら大切なのは、

「一番安い換気設備はどれか」

だけではなく、

「24時間365日動かすなら、どんな空気環境をつくりたいのか」

ではないでしょうか。

ここから第一種と第三種の違いが見えてきます。


第三種換気は決して「悪い換気」ではありません

最初にはっきり申し上げます。

私は、

「第三種換気そのものが悪い」

と言いたいわけではありません。

第三種換気とは、簡単に言えば、

給気=自然
排気=機械

という仕組みです。

一方、第一種換気は、

給気=機械
排気=機械

です。

パナソニックも、第一種・第三種・第一種全熱交換換気を分けて説明しており、全熱交換型では給排気の間で温度と湿度を回収する仕組みになっています。Panasonic Newsroom Global

第三種換気は仕組みが比較的単純です。

設備費も抑えやすい。

メンテナンスも理解しやすい。

条件によっては十分合理的です。

だから、

第三種=ダメ

という話ではありません。

問題は別のところにあります。


「昔から第三種だから今も第三種」で、本当にいいのでしょうか

私が疑問を感じるのはここです。

昔の住宅と現在の住宅は、まったく同じでしょうか。

違いますよね。

昔の家は現在ほど高断熱・高気密ではありませんでした。

家のあちらこちらから自然に空気が出入りする住宅も珍しくなかった。

しかし現在は、

断熱性能を高める。

気密性能を高める。

窓性能を高める。

そして少ないエネルギーで室温を維持する。

住宅そのものが大きく変わっています。

だったら、

換気だけ昔と同じ発想のままでいいのでしょうか。

私はそうは考えていません。


高気密住宅だからこそ「空気の入口と出口」を設計する

これは非常に重要です。

気密性能を高めるということは、

空気が勝手に出入りする場所を減らす

ということでもあります。

だったら、その次に考えるべきことがあります。

「どこから空気を入れて、どこから出すのか」

です。

せっかく高気密にしたのなら、私は空気まで計画したい。

だから明工建設では、全棟で気密測定を行い、C値0.3程度を一つの施工基準としていることを公式ブログでも説明しています。

気密を高めること自体が目的ではありません。

空気をコントロールするための土台として気密が必要なのです。

ここは住宅会社にぜひ聞いてみてください。

「御社はC値を計算していますか?」

ではありません。

「完成した私の家で、実測しますか?」

です。

この質問は大切です。


第三種換気で忘れてはいけない「負圧」という考え方

第三種換気では、機械で室内の空気を排気します。

そのため条件によって、室内は外部に対して負圧側になりやすくなります。

空気を外へ出せば、その分どこかから空気が入らなければなりません。

計画された給気口から入ればよい。

しかし建物に意図しない隙間があれば、その隙間も空気の通り道になり得ます。

つまり、

気密と換気は別々に考えてはいけない。

ここなんです。


掛川・菊川・御前崎・牧之原・袋井・磐田・島田・藤枝で考えたいのは「湿度」

明工建設は現在、

掛川市・菊川市・御前崎市・牧之原市・袋井市・島田市・藤枝市・磐田市

を中心に家づくりをしています。

同じ静岡県でも、立地条件は同じではありません。

御前崎や牧之原のような沿岸側。

掛川や菊川。

袋井や磐田。

そして島田、藤枝方面。

土地の標高も違えば、風の受け方も周辺環境も違います。

だからこそ私は、

「静岡県だからこの仕様」

という一括りの家づくりをしたくありません。

特に夏です。

考えなければならないのは、

気温だけではありません。

湿度です。


夏の外気を入れるということは「水蒸気」も入れるということ

ここが意外に見落とされています。

例えば外が暑くて湿度も高い日。

第三種換気では、基本的に外気を給気口から室内へ取り込みます。

当然、空気だけではありません。

その空気に含まれている水蒸気も一緒に入ってきます。

室内ではエアコンが、

冷やす。

除湿する。

せっかく整えた空気を排気して、

また外から高温多湿の空気を取り込む。

そしてエアコンがもう一度処理する。

だったら、

「換気扇が何Wか」だけで省エネを語って、本当に正しいのでしょうか。

私はここまで含めて比較してほしいのです。


第一種全熱交換換気の本当の意味は「モーターが2個」ではない

第一種換気を説明するとき、

「給気にも排気にもモーターがあるから電気代が高い」

と言われることがあります。

でも、それだけで比較するのは不十分です。

例えばパナソニックの住宅用熱交換気ユニットでは、2つのDCモーターを採用し、センサーによって給排気量を自動調整するIAQ制御で省エネを図ると説明されています。パナソニックチャンネル

つまり現在の設備は、

「モーターが2個だから単純に電力も2倍」

という話ではありません。

そして、もっと大きな違いがあります。

熱交換です。


捨てる空気から「熱と湿度」を回収する

全熱交換換気の考え方は、とても合理的です。

冬。

せっかく暖房した暖かい室内空気を、そのまま外へ捨てるのではなく、排気する空気が持っている熱を利用する。

夏。

せっかく冷房・除湿した室内空気を捨てるときにも、その状態を利用して外気負荷を抑える。

パナソニック自身も、第一種全熱交換換気について、給気と排気の間で温度と湿度を回収する方式として説明しています。Panasonic Newsroom Global

ここまで考えると、

比較すべきなのは、

換気扇単体の電気代

だけではなくなります。


本当に比較すべきなのは「家全体の電気代」です

住宅購入者の皆さんに覚えていただきたいことがあります。

住宅会社から、

「こちらの方が電気代が安いですよ」

と言われたら、

「何の電気代ですか?」

と聞いてください。

換気扇だけなのか。

エアコンまで含むのか。

除湿負荷も考えているのか。

フィルター交換費用は?

メンテナンス費は?

設備更新費は?

そして、

30年間のトータルではどうなるのか。

そこまで聞いて初めて、

「安い・高い」

を比較できるのではないでしょうか。


仁藤流の簡易試算では、こう考えます

例えば、必要換気量を約130m³/hと仮定します。

冬の室内外温度差を15℃、暖房期間を120日として簡易計算すると、熱交換をしない換気では、その外気を暖めるための熱負荷が発生します。

仮に温度交換効率75%の熱交換換気と比較すれば、換気由来の暖房負荷を大きく減らせる計算になります。

さらに夏は、温度だけではなく湿気、つまり潜熱処理もあります。

ここまで考えると、条件次第では全熱交換換気による空調エネルギー削減が、換気設備そのものの消費電力差を上回る可能性があります。

ただし私は、

「必ず年間○万円得します」

とは言いません。

家の大きさ。

地域。

家族人数。

設定温度。

エアコン性能。

換気量。

熱交換効率。

気密性能。

生活時間。

これらによって結果が変わるからです。

だから明工建設では、

カタログの数字だけではなく、その家全体で考える。

これが仁藤流です。


そして明工建設は「正圧」まで考える

ここからさらに一歩進みます。

明工建設が採用しているのが、

気圧調整式第一種全熱交換換気システム「エクリア」

です。

明工建設では、給気と排気のバランスを考えながら室内をわずかに正圧側へコントロールする「深呼吸する正圧の家」という考え方を採用しています。

正圧とは簡単に言えば、

外から家の隙間へ空気を吸い込もうとするのではなく、室内の空気が外へ向かいやすい状態

です。

第三種換気の負圧とは、空気の動く方向が逆になります。

ただし、ここも誤解してほしくありません。

正圧だから何でも解決するわけではありません。

防水施工が悪くても大丈夫。

気密が悪くても大丈夫。

そんな魔法ではありません。

明工建設自身も、正圧は正しい防水、高い気密、適切な断熱、計画換気などと組み合わせるものだと説明しています。

私はこの考え方が大切だと思っています。


「断熱だけ」「気密だけ」「換気だけ」では家は完成しない

家づくりを勉強すると、

UA値。

C値。

耐震等級。

換気方式。

太陽光。

蓄電池。

HEMS。

いろいろな数字が出てきます。

もちろん、どれも大切です。

でも、私はいつも思います。

家族はUA値の中で暮らすわけではありません。

家族が暮らすのは、

家全体です。

だから、

断熱と気密。

気密と換気。

換気と空調。

空調と湿度。

温湿度と省エネ。

さらに耐震、防災、エネルギー。

全部がつながっていなければならない。

私はこれを、

「暮らし全体の調和」

と考えています。


昭和の家と令和の家では「正解」が変わって当然です

昔の家づくりが間違っていたわけではありません。

その時代には、その時代の材料がありました。

設備がありました。

エネルギー事情がありました。

暮らし方がありました。

第三種換気にも適材適所があります。

しかし、

昔うまくいったから、今も同じでいい。

私は、この考え方には疑問を持ちます。

高断熱化する。

高気密化する。

夏の暑さへの対応が重要になる。

エネルギー価格も変わる。

そして設備技術も進歩する。

住宅が変われば、

換気の考え方も進化して当然ではないでしょうか。


家づくりで一番怖いのは「安かった理由」を知らないこと

安い家が悪いわけではありません。

ここは誤解しないでください。

予算は非常に重要です。

私自身、お客様には無理な住宅ローンを組んでほしくありません。

でも、

なぜ安いのか。

ここは知っておいてほしい。

換気設備なのか。

断熱材なのか。

窓なのか。

気密施工なのか。

太陽光なのか。

蓄電池なのか。

内装材なのか。

メンテナンスなのか。

最初の100万円が安くても、

その後30年間で200万円余分にかかったら?

逆に、高価な設備を付けても回収できなかったら?

だから私は、

初期価格だけでなく、住んでからの支出まで見ましょう

とお伝えしています。


住宅会社に、この7つを聞いてみてください

これから掛川・菊川・御前崎・牧之原・袋井・島田・藤枝・磐田で住宅会社を比較する方なら、ぜひ質問してください。

  1. この家の換気方式は第一種ですか、第三種ですか?
  2. なぜ、その方式を採用しているのですか?
  3. 熱交換効率はどのくらいですか?
  4. 夏の湿気は、どのように処理しますか?
  5. C値は設計値ですか、それとも全棟実測しますか?
  6. 換気設備だけではなく、冷暖房まで含めた年間エネルギーを説明できますか?
  7. フィルター・清掃・交換を含め、10年・20年後の維持費まで説明できますか?

私は、

「第一種です」と答えた会社が正解

だとは思いません。

大切なのは、

「なぜ、その家、その地域、その家族に、その方式なのか」

を説明できるかどうかです。

そこを聞いてください。


掛川で建てる家と、御前崎で建てる家を同じ答えにしたくない

例えば掛川で土地を探している方。

菊川で子育てを考えている方。

御前崎・牧之原で海に近い暮らしをする方。

袋井・磐田で通勤利便性と住宅性能を両立したい方。

島田・藤枝で土地環境を生かした家づくりをしたい方。

皆さん、条件は違います。

だから、

「当社の標準仕様だからこれです」

だけでは、本来足りないはずなんです。

家はカタログの中には建ちません。

その土地に建ち、その土地の空気の中で、ご家族が何十年も呼吸しながら暮らします。

だから明工建設では、

空気。

水。

電気。

断熱。

気密。

換気。

湿度。

耐震。

災害への備え。

これらを一つずつバラバラの商品として売るのではなく、

「暮らし」という一つのシステムとして考えたい。

これが私の家づくりです。


「どの会社を信じればいいの?」となっている方へ

ここまで住宅会社を何社か回った方なら、

こんな状態になっているかもしれません。

A社では、

「第三種で十分です」

と言われた。

B社では、

「第一種じゃないとダメです」

と言われた。

YouTubeでは、

「C値が大切」

と言っている。

別の動画では、

「C値にこだわりすぎる必要はない」

と言っている。

太陽光も、

「絶対必要」

という人と、

「元が取れない」

という人がいる。

もう、

何を信じたらいいのか分からない。

そうなりますよね。

でも、それは皆さんの勉強不足ではありません。

家づくりには、

「条件によって答えが変わること」

がたくさんあるからです。

だから、営業マンの結論だけを覚えないでください。

「なぜ?」を聞いてください。

その理由を聞けば、自分たち家族に当てはまる話なのかが見えてきます。


明工建設で建てると決めていなくても、資料を持ってきてください

私はこれを本気で思っています。

他社さんの図面でも構いません。

見積書でも構いません。

仕様書でも構いません。

UA値。

C値。

換気設備。

エアコン。

太陽光。

蓄電池。

住宅ローン。

全部持ってきてください。

そして、

「仁藤さん、この家どう思う?」

と聞いてください。

良いところは良いと言います。

確認した方がいいところは、

「ここは住宅会社さんにもう一度聞いてみましょう」

とお伝えします。

私たちの話まで鵜呑みにする必要はありません。

数字を並べてください。

仕様を比べてください。

そして最後は、

ご自身で選んでください。

それが、本当の意味での「お客様目線」だと私は考えています。


仁藤流の結論――換気方式を選ぶのではなく「暮らし」を選ぶ

第一種か。

第三種か。

その二択だけで考えているうちは、本当の答えにはたどり着きません。

大切なのは、

その換気方式によって、家族がどんな30年を過ごすのか。

です。

夏の夜、二階の寝室で気持ちよく眠れるのか。

冬の朝、廊下へ出た瞬間に寒さを感じないか。

梅雨時に家の中がジメジメしないか。

花粉の季節はどうか。

エアコンは何台必要なのか。

電気代はいくらなのか。

10年後の設備交換はいくらなのか。

そして、

家族が「この家にして良かった」と思えるのか。

私はそこから逆算して家をつくりたい。

性能を単品で売るのではありません。

設備をたくさん付けることが目的でもありません。

断熱・気密・換気・空調・湿度・空気・水・電気・防災を調和させ、家族の暮らし全体をつくる。

それが、

仁藤流の家づくりです。


掛川・菊川・御前崎・牧之原・袋井・島田・藤枝・磐田で家づくりをお考えの方へ

もし今、

「高気密高断熱って、結局何を見ればいいの?」

「第一種と第三種、本当はどちらがいいの?」

「住宅会社によって言うことが違う」

「見積金額だけでは比較できなくなってきた」

そんな状態なら、一度整理してみませんか。

家づくりは、

迷うために勉強するものではありません。

勉強することで判断基準を持ち、

「私たち家族には、これが必要だったんだ」

と納得するためにあります。

そこまで分かれば、

もう営業マンの言葉に振り回される必要はありません。

もう、迷わなくていい。

あとは、

自分たち家族が幸せに暮らせる家を選べばいいのです。

掛川市、菊川市、御前崎市、牧之原市、袋井市、島田市、藤枝市、磐田市で家づくりをご検討中の方は、明工建設へご相談ください。

明工建設で建てると決めていなくても構いません。

まずは、

「わが家には何が必要なのか」

一緒に整理するところから始めましょう。

ご縁があれば、その先の家づくりも一緒にできれば嬉しく思います。

ご縁を大切に唯一無二の家造り。

おかげさまで、ありがとうございます。

「第一種換気と第三種換気、本当に電気代が安いのは?|掛川・菊川・御前崎で高断熱高気密住宅を建てる前に」 - YouTube

動画の概要「第3種換気は安いからお得」という常識を見直し、30年間の電気代・快適性・空気環境まで含めた、本当に得する換気選びを仁藤流で解説します。この動画で分かる…

明工建設が選ばれる理由とは?

第1位 住む人の幸せを考え抜いた高性能住宅

明工建設の家は強い方が売れる、省エネだから売れる・・・
そんな安っぽい理由で、住宅を高性能にしているわけではありません。
高性能な家に住んでもらった先にある『家族の幸せ』を手に入れてもらいたいから高性能にしているのです。

第2位  圧倒的省エネ住宅で1,000万円以上の節約に

明工建設の考える住宅は、住むだけでお金が貯まります。
光熱費が0円以下にすることが出来る、圧倒的省エネ住宅であなたの家計を守ります。

第3位  売ることが仕事じゃない!お客様のありがとうを考えるご提案

明工建設は住宅を売ることを仕事だと考えていません。
お客様の幸せをとことん考え、その結果『ありがとう』を頂くことを仕事にしています。
その対価としてお金を頂く。これが明工建設のポリシーです。

第4位  最新の技術提供なのに、圧倒的なコスパを実現

M-THE BESTに代表されるように、明工建設の家は常に最新の技術を提供します。
それなのに誰もが納得、いやそれ以上のコスパの良さで皆様に選ばれています。
それを実現出来るのは、圧倒的な仕入れ力と無駄なお金を使わない工事力があるからです。