【掛川市の皆さまへ】住宅の定期点検が必要な理由

こんにちは、明工建設の店長です。

今回は「住宅の定期点検って、必要なの?」というテーマについてお話しします。

家は完成したその日から、見えない変化が少しずつ始まっています。人の目には分かりづらいですが、1日1日、確実に“時の影響”を受けているのです。

それは、ちょうど人の体と同じです。
どこかに痛みや不調を感じて初めて病院に行く……でも、実際には、もっと前から小さなサインは出ていたりしますよね。

家も同じで、「まだ大丈夫」と思っている間に、確実に老化や劣化が進んでいます。その進行を食い止める鍵となるのが“定期点検”なのです。

見えないところで家は毎日、静かに傷んでいく

地震、大雨、紫外線、湿気、風……

私たちの家は毎日、自然からのストレスを受けています。

たとえば、台風のあとや、梅雨を何度か越えた外壁や屋根、普段目にしない床下や配管周りには、じわじわとダメージが蓄積していくこともあります。

あるお客様の事例では、20年の点検の際に、「2階の壁紙にうっすらシミが出てきた」とご相談いただいたことがありました。
点検で確認したところ、屋根の一部に浮きがあり、そこから雨水が少しずつ入り込んでいたことが判明。
まだ下地にまで到達する前だったため、早期に補修でき、工事費も最小限で済みました。

こうしたケースは決して珍しくなく、「異変が表面化する前」に点検で見つけられるかどうかがカギになります。

定期点検は、家の寿命を延ばす“予防策”

家の劣化は、ある日突然やってくるのではありません。
日々の蓄積が、数年後に“症状”として現れるのです。

  • 外壁の小さなひび割れが、雨漏りの原因になる
  • 配管のゆるみや錆びが、水漏れにつながる
  • 床下のわずかな湿気が、シロアリを呼ぶ

これらは、早めに気づけば小さな手直しで済むことばかり。
でも、放っておくと被害は拡大し、リフォームや交換が必要になってしまうかもしれません。

定期点検は、そんな“小さなサイン”を見逃さないための仕組み。
まさに、人間ドックのような役割なのです。

点検時には、こんな箇所をチェックします:

  • 屋根材の浮き・割れ
  • 外壁のひび割れやシーリングの劣化
  • 床下の湿気やカビの有無
  • 排水・給水管の水漏れチェック
  • バルコニーやサッシまわりの防水状態
  • 換気設備や雨樋の詰まり状況 など

これ以外もチェックしていきますが、タイミングによって重要な場所が異なるので、出来るだけ重要な個所を中心に行っていきます。

大きな修繕費を防ぐ、小さな点検

家のトラブルの多くは、「ちょっと気になっていたけど、そのままにしていた」という声から始まります。

たとえば、5,000円で済むパッキンの交換を放っておいた結果、10万円の漏水補修が必要になることも。
雨漏りのしみを見逃していたら、天井の張り替えと断熱材の入れ替えにまで発展する──なんて話もあります。

逆に言えば、定期点検を受けていれば、こうした“兆し”を早く見つけることができ、最小限の費用と時間で安心を保つことができます。

また、明工建設の家は高気密・高断熱であるがゆえ、結露や湿気の小さなトラブルも早期に見ておくことが非常に重要。
そのための点検は、「安心のためのコスト」ではなく「無駄を減らす投資」ともいえるのです。

明工建設の定期点検──安心を積み重ねる暮らしの知恵

私たち明工建設では、家を建てた後の安心を最も大切に考えています。
だからこそ、引き渡し後も責任を持って見守っていく仕組みがあります。

具体的には、お引き渡しから「半年・1年・2年・5年・10年・・・・」という節目の時期に、無料で定期点検を実施しています。

これらのタイミングは、ただの区切りではありません。
たとえば、外壁や屋根の保証が切れる時期、配管や木部に負荷がかかり始める時期など、実際に“劣化や不具合が起こりやすいタイミング”に合わせて設計されています。

点検の目的は「異常を見つけること」だけではなく、「安心を積み重ねていくこと」。
ご家族が安心して長く暮らせるよう、プロの視点でしっかり見守らせていただきます。

たとえば、お子さまが成長し、ライフスタイルが変化したとき。高齢のご両親と同居することになったとき。
点検のタイミングで家の状況を見直すことで、暮らしの快適さを維持するヒントが見つかることもあります。

「せっかくのマイホームだから、長く大切にしたい」
そう思ってくださるお客様の暮らしを、これからも支え続けるために。

定期点検は、“今の安心”と“未来の備え”をつなぐ大切な仕組みです。

まとめ

見た目はきれいでも、家の内部では毎日少しずつ変化が進んでいます。

大きなトラブルになる前に、小さな変化に気づけること。
そして、それをちゃんとケアしていける仕組みを持つこと。

それが「長く快適に住める家づくり」につながっていくのです。

点検のタイミングが気になる方、最近点検を受けていない方は、ぜひこの機会に、一度ご相談ください。

明工建設が、あなたの家と暮らしを守るパートナーとして、お手伝いします。