28坪の家が、こんなに広く感じる理由。島田市の新モデルハウスに込めた「暮らしを整える家づくり」

漆喰の壁、大きな吹き抜け、正圧の空気、太陽光と蓄電池。家の大きさより、住んでからの幸せを考えました。

おかげさまです。

明工建設の仁藤です。

今日は、静岡県島田市に完成した、私たちのモデルハウスのお話をさせてください。

この家、延床面積は28坪です。

「28坪ですか。ちょっと小さくありませんか?」

そんな声が聞こえてきそうですね。

確かに、数字だけ見れば、それほど大きな家ではありません。

でも、実際に中へ入っていただくと、意外なほど広く感じるんです。

大きな吹き抜けがあり、家族が自然につながるリビングがあり、家事を楽にする動線がある。

そして、階段の途中には、ちょっとした秘密基地までつくってしまいました(笑)。

なぜ、そんな家をつくったのか。

それは、私が長年、現場監督として家づくりに携わる中で、一つのことを強く感じてきたからです。

家は、大きければ幸せになれるわけではない。

本当に大切なのは、その家で毎日をどう過ごせるか。

今日は、そんな私たちの思いを込めた28坪の住まいをご紹介します。

家づくりで、坪数ばかり気にしていませんか?

家を建てようと思ったとき、皆さんは何から考えますか?

土地の広さ。

建物の坪数。

部屋の数。

収納の量。

もちろん、どれも大切です。

ただ、私はお客様とお話しするとき、できるだけ数字の話から入らないようにしています。

例えば、こんなことをお聞きします。

「買い物から帰ってきたとき、荷物はどこに置いていますか?」

「洗濯物を干して、乾かして、しまうまで、何回移動していますか?」

「家族がそれぞれ好きなことをしていても、なんとなく一緒にいられる場所はありますか?」

少し変わった質問でしょうか(笑)。

でも、こういう日常の小さなことに、暮らしやすい家のヒントが隠れているんです。

今回の島田市のモデルハウスは、まさにそこから考えました。

28坪という限られた面積を、どう使えば毎日の暮らしが楽になるのか。

どうすれば、家族が気持ちよく過ごせるのか。

ただ広い家をつくるのではなく、暮らしの無駄を減らす家を目指したんです。

玄関からキッチンへ。買い物帰りの「ああ、面倒くさい」を減らす

まず見ていただきたいのが、玄関です。

この家では、家族が普段使う動線と、お客様をお迎えする動線を考えてあります。

買い物から帰ってきたら、家族用の玄関から入る。

靴を脱いで、すぐそばのパントリーへ。

そして、その先がキッチンです。

つまり、重たい買い物袋を持って、リビングを横切る必要がないんですね。

お米や飲み物、日用品を買って帰ってきたとき、これがなかなか便利なんです。

玄関には、靴だけでなく、コートやバッグを置ける場所も用意しました。

有孔ボードを使った収納もあります。

帽子を掛ける。

ランドセルを掛ける。

買い物用のエコバッグを掛ける。

こうしておけば、出かけるときに「あれ、エコバッグどこだっけ?」と探すことも減らせます。

小さなことですよね。

でも、毎日のことなんです。

家事というのは、一つひとつは大した時間ではなくても、積み重なると結構な負担になります。

だから私は、間取りを考えるときに、見た目の格好よさだけでなく、何歩歩けば用事が済むかということも大切にしています。

28坪なのに広く感じる。その秘密は吹き抜けにあります

玄関からパントリーを抜けると、キッチン、そしてリビングへとつながります。

ここで、ぜひ上を見上げていただきたいんです。

大きな吹き抜けがあります。

吹き抜けというと、

「冷暖房が効きにくいんじゃないですか?」

「冬は寒くありませんか?」

と心配される方もいらっしゃいます。

その心配は、もっともです。

吹き抜けをつくれば、どんな家でも快適になるわけではありません。

断熱や気密、日射のコントロール、空調の計画が大切になります。

このモデルハウスでは、夏用と冬用のエアコンをそれぞれ設け、季節に応じて主に1台を運転する空調計画を採用しています。

大きな吹き抜けをつくりながら、家全体の温熱環境も考える。

これが、私たちの家づくりです。

吹き抜けのいいところは、床面積以上の開放感を感じられることです。

リビングにいても、上の階の気配がなんとなく伝わってくる。

家族がそれぞれ違うことをしていても、どこかでつながっている。

そんな距離感が生まれるんですね。

広さというのは、床の面積だけで決まるものではないと、私は思っています。

漆喰と無垢の床。毎日触れるものだから、素材を大切にしたい

このモデルハウスでは、室内の壁に漆喰を採用しています。

そして、床には無垢材を使っています。

モデルハウスに来ていただいたら、ぜひ床にも触れてみてください。

木の足触りというのは、なかなか気持ちのいいものです。

冬の冷たさや夏のべたつきの感じ方も、床材によって違います。

もちろん、無垢材には傷が付きやすかったり、湿度によって伸び縮みしたりする性質もあります。

漆喰も、汚れやひび割れへの配慮が必要です。

どんな素材にも、長所と短所があります。

それでも私が自然素材を大切にしたいのは、家というのは毎日、手や足で触れる場所だからです。

写真で格好よく見えることも大切です。

でも、それ以上に、毎日そこにいる人がどう感じるか。

私は、そこを大事にしたいんです。

洗濯は「洗う・干す・しまう」を一つの流れに

今回のモデルハウスで、私が特に見ていただきたい場所があります。

それが、洗濯まわりの動線です。

洗面脱衣室の近くに、室内干しのスペースを設けました。

そして、そのすぐそばにファミリークローゼットがあります。

洗濯する。

干す。

乾いたら、しまう。

この一連の作業を、できるだけ短い動線で完結できるように考えたんです。

例えば、朝に洗濯をして干しておけば、帰宅後に乾いた衣類をすぐ収納できる。

ハンガーのまま収納できるものなら、畳む手間も減らせます。

これは、共働きのご家庭にも喜んでいただける工夫ではないでしょうか。

そして、この室内干しを支える考え方の一つが、私たちが大切にしている空気環境です。

「正圧の家」とは何か。空気の流れまで考える住まい

明工建設では、室内の空気環境を大切にしています。

その中でも特徴的なのが、正圧という考え方です。

正圧とは、室内の気圧を外気よりわずかに高くする状態のことです。

適切な給気と排気のバランスによって、隙間から外気が入り込むことを抑える方向に働きます。

モデルハウスでは、外気を取り入れる部分に大きな虫などの侵入を抑える工夫を設け、さらにフィルターを通して給気する仕組みを採用しています。

私は、住宅の性能というと、どうしても断熱材や窓の数値に注目が集まりやすいと感じています。

でも、実際に暮らす人が毎日接しているのは、家の中の空気です。

だからこそ、換気の仕組みや空気の流れにも目を向けてほしいんです。

ただし、正圧であれば花粉やホコリが一切入らないということではありません。

窓や玄関を開ければ外気は入りますし、室内でもホコリは発生します。

また、洗濯物の乾きやすさも、室温、湿度、空気の流れ、洗濯物の量によって変わります。

それでも、空気環境と家事動線を一緒に考えることで、室内干しをしやすい暮らしを目指せる。

ここに、私たちの家づくりの面白さがあると思っています。

太陽光7kWと蓄電池13.3kWh。電気をできるだけ買わない暮らしへ

さて、この家にはもう一つ、大切な特徴があります。

屋根には約7kWの太陽光発電設備。

そして、約13.3kWhの蓄電池を搭載しています。

明工建設が提案している、スマートオフグリッドハウスの考え方です。

昼間、太陽光で電気をつくる。

その電気を家で使う。

余った電気は、設備の条件に応じて蓄電池にためる。

そして、夜間に活用する。

さらに、この家はオール電化住宅です。

太陽光で発電した電気を、エコキュートによるお湯づくりにも活用できるよう考えています。

EV充電用のコンセントも設けました。

これからの暮らしでは、家と車のエネルギーを一緒に考える場面が増えてくるかもしれません。

私は、家づくりをするときに、住宅ローンの金額だけでなく、住んでからの電気代も考えてほしいと思っています。

例えば、毎月の電気代が少しずつ違うだけでも、30年、35年と積み重なれば大きな差になります。

もちろん、太陽光や蓄電池にも初期費用や将来の交換費用があります。

発電量は天候や季節によって変わりますし、蓄電池の容量が大きければ必ず得になるわけでもありません。

だから、私は単純に「太陽光を載せればお得ですよ」とは言いたくないんです。

建築費と、その後の光熱費や設備費用まで含めて、家族にとって無理のない選択をする。

それが、生涯住宅費を考える家づくりだと思っています。

カーテンだけに頼らない。外付けブラインドという工夫

モデルハウスの外観にも、ぜひ注目していただきたいところがあります。

外付けブラインド型のシャッターです。

窓の外側で日差しを調整できる仕組みです。

夏の強い日差しを室内に入れる前に遮ることは、冷房負荷を抑えるうえで有効な考え方です。

反対に、冬は日射を上手に取り入れることで、暖かさに役立てることもできます。

家づくりでは、窓を大きくすればいいというわけではありません。

日差しをどう取り入れるか。

必要のない熱をどう遮るか。

こうしたことも大切なんです。

カーテンを選ぶ楽しさもありますが、外側で日射をコントロールするという選択肢も、ぜひ知っていただきたいと思います。

階段の途中に、秘密の瞑想部屋をつくりました(笑)

そして、今回のモデルハウスで、私がちょっと気に入っている場所があります。

階段の途中に設けた、小さな隠れ家のような空間です。

天井の高さを抑えた、こぢんまりした場所なんですが、これがなかなか面白いんです。

収納として使ってもいい。

ちょっと本を読んでもいい。

静かに目を閉じて、気持ちを整える場所にしてもいい。

私は、瞑想なんかにも使えるんじゃないかと思っています。

毎日、仕事や家事、子育てに追われていると、一人でほっとする時間が意外と少ないものです。

家族と一緒にいる時間は大切です。

でも、ときには一人で静かに過ごす時間も必要ですよね。

大きな書斎をつくらなくても、こういう小さな場所があるだけで、暮らしに楽しさが生まれるかもしれません。

ちなみに、この空間には換気のための空気の戻り口も設けています。

小さな空間だからこそ、空気の流れも考えておきたいんです。

ただし、実際の利用では換気量や安全性、使用条件を確認することが大切です。

家の中に、ちょっとした遊び心がある。

私は、こういう家もいいなと思っています。

子ども部屋も、寝室も。広さより使い方を考える

2階には、寝室と個室を設けています。

寝室では、ベッドを置く位置を想定して照明を計画しました。

なぜか。

ベッドに寝転がったとき、天井の照明がまぶしく感じることがあるからです。

これも小さなことですよね。

でも、毎日のことなんです。

家を建てるときには、照明器具のデザインだけでなく、

「その場所で、どんな姿勢で過ごすのか」

というところまで考えたいものです。

寝室なら、横になったとき。

キッチンなら、料理をしているとき。

洗面台なら、朝の身支度をしているとき。

家というのは、人が動き、人が暮らす場所ですから。

図面の上で格好よく見えることと、実際に使いやすいことは、必ずしも同じではありません。

私が28坪の家に込めた、本当の思い

ここまで、いろいろな設備や間取りの工夫をご紹介してきました。

漆喰。

無垢の床。

吹き抜け。

家事ラク動線。

正圧の空気環境。

太陽光発電と蓄電池。

外付けブラインド。

そして、小さな秘密基地。

でも、私が本当にお伝えしたいのは、設備の数ではありません。

家づくりは、暮らしを整えるためにある。

ということなんです。

例えば、買い物から帰ってきて、すぐに荷物をしまえる。

洗濯物を干して、乾いたら、すぐに収納できる。

家族がリビングで思い思いに過ごしていても、なんとなくつながっている。

夜には、静かな場所で自分の時間を過ごせる。

そして、太陽光でつくった電気を上手に使い、毎月の光熱費の負担をできるだけ抑える。

そんな日々の積み重ねが、住んでからの満足につながるのではないでしょうか。

私は、家を建てることがゴールだとは思っていません。

完成して、鍵をお渡しして、そこから本当の暮らしが始まるんです。

だから、家を建てた後のことまで考えたい。

28坪という数字の中に、できるだけ多くの暮らしやすさを詰め込みたい。

今回のモデルハウスには、そんな思いを込めました。

島田市のモデルハウスで、ぜひ体感してみてください

写真や動画で家を見るのも、もちろん楽しいものです。

でも、実際の空間に立ってみると、感じ方が変わることがあります。

28坪の広がり方。

無垢の床の足触り。

吹き抜けの開放感。

玄関からキッチンへの距離。

洗濯スペースとファミリークローゼットの近さ。

そして、小さな隠れ家の居心地。

こうしたことは、数字や写真だけでは伝えきれません。

今回ご紹介した島田市のモデルハウスは、動画でもルームツアーをご覧いただけます。

家づくりを検討されている方はもちろん、

「まだ建てる予定はないけれど、今の暮らしを少し楽にしたい」

そんな方にも、何かヒントが見つかればうれしいです。

なお、動画公開時にはモデルハウスの販売についてもご案内しています。現在の見学や販売状況については、明工建設までお問い合わせください。

家の大きさを競うのではなく、暮らしの豊かさを考える。

設備の数を競うのではなく、家族に本当に必要なものを考える。

私は、これからもそんな家づくりを続けていきたいと思っています。

ぜひ一度、私たちのつくった家を見に来てください。

「28坪でも、こんな暮らしができるんだ」

そんな発見をしていただけたら、建築屋としてうれしいですね。

ご縁を大切に。

住んでからがお付き合いの始まり。

おかげさまでありがとうございます。


明工建設株式会社
代表取締役 仁藤 衛

公式ホームページ:https://www.meiko-gr.jp/

参考動画

「【roomtour】漆喰×大きな吹き抜けで暮らしが整う28坪のスマートハウス!家事ラク動線を極めた新築住宅【注文住宅】」

YouTubeチャンネル:後悔しない家づくりの新常識【明工建設・静岡注文住宅】
公開日:2026年6月12日

※記事中の設備構成は、紹介動画に登場する島田市モデルハウスのものです。仕様や性能、設備の標準・オプションの扱いは建築計画によって異なる場合があります。

【注文住宅 静岡】28坪でも広く感じる家の秘密|島田市モデルハウスを社長が解説 - YouTube

静岡県島田市に完成した、延床28坪の注文住宅モデルハウスを、明工建設の代表・仁藤衛が解説します。28坪でも広く感じる理由を、家事ラク動線・吹き抜け・建ててからの暮…

明工建設が選ばれる理由とは?

第1位 住む人の幸せを考え抜いた高性能住宅

明工建設の家は強い方が売れる、省エネだから売れる・・・
そんな安っぽい理由で、住宅を高性能にしているわけではありません。
高性能な家に住んでもらった先にある『家族の幸せ』を手に入れてもらいたいから高性能にしているのです。

第2位  圧倒的省エネ住宅で1,000万円以上の節約に

明工建設の考える住宅は、住むだけでお金が貯まります。
光熱費が0円以下にすることが出来る、圧倒的省エネ住宅であなたの家計を守ります。

第3位  売ることが仕事じゃない!お客様のありがとうを考えるご提案

明工建設は住宅を売ることを仕事だと考えていません。
お客様の幸せをとことん考え、その結果『ありがとう』を頂くことを仕事にしています。
その対価としてお金を頂く。これが明工建設のポリシーです。

第4位  最新の技術提供なのに、圧倒的なコスパを実現

M-THE BESTに代表されるように、明工建設の家は常に最新の技術を提供します。
それなのに誰もが納得、いやそれ以上のコスパの良さで皆様に選ばれています。
それを実現出来るのは、圧倒的な仕入れ力と無駄なお金を使わない工事力があるからです。