🧩選挙が終わって見えてきた「消費税の真実」──そして、これから私たちが考えるべきこと

おかげさまです。

先日、日本全国で行われた参議院選挙が終わりました。
結果は、「消費税を断固として守る」と言い切っていた政権与党が、大きく議席を減らすというものでした。

一方で、「消費税を減税しよう!」と訴えていた政党は、大きく議席を伸ばしました。

この結果、何を意味しているのでしょうか?


💡 有権者の「声」は明らかだった

今回の選挙は、まさに**“お金の使い道を決める”国民投票**のようでした。

  • 消費税をそのままにする政治:支持されなかった
  • 消費税を一律で減税する政策:多くの国民が共感
  • 食品だけ消費税を下げる政策:期待ほど伸びず

この違いが、実は「消費税の仕組みの本質」をよく表しているのです。


🍞 食品だけ減税するとなぜダメなの?

たとえば、「食品の消費税を0%にしよう!」という政策。
一見、庶民にやさしいように思えますが、実は**“見えない罠”**があるんです。

それは──

食品メーカーやスーパーが、輸出企業のように“消費税還付”を受けられるようになる可能性があるということ。

どういうことか?

  • 消費税が0%になる=消費者から税金を取れない
  • でも、仕入れ時には消費税を払っている
  • だから「その分を返してね」と還付請求が可能に!

つまり、国民全体から集めた税金を、食品関連企業に“補助金”として流す構図になるのです。


🏛️ 減税の理想形は「一律」です

この仕組みを見てもわかるように、「部分的な減税」はまた企業間格差を生むだけ

だからこそ、仁藤はこう提案します:

減税は一律でおこなう。
それが最も公平で、景気を一気に回復させる方法。


🧾 消費税は、実は「企業の税金」だった!?

消費税は「国民が買い物のときに払う税金」だと思われがちですが、実は本質的には、

**事業者が最終的に納める“第二法人税”**です。

これが、「付加価値税」というフランス発祥の税制の特徴です。

しかも、この仕組みは「輸出企業に有利」にできています。

  • 海外に商品を売ったときは消費税はかからない
  • だから、払った消費税は“全額戻る”
  • これが「消費税還付金」=事実上の“補助金”です

📉 その“補助金”は、なんと9兆円!

私たちが毎年払っている消費税は、約24兆円といわれています。
しかしその外側で、9兆円が「還付金」として大企業に戻っているんです。

つまり、実際に国民が負担しているのは、

24兆円 + 9兆円 = 33兆円!

「消費税は国民全体から徴収し、大企業に還元されている」──これが、今の日本の現実でもあります。


🇺🇸 アメリカからの圧力も始まっている

アメリカにはこの付加価値税がありません。

そのため、

「日本の消費税は、実質10%の“関税”のようなもの」
「それを還付金としてさらに戻すのは、不公平な“輸出補助金”だ!」

と見られています。だからトランプ前大統領は、

「ならば、日本からの製品には25%の関税をかける」

と強く主張していたのです。


💰 減税すれば、国内の“良い循環”が生まれる

  • 消費税を下げる
  • みんながお金を使いやすくなる
  • モノが売れる
  • 会社が儲かる
  • 給料が上がる

これが、経済の基本の流れです。


✅ 最後に:選挙は終わった。でも未来は、今から変えられる。

今回の選挙で、国民は「消費税にNO」を突きつけました。
でも、それは始まりにすぎません。

本当に大切なのは、これからです。

「なぜこんな仕組みになっているのか?」
「誰が利益を受けているのか?」
「どうすればフェアな社会になるのか?」

これからも、その“見えないもの”を見えるように伝えていきます。


あなたの一票は終わったけれど、
日本の未来は、今日からまた始まっています。

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