こんにちは。仁藤衛です。
家づくりは「技術」と「設計」の世界と思われがちですが、実は「時間」という大きな流れにも大きく左右されます。
その「時間」を示すものが、古代から受け継がれてきた 暦(こよみ) でもあります。
私が40年以上の現場経験を通して確信しているのは、暦を無視した家づくりは、どこかで歪みが出るということです。
たとえば地鎮祭をいつ執り行うか、棟上げをいつ行うか。さらには、玄関や寝室をどの方位に配置するか。これらは単なる慣習ではなく、「暦と方位」によって決めるべきものなのです。
その中でも特に注意すべきなのが、**“空亡(くうぼう)”**です。
空亡とは、干支の組み合わせの中で「欠け」「空白」が生じる期間を指し、物事が停滞したり、計画が頓挫しやすいとされています。
2024年以降しばらく作用が強いのが、「辰巳空亡」。
つまり、東南(辰=東南東、巳=南南東)の方位に“空白の氣”が流れ込みやすい時期なのです。
今日は、この「辰巳空亡」の理論と、実際に家づくりでどのような影響が出るのか、そしてそれを避ける工夫について詳しくお話しします。
◆理論編:“辰巳空亡”とは何か
空亡とは、十干十二支の組み合わせにおいて「欠け」となる支のことを指します。人間で言えば「エネルギーの谷間」。
暦の中で空亡の年・月・日には、以下の特徴があるとされます。
- 計画が停滞する
- 努力が実を結びにくい
- 人間関係の誤解が生じやすい
- 健康面で体調を崩しやすい
そして「辰巳空亡」とは、干支の組み合わせによって、辰(東南東)と巳(南南東)の方位が“欠け”となる期間を意味します。
この方位は、東洋思想で「発展」「進展」「縁」を司る場所。そこが欠けると、成長が止まり、交流が滞りやすくなる。
具体的には──
- 東南に玄関を置くと、来客や商談が滞る
- 南東の寝室は、健康運・学業運にブレーキがかかる
- 巳方位(南南東)に子ども部屋を置くと集中力が散漫になる
もちろん、空亡は一生続くものではありません。数年・数か月単位で巡ります。しかし「その時期にどのような使い方をするか」が、家族の運に大きな影響を与えるのです。
◆具体事例1:辰方位に玄関を設けて商売が停滞した家
ある経営者のお客様が、新築で東南(辰の方位)に玄関を設けました。明るい玄関で風通しも良く、一見申し分ありません。
しかし入居から2年、会社の売り上げが徐々に落ち込んできたのです。原因を探ってみると、まさにこの期間が「辰巳空亡」にあたっていました。
東南の玄関は本来「交流運・商売繁盛」に最適です。けれども空亡の期間は、その機能が“停止”してしまう。つまり、せっかくの良い玄関が「不発」の状態になっていたのです。
対策として、私は以下を実行しました。
- 玄関内に「金の氣」を補うアイテム(真鍮の置物、鈴)を配置
- 南側に風鈴を吊るし、音で氣を巡らせる
- 会社事務所の応接室を西方位に移動し、商談は西で行うように変更
その後、売上の下降は止まり、新規契約も増えていきました。玄関の影響力の大きさ、そして空亡の作用を改めて実感した事例です。
◆具体事例2:巳方位の子ども部屋で学業が伸び悩んだケース
別のご家庭では、南南東(巳の方位)に子ども部屋を設けていました。日当たりが良く、明るい勉強部屋のはずでしたが、子どもの成績が伸びず、集中力が続かないという相談です。
調べると、この期間もやはり「辰巳空亡」に該当。巳方位が欠けの氣を帯びていたのです。
対策はシンプルでした。
- 学習机の向きを北西(乾=権威と集中の方位)に変更
- 巳方位の窓辺に「水晶玉」を置き、氣の乱れを鎮める
- 子どもが勉強する時間帯を「空亡日」ではなく「吉日」にシフト
すると半年も経たないうちに集中力が増し、学力も向上していきました。
「方位と暦の組み合わせが、こんなに子どもの成績に影響するのか」と親御さんも驚かれていました。
◆設計指針:辰巳空亡を避ける家づくり
- 玄関・寝室を辰巳に置かない
特に空亡の時期に当たる場合は避けるか、氣を補う工夫を。 - 吉方位に生活の中心を置く
西=金運、北西=権威運、南=繁栄。これらを意識する。 - 空亡方位は“補助空間”に使う
収納や納戸、廊下などに充てると悪影響が少ない。 - 氣を補うアイテムを配置
- 辰方位 → 金属・鈴の音
- 巳方位 → 水晶・鏡・水のシンボル
- 暦に従い、工事日を選ぶ
地鎮祭や棟上げを空亡日に行わない。吉日を選ぶこと。
◆まとめ
「辰巳空亡」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、要は「時間によって方位の氣が欠けることがある」というシンプルな原理です。
そして、その欠けた時期に「重要な空間」を設けてしまうと、運が停滞する。
逆に、空亡を避け、吉方位に氣を集めれば、人生の流れは驚くほどスムーズになります。
家は、単なる器ではなく「時と方位を映す鏡」です。
「暦を読む家づくり」こそが、開運・昇運の本質である。
そう私は確信しています。
ご縁を大切に唯一無二の家づくり
おかげさまでありがとうございます。
明工建設が選ばれる理由とは?
第1位 住む人の幸せを考え抜いた高性能住宅

明工建設の家は強い方が売れる、省エネだから売れる・・・
そんな安っぽい理由で、住宅を高性能にしているわけではありません。
高性能な家に住んでもらった先にある『家族の幸せ』を手に入れてもらいたいから高性能にしているのです。
第2位 圧倒的省エネ住宅で1,000万円以上の節約に

明工建設の考える住宅は、住むだけでお金が貯まります。
光熱費が0円以下にすることが出来る、圧倒的省エネ住宅であなたの家計を守ります。
第3位 売ることが仕事じゃない!お客様のありがとうを考えるご提案

明工建設は住宅を売ることを仕事だと考えていません。
お客様の幸せをとことん考え、その結果『ありがとう』を頂くことを仕事にしています。
その対価としてお金を頂く。これが明工建設のポリシーです。
第4位 最新の技術提供なのに、圧倒的なコスパを実現

M-THE BESTに代表されるように、明工建設の家は常に最新の技術を提供します。
それなのに誰もが納得、いやそれ以上のコスパの良さで皆様に選ばれています。
それを実現出来るのは、圧倒的な仕入れ力と無駄なお金を使わない工事力があるからです。