お米だけが“悪者”にされている|このままでは10年後、日本の米が消える

カップ麺は2倍になっても文句は出ない。

米が5割上がったら政府が慌てる。

…これ、冷静に考えて異常じゃないですか?

昨日の記事で「備蓄米の放出は愚策だ」と書いたところ、大きな反響をいただきました。

そして今日は、その続き。

なぜ、私たちは“米ばかり叩かれる構造”に黙っているのか?

■ 加工食品の価格は、すでに“倍”以上になっている

ここで一つ、冷静にスーパーを見てみましょう。

  • ● 某大手カップラーメン → 98円 → 198円(約2倍)
  • ● 某冷凍パスタ → 158円 → 298円(約1.9倍)
  • ● 食パン(4枚切) → 108円 → 180円(約1.7倍)
  • ● ハム・ソーセージ → 約1.5倍以上(容量減含む)

どれも「誰も騒いでいない」んです。

なのに、「米が5割上がった」とたんに、

政府が慌てて備蓄米を放出する。

マスコミが「値上げで生活苦」と騒ぎ立てる。

■ 米の値段だけ叩くことは、自殺行為だ

米農家にとっては、収穫まで約半年。

燃料費・肥料・人件費もすでに2~3倍。

収益はギリギリ、いやマイナスに近い。

それでも、

「米の値段は上げるな」

「安くするために国が備蓄を放出する」

──そんな政策を続けていたら、

10年後に米を作る人、いなくなります。

■ 「安くしろ」という空気が、日本の食を壊していく

米が高くなったら、「じゃあ他の主食に変えよう」と言える人がどれだけいますか?

  • 小麦は? → ほぼ輸入。しかも世界情勢で乱高下
  • パンは? → 輸入小麦と電気ガス必須。コストの塊
  • 麺類? → すでに1食200円時代突入済み

お米こそが、実は“最も安く、安定した主食”だった

にもかかわらず、

「米だけは高くてはならぬ」

という空気が蔓延すれば、農家は次々と撤退する。

■ このままでは「米は外国から買うもの」になる

もし10年後、国内の稲作農家が今の半分になったらどうなるか?

  • 外国から高値で買うしかない
  • 為替次第で1キロ1000円時代へ
  • 貧困層は主食すら買えなくなる
  • 「国民皆米」の時代が終わる

しかも、世界の米はすでに品薄傾向。インド、タイ、アメリカも、自国優先を明言している。

「輸出してもらえばいい」は、甘すぎる。

■ 実は、今こそ“米を備える家”が最強

今後、食料不安が高まったときに

一番強い家庭は、実は「米を蓄えられる家」です。

  • 湿度コントロールができる家
  • 防虫・防カビに強い家
  • 夏でも室温が安定する家(高気密・高断熱)
  • 家の空間に余裕がある(ストックスペース)

これは、単なる収納術ではなく、

「家庭の食料安全保障」の話です。

■ 結論:米を叩いてはいけない。支えるべきは、今。

  • 加工食品はすでに2倍になっている
  • 米だけを安くしようとするのは、農業破壊の第一歩
  • 今こそ「適正な価格で支える」という意識が必要
  • 住宅でも「米を守れる家」が、新しいスタンダード

日本の米を守るということは、

あなたの家族の“未来の食卓”を守るということ。

まだ、できることはあります。

買い支える。声を上げる。

そして、“米を守れる暮らし”を設計する。

本気でそう思う人と、

明日からまた動いていきたいと思います。

ご縁を大切に唯一無二の家造り

おかげさまでありがとうございます。