「食べるものが高ケェたって、有るウチは花だい。無くなりゃ、着物も宝石もタダ同然だ」
子供のころ、ばあちゃんがよく言っていたことです。
食料と住宅。まるで別の世界の話に思えるかもしれませんが、実はこれは一本の線で繋がった“安全保障”の話です。
最近話題になっている「備蓄米の放出」。
これを「ありがたい」と思って安心している人は、申し訳ないが、本質を見誤っています。
■ 備蓄米とは“価格調整”の道具ではない
- 備蓄米は“有事用の兵糧”であり、「安く売る」ためのものではない
- 今の放出は、価格のためではなく、**“備えの破壊”**に等しい
- 外国に「日本にはもう米がない」と宣言するに等しい行為
つまり、私たちは「安く買えるからラッキー♪」などと言っている場合ではなく、
“備蓄崩壊のリスク”が現実になった局面にいるわけです。
■ 食の備えが崩れれば、住宅価格も崩壊しない“逆”の意味で壊れる
ここで、住宅とつながります。
備蓄米の放出が示すのは、「国家の食料戦略の限界」です。
そして、食料インフレが始まれば、次は以下のような連鎖が起きます。
● 食料価格 ↑ → エネルギーと輸送費 ↑
→ 建材コスト ↑
→ 家の価格 ↑
● 米の供給不安 → 農地の戦略的価値 ↑
→ 地方の土地価格 ↑
→ 住宅地への波及
● 備蓄がなくなる → 不安心理の拡大
→ 「今のうちに確保しよう」と動く人が増える
→ 住宅需要が一気に高まる(バブル的現象)
つまり、“食の崩壊”が“家の高騰”の起爆剤になるのです。
■ 住宅は“家族の避難所”という戦略的視点で考える時代
今後、食が不安定になり、光熱費が高騰し、外で買うものの価格が暴れ始めた時──
あなたは、どこに身を置きますか?
- 節電・節約せずとも快適な高断熱・高気密の家
- 太陽光+蓄電池で電気代ほぼゼロ
- 食料を保管できる安定した室温・湿度の住宅
- 雨水利用や簡易菜園が可能な小さな敷地余白
これはもう「贅沢な家」ではなく、**“自立型ライフライン拠点”**です。
■ 備蓄米の放出は、政府の最後の切り札を使ったようなもの
ここで冷静に考えてみてください。
- 食料備蓄を放出した国が、将来どうなるか?
- 次の天候不順や災害のとき、何が起きるか?
- 海外は日本に“定価”で食料を売ってくれるのか?
「今回は米だけ」じゃ済まない未来が、そこに見えています。
■ まとめ:動けるうちに動く、それが本当の“準備”
- 備蓄米の放出=食料政策の破綻サイン
- 食の価格爆発は住宅価格の爆発へとつながる
- 高性能住宅こそ“備蓄”の器
- 本当に備える人は、家を“防衛基地”として手に入れる
住宅ローンが低金利な今。
建材価格がこれ以上高騰する前に。
土地がまだ「買える価格」であるうちに。
“備える人”と“のんびり構えてる人”の差は、2年後には天と地ほどになります。
「食べるもんが高ケェたって、有るウチは花だい。無くなりゃ宝石だってタダ同然だ」
住宅も、まさにこれと同じです。
あるうちが“チャンス”。無くなってからでは“終わり”です。
※空気環境・エネルギー・食の保全まで考えられた本物の家づくりを、よろしければ。
ご縁を大切に唯一無二の家造り
おかげさまでありがとうございます。