
おかげさまです。明工建設の仁藤です。
結論から言います。
家づくりで絶対にやってはいけないのは、「理想」だけを集めて家をつくることです。
SNSで見たおしゃれなキッチン。
住宅展示場で見た大きな吹き抜け。
雑誌で見たホテルライクな洗面台。
もちろん、どれも素敵です。ですが、それをそのまま足し算していくと、住み始めてからこうなります。
「見た目はいいけれど、なんだか使いにくい」
「朝の支度が毎日バタバタする」
「収納は多いはずなのに、なぜか片づかない」
「家事が楽になると思ったのに、逆に遠回りが増えた」
私は長年、現場でたくさんの家を見てきましたが、後悔する家には共通点があります。
それは、図面の中に“暮らしの時間”が入っていないことです。
今日は、理想の家づくりで失敗しないために、あえて「やってはいけないこと」から仁藤流でお話しします。
1. 理想ばかりを書き出すのは危険です。まず「今の不便」を書き出してください
「どんな家に住みたいですか?」と聞かれると、多くの方は理想を語ります。
でも本当に大事なのは、そこではありません。
先に書き出すべきなのは、今の家の不便です。
たとえば、
- 朝、洗面台が混んでイライラする
- 帰宅してからコートやバッグの置き場が決まらない
- 洗濯物を干すまでの動線が遠い
- 脱衣所が寒い
- 片づけてもすぐに散らかる
こういう不満は、あなたの体が毎日感じている“事実”です。
理想は空想ですが、不便は現実です。
だから私は、お客様にまずこう聞きます。
「今の暮らしのどこが嫌ですか?」
ここが明確になると、間取りは急に正解へ近づきます。
家づくりは、夢を描くことよりも、日々の小さなストレスを一つずつ消していくことのほうが大切なのです。
2. 収納を一か所にまとめれば片づく、は大きな勘違いです
「大きなファミリークローゼットを作ったから安心です」
「納戸を広くしたから収納は足ります」
そう言われることがあります。ですが、収納は量だけでは決まりません。
大事なのは、使う場所に、使う物があることです。
たとえば玄関には、上着、バッグ、鍵、買い物袋。
洗面室には、タオル、下着、パジャマ、洗剤。
キッチンには、調理道具だけでなく、日常的によく使う書類や薬が必要なご家庭もあります。
つまり、収納は「集める」のではなく、分けることが大切です。
さらに、奥行きの考え方も要注意です。
押し入れのような90cmの奥行きは、布団をしまうなら有効ですが、ベッド生活のご家庭には深すぎることがあります。奥に入れた物が二度と出てこない“死蔵収納”になるからです。
収納計画で失敗しないコツは、
「何をどこで使うか」から逆算すること。
これだけです。
3. 複雑な家ほどかっこいい、は間違いです
外観をかっこよくしたい。
屋根の形を凝りたい。
斜めの壁や凹凸を入れて個性的にしたい。
その気持ちはよく分かります。
でも、ここに大きな落とし穴があります。
家は、複雑になるほど、
- 構造が不利になる
- 雨仕舞いが難しくなる
- 将来のメンテナンス費が上がる
- 温熱環境も不安定になりやすい
つまり、見た目の個性を優先しすぎると、住み心地や耐久性を犠牲にしやすいのです。
本当に賢い家は、箱はシンプルです。
その中で、素材、光、視線の抜け、空気の流れで個性を出します。
仁藤流で言えば、
**「構造はシンプルに、暮らしは豊かに」**です。
流行は10年で古くなります。
でも、素直で強い家は、20年後も30年後も美しい。
ここを見誤ってはいけません。
4. トイレ・洗面・洗濯。この“小さな動線”を軽く見てはいけません
家づくりで多くの人が注目するのは、リビングや外観です。
ですが、実際の暮らしの満足度を決めるのは、案外こういう場所です。
- 朝の洗面台の使い方
- トイレの位置と落ち着き
- 洗濯して干してしまうまでの流れ
- 帰宅後の着替えや手洗いの順番
毎日やることだからこそ、少しのズレが大きなストレスになります。
たとえば、洗面台は広くておしゃれでも、家族が同時に使えなければ朝は渋滞します。
トイレも、窓をつければ良いというものではありません。あえて窓をなくし、換気とプライバシーを優先したほうが快適な場合もあります。
洗濯動線も、「洗う・干す・たたむ・しまう」がバラバラだと、毎日少しずつ疲れていきます。
家づくりは、特別な一日を作ることではなく、
何でもない一日を、どれだけ気持ちよく過ごせるかです。
5. 図面を見て満足したら危険です。「一日の暮らし」を指でなぞってください
最後に、これが一番大事です。
間取り図ができたら、眺めて終わってはいけません。
そこに自分を住まわせてください。
朝起きる。
顔を洗う。
着替える。
朝食をつくる。
ゴミをまとめる。
洗濯をする。
帰宅して荷物を置く。
お風呂に入る。
夜、眠る。
この一連の流れを、図面の上で指でなぞってみてください。
そのときに、
「ここで家族とぶつかりそう」
「ここ、意外と遠い」
「これを毎日やるのは面倒かも」
そんな違和感が出たら、それは大事なサインです。
家は完成してから直すのは大変です。
でも、図面の段階ならまだ直せる。
だから私はいつも言います。
家づくりは、図面の上で一度暮らしてみることが大事です。
まとめ:理想の家とは、見た目が完璧な家ではありません
理想の家づくりで絶対にやってはいけないこと。
それは、理想のイメージだけで家を決めることです。
本当に後悔しない家は、
- 今の不便を言語化している
- 収納が「量」ではなく「位置」で考えられている
- 構造が素直で、長く安心して住める
- 洗面・洗濯・トイレなど日常動線が整っている
- 図面の上で一日の暮らしがシミュレーションされている
そんな家です。
家づくりは、作品づくりではありません。
家族が毎日を心地よく生きるための「器」をつくることです。
見た目は後から慣れます。
でも、使いにくさは毎日積み重なります。
だからこそ、これから家を建てる方に、私は強くお伝えしたい。
理想を足す前に、不便を消してください。
それが、後悔しない家づくりの最短ルートです。
ご縁を大切に唯一無二の家づくり
おかげさまでありがとうございます。
次回はこの続編として、
「プロに任せれば安心」は本当か?間取りで失敗する人の共通点
を、さらに仁藤流で深掘りしてお話しします。
お読みいただき、ありがとうございます。
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