残価設定型住宅ローンは本当に得なのか?
― メリットの裏にある「絶対に知っておくべき落とし穴」 ―
こんにちは。
明工建設の仁藤です。
前回の記事では、
「住宅ローンは金利ではなく、出口を設計する時代」
という話をしました。
その中で登場したのが、
**「残価設定型住宅ローン」**です。
最近では、
- 月々の支払いが抑えられる
- 若いうちから良い家に住める
- 将来は売却・住み替えが前提
といった言葉で、
まるで魔法のローンのように語られることも増えてきました。
しかし、ここで一度、立ち止まって考える必要があります。
「それ、本当に“得”ですか?」
今日は、
メリットも、デメリットも、都合の悪い真実も含めて
住宅のプロとして、忖度なく解説します。
第1章|残価設定型住宅ローンとは何か(超・整理)
まず、仕組みをシンプルに整理します。
残価設定型住宅ローンとは
- 将来の住宅価値(=残価)を
- あらかじめ想定・設定し
- その部分を「最終回し」にするローン
つまり、
「全部を今から返さない」
「将来価値を前提に、今の負担を軽くする」
という設計です。
車の残クレ(残価設定クレジット)を
イメージすると分かりやすいでしょう。
第2章|残価設定型住宅ローンの“本当のメリット”
ここからは、
本当に評価すべきメリットを整理します。
メリット①|月々の支払いは、確かに軽くなる
これは事実です。
- フルローンより
- 毎月の返済額は抑えられる
特に、
- 若い世代
- 共働きだが将来が不透明
- 教育費ピーク前
こうした家庭には、
キャッシュフロー面の助けになります。
メリット②|「住み替え前提」という考え方は、時代に合っている
かつての日本は、
家は一生住むもの
という前提でした。
しかし今は、
- 転勤
- 親の介護
- 子どもの独立
- 収入構造の変化
人生が変わる前提で考える方が、よほど現実的です。
残価設定型は、
「ずっと住い続ける前提」を
最初から外している
という点で、
思想としては非常に現代的です。
メリット③|“資産価値”を意識する人には有効
残価があるということは、
- 建物性能
- 立地
- 維持管理
これらを意識せざるを得ないということ。
結果として、
「売れない家」を避ける思考
が育ちます。
これは、
感情だけで家を選ばない人にとっては、
大きなメリットです。
第3章|しかし…ここからが「誰も言わない話」
ここから先は、
住宅会社があまり触れたがらない領域です。
落とし穴①|「残価」は保証されていないケースが多い
まず、最重要ポイント。
すべての残価設定型住宅ローンに、
残価保証が付いているわけではありません。
つまり、
- 想定していた価格で
- 売れなかった場合
差額は、誰が負担するのか?
答えは、
👉 原則、施主(あなた)です。
ここを理解せずに
「残価設定=安心」と思っている人は、
正直かなり危険です。
落とし穴②|性能・管理が甘い家ほど“残価は消える”
残価は、
机上で勝手に残るものではありません。
- 耐震性
- 断熱・省エネ
- メンテナンス履歴
- 将来の法規制適合
これらが欠けると、
残価は「想定」から「幻想」になります。
特に、
- 見た目重視
- 初期コスト優先
- メンテナンス軽視
こうした家は、
残価設定型と最も相性が悪い。
落とし穴③|「住み続けたい」と思ったときの選択肢が狭い
これは意外と盲点です。
残価設定型は、
- 売却
- 住み替え
を前提にしています。
では、
「やっぱり、この家に住み続けたい」
となった場合は?
- 残価部分を
- 一気に精算する
- 再ローンを組む
必要が出てきます。
そのとき、
- 金利
- 年齢
- 健康状態
次第では、
不利な条件を飲まざるを得ないこともあります。
第4章|残価設定型が「向いている人」「向かない人」
ここで、はっきりさせましょう。
向いている人
- 数字とリスクを理解できる
- 将来の選択肢を自分で判断できる
- 住宅性能・管理に妥協しない
- 出口戦略を最初から考えられる
向かない人
- 「なんとなく安いから」で選ぶ
- 説明を聞いても仕組みを理解しない
- 家を感情だけで選びたい
- 住み続ける前提を強く持つ
残価設定型は、
**“考える人向けのローン”**です。
第5章|仁藤流の結論:残価設定型は「道具」であって「答え」ではない
最後に、
明工建設・仁藤流の結論です。
残価設定型住宅ローンは、
使いこなせば強力。
だが、理解せずに使うと危険。
重要なのは、
- ローン単体で判断しない
- 家の性能
- 制度(保証・借上げ)
- 人生設計
これらを一体で考えることです。
だからこそ私たちは、
- フラット極
- JTI制度
- 高性能住宅
を組み合わせて提案します。
次回予告(さらに一段深く)
次回は、
「“売れる家”と“売れない家”は、どこで決まるのか?」
性能・立地・金融制度・心理の視点から、
将来価値を失わない家の条件を解説します。
もしこの記事を読んで、
「自分は、ちゃんと理解して選びたい」
そう感じた方は、
それだけですでに失敗しにくい側の人です。
明工建設は、
“分かる人にだけ分かる説明”を、
きちんとする会社であり続けます。
それが、仁藤流です。
ご縁を大切に唯一無二の家づくり
おかげさまでありがとうございます。
明工建設が選ばれる理由とは?
第1位 住む人の幸せを考え抜いた高性能住宅

明工建設の家は強い方が売れる、省エネだから売れる・・・
そんな安っぽい理由で、住宅を高性能にしているわけではありません。
高性能な家に住んでもらった先にある『家族の幸せ』を手に入れてもらいたいから高性能にしているのです。
第2位 圧倒的省エネ住宅で1,000万円以上の節約に

明工建設の考える住宅は、住むだけでお金が貯まります。
光熱費が0円以下にすることが出来る、圧倒的省エネ住宅であなたの家計を守ります。
第3位 売ることが仕事じゃない!お客様のありがとうを考えるご提案

明工建設は住宅を売ることを仕事だと考えていません。
お客様の幸せをとことん考え、その結果『ありがとう』を頂くことを仕事にしています。
その対価としてお金を頂く。これが明工建設のポリシーです。
第4位 最新の技術提供なのに、圧倒的なコスパを実現

M-THE BESTに代表されるように、明工建設の家は常に最新の技術を提供します。
それなのに誰もが納得、いやそれ以上のコスパの良さで皆様に選ばれています。
それを実現出来るのは、圧倒的な仕入れ力と無駄なお金を使わない工事力があるからです。



