
本日はローンのお話をいたします!
住宅ローンの金利の低さが魅力の
ネット銀行の住宅ローンですが、
実際にどのような住宅ローンなのか、
今回は、ネット銀行の住宅ローンをお伝えします。
住宅ローンの新規借入、借り換えを
検討している方の中には
「ネット銀行は金利が低い」
と理由で人気です。
加えてネット銀行の住宅ローンには、
保証料や団信保険料、
団信に付帯する疾病保障などが無料
というメリットもあります。
一部繰上げ返済の手数料も無料で
1円単位などの少額から利用可能な点も、
ネット銀行ならではと言えるでしょう。
それでは、
ネット銀行の住宅ローンに
デメリットがないかと言うと、
残念ながらそうではありません。
しかし、デメリットをしっかりと把握し、
その対処法を知ることで、
ネット銀行の強みを最大限に活かすことが可能です。
そこで
ネット銀行の住宅ローンに
どのようなデメリットがあるか
そしてその対処法についてもご紹介します。
◆デメリット1 審査・融資実行のスピードが遅い
ネット銀行の住宅ローンのデメリットは、
審査・融資実行までに時間がかかる点です。
大手メガバンクであれば、
申し込みから融資実行されるまでにかかる期間は、
通常1ヶ月程度です。
一方、ネット銀行では
2ヶ月以上の期間を要することもあります。
その理由としては、ネット銀行の場合、
必要書類を郵送でやりとりが多いという点が
挙げられます。
ネット銀行では書類到着から本審査を行うため、
どうしても対面での申し込みと比較すると
融資実行までに時間がかかってしまいます。
ネット銀行は、ほとんどが実行時金利です。
実行時金利の場合、申込時点より
金利が下がればいいのですが、
申込時より金利が上昇して、
資金計画に狂いが生じる可能性もあります。
2018年8月の時点では、
今後金利が上昇傾向にありますので、
注意必要です。
●対処法
物件契約後、
支払い期限までにスムーズに借入を行うためには、
早めに申し込みを行っておくことが重要です。
また、最近では、
住宅ローンの申し込みから契約までを
すべてWEB上で行えるネット銀行も登場しています。
郵送でのやりとりに比べ時間も短縮されるため、
スピード重視の方は
WEB上で手続きが完結するネット銀行が
選択肢になります。
例えば「じぶん銀行」や「住信SBIネット銀行」では、
契約書の記入・捺印が不要でWEB上で
手続きが完結します。
紙の契約書がないため、印紙代もかかりません。
◆デメリット2 審査が厳しい
ネット銀行の場合、対面での人物審査がないこと、
保証会社を利用しないことから
住宅ローン審査が厳しい傾向があります。
大手メガバンクでは、
対面での人物審査を行うことに加え、
保証会社を介することで
貸し倒れのリスクを回避しています。
しかしネット銀行では、上記のような理由により、
その分慎重な審査を行う必要があります。
●対処法
住宅ローンを組む際には、
仮審査という過程があります。
仮審査に通っていれば、
本審査通過の可能性も高いでしょう。
ネット銀行の場合、
仮審査の結果はすぐにわかるため、
早めに仮審査を申し込んでおき、
仮審査の結果がよかった銀行に
複数申し込みを行っておくと安心でしょう。
◆デメリット3 対面で相談できない
ネット銀行では、店舗を構えないことで
諸費用を軽減し、
低金利の住宅ローン商品を提供しています。
そのため、対面での相談窓口が
用意されていないこともあります。
「金額の大きい取引なので、対面で相談したい」
という方にとっては、
その点がデメリットになります。
●対処法
実はすべてのネット銀行が
相談窓口を設けていないわけではありません。
例えば、イオン銀行では
イオンモール内に土日祝日にも営業している
相談窓口があります。
住信SBIネット銀行は、住宅ローン相談窓口
「SBIローンプラザ」を設置しております。
国内最大手の住宅ローン専門金融機関である
ARUHIでも、全国に相談拠点を展開しています。
まずは検討しているネット銀行の相談窓口が
近くにないか、確認してみましょう。
◆デメリット4 事務手数料
ネット銀行の場合、
住宅ローンの事務手数料で
「借入額の2.16%」などの定率性を
採用していることがあります。
借入額が2,000万円で事務手数料が2.16%の場合、
手数料の額は43万2,000円ほどになります。
大手メガバンクの事務手数料は
32,400円で統一されているため、
事務手数料のみで比較すると2.16%は
割高と言えます。
●対処法
中には、
事務手数料が一律のネット銀行も存在します。
また、事務手数料が定率性の場合でも、
金利や保証料などその他の費用を含めると、
ネット銀行の方が総返済額は
少ないケースも多々あります。
特に、ネット銀行では、
保証料・団信保険料がかからず金利も低いので、
トータルの総返済額で比較することが大切です。
◆まとめ 対処法を知ってネット銀行を活用しよう
いかがでしたか?
ネット銀行の住宅ローンには
デメリットもあるものの、
それをカバーする対処法も存在します。
最近では初めての借入の方だけでなく、
借り換え先として
ネット銀行を選択する人も増えています。
ネット銀行で住宅ローンを組む際には、
早めに申し込み・仮審査を
受けておくことがポイントです。
また、対面での相談を希望する方は
相談窓口のあるネット銀行を選ぶことで
デメリットを回避することができます。
何よりもトータルのコストでは、
ネット銀行が有利になるケースがほとんどです。
諸費用の金額だけで判断するのではなく、
総額でいくらになるのかを基準に
比較してみましょう。
それでは、また!!