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【店長流】

家を造るにはまず予算から! 御前崎、島田での家づくり #店長流
家を造るにはまず予算から! 御前崎、島田での家づくり #店長流

本日は地域で防災訓練をしている方が多いですね。

来週の9/1は関東大震災が起きてちょうど100年。

記念とは言えませんが、記憶からは消してはいけないことだと思います。

そういったこともあって、ここ静岡では9/1に防災訓練を行う自治体が多くあります。

私のエリアでは学校は全校やるくらいのイメージがあります。

災害が来ないのが一番ですが、来た場合でも備えらるようにしておきたいですね。


******************


さて、今日の話題は家造りの方法の話です。

皆さん家造りを検討するってなったら何を一番最初に考えますか?

土地?外観?内容?家具?間取り?

色々と考えなくてはいけませんが、一番考えなくてはいけないことを本日はお話しようと思います。

最初に言いますが、それは・・・


『予算』


です。


■買い物をするのに、予算が分からないなってありえない


皆さん普段色々と買い物をすると思いますが、その際に自分の予算をまったく考えずに買い物をする人っていますか?

例えばお昼ごはんなら、1000円までとか、500円までとか、今年の秋用の服を買うなら1万円までとか、2万円までとか。

なんにしても自分の収入や価値観に合わせて、予算を決めて買い物をするはずです。


しかし、家を購入するってなると多くの方が、このことを忘れて買い物を始めています。

当社の来場アンケートの中に予算はいくらですか?といった記入欄がありますが、ほとんどの方が明確な金額で書けません。

大体4000万円とか、3000万円以下とか、3000~3500万円見たいな書き方です。

正直書けたらまだいい方で、まったく書くことすら出来ない方もいます。

そんな状態なのに、家の希望や土地の希望はしっかりと持っている。

そういった方が実際には7割程度だと、個人的に認識しています。


先ほどあげた、お昼ごはんくらいならこういった誤差があってもいいかもしれません。

1000円~1500円くらいならまぁいいか、そんな気持でも大きな問題にはなりません。

しかし、住宅ともあると話は別です。

3000万円~3500万円なら、まぁいいか・・・・

なんてことになったら、最高で500万円も差がうまれます。

ちなみに4人家族で近場の海外旅行にいくと、平均で20万円程度掛かります(私個人での数字です)

となると、500万円もあれば、海外旅行に25回も行ける計算になり、毎年一回なら25年間も海外にいく事が出来ます。

そんな大金を何となくで、まぁいいか・・・って言っているんです。

これは本当にあり得ないことだと私は思います。



■住宅を購入したら、幸せな生活を送って欲しい


それは私の個人的な理念で、住宅購入者には幸せな生活を送って欲しいというものがあります。

ちなみにこれも持論ですが、買い物とは高い物を買えば買うほど満足感や幸せがあると私は思っています。

500円の服を買った時よりも、5万円の服を買った時の方が、大事にしようとか、着るのが楽しみだったりとか、皆にオシャレって言われたらどうしようとか、そんな嬉しい気持ちが多いと思います。


そういった考えだと住宅はどうでしょうか?

住宅は個人では多分一番の高額な買い物かつ、一回きりの買い物になるでしょう。

と言うことは、人生で一番幸せな買い物であるべきですよね?

しかし、多くの方が住宅を購入することでかえって不幸になることがあります。

その一番の原因が『お金』つまり、予算の失敗でのことなんです。


■まぁいいかが生む不幸の連鎖


先ほど言ったまぁいいか・・・・

その時はたったの500万円だと思ったかもしれません。

それは、500万円と言えば大金ですが、住宅ローンにして500万円だと月々1.3万円となり、そんなに大したことが無い金額に思えるからです。

しかも、住宅営業さんは上手くこのように誘導しますので、大金の500万円がいつの間にか、たったの1.3万円になってしまうのも原因です。


ただ冷静に考えると、この1.3万円でも大金であることに気が付けます。

1.3万円も年間貯金したとしたら、15.6万円にもなります。

家族で毎年ディズニーに静岡から行くことが出来ます。

逆を言えば、500万円多く借りることで毎年ディズニーに行けなくなると言うことです。


人生を楽しんで暮らすためには、お金が全てとは言いませんが、お金はやはり必要です。

それが無いだけで、不幸が溜まり、それが連鎖して、家を建てたせいで・・・なんてことが増えてきます。

折角、人生で一番ハッピーな買い物をしたのに、不幸を生んでどうするんですか・・・・



■それならばと安い物を買っても不幸になる。


そういった話をすると、それならばと安価な物を買いに走る人がいます。

お金は人生を豊かにしてくれる良い道具なので、それを手に入れることは一見良いことのように思えます。


しかし、先ほど言ったように、家は人生で一回きりの買い物である方がほとんどです。

そういった方々は、もし家が気に入らなくても、問題があっても我慢をするしかないんです。

そういった人生を何十年としていくんです。

だったら少しでも不満がなく、満足できる買い物がしたいですよね?

それなら、先ほど言った服を買う時のように、お金を出すことで多くの満足が得られるので、満足したいのならお金は少しでも多く出すべきなんです。

そうすれば、将来に渡って満足した生活が出来る可能性が上がります。


こういった観点から、安い物を買うことが幸せに繋がるかと言うとそうではないんです。



■だから予算が大事なんです。


前置きが長くなりましたが、こういった観点から『予算』を考えることがとても重要であると言えるんです。


ここでいう予算とは、家の価格とか土地の価格とかではなく、あなたの人生においての家に対するお金の使い方のことを言います。

今の年収や将来の年収。

奥様の年収やお子様の成長や就学の予定。

他にも色々は収入や支出があると思いますが、そういったものを全て把握した状態で、予算を組むべきです。

本来はご自分が亡くなるまでの状況を把握したいですが、それは本当に難しいので、せめて住宅ローンの期間の30年くらいはやっておきましょう。



■予算組の実践方法


実際の実践方法を簡単に説明します。


まず、収入や支出を想定したうえで、毎月に住宅にあてられる予算を決めましょう。

手取り収入が25万円位の方は、食費などの支出で10万円は行くと思うので、預金や予備費も入れると、住宅に掛けられる予算は10万円以下です。

欲を言えば8万円代だと安心が出来るくらいです。

仮に8万円だとすると、住宅ローンを逆算して今の金利だと3100~3200万円程度の借り入れが出来ます。

ざっくりですが、住宅ローンは3100~3200万円であるのが好ましいと分かります。

あと住宅ローンでは支払えないものも多くので、自己資金を仮に100万円用意するとします


次に自分達が住みたい家を考えましょう。

大きさや設備、メーカーによって価格はバラバラですので、多くの会社に行ってみて、希望とそれに対する予算の把握をしておきます。

これが30坪で仮に2200万円だったとします。


次の建築に対して掛かってくる経費を考えます。

ローン経費に、火災保険、引っ越しに、家具家電など、結構出費が多くなります。

人によってバラバラなので、一概にいくらとは言えませんが、仮に400万円程度としておきます。


次に残るのが土地の予算です。

これは分かりやすく、最初に出した住宅ローンの3200万円、自己資金100万円でトータル予算が3300万円になっていますので、ここから、建物額2200万円、諸経費400万円をひくと、残りが、600万円となります。


これが今の収入から考えて見た、予算と言えます。


ですので、建物を2200万円で諸経費が400万円で済む会社を探し、600万円で買える土地を見つければ予算通りになりますので、生活が苦しくなることなく、しっかりと自分の人生を歩くことが出来ます。



■ここからは調整をしていく


ここまで出来たらあとは調整です。

土地を600万円で買えるエリアなら良いのですが、そんなエリアばかりではないでしょう。

そもそも収入がもっと高ければ、もっと余裕のもった計画が出来ますし、逆もしかりです。

自分が出した予算にあった建物や土地を予算の範囲内で調整して決めていきます。


ただ、予算が足りないからといって、出来れば算出した予算の上乗せは考えない方が良いです。

多くのハウスメーカーは予算の上乗せを提案してくるでしょうが、それにはしっかりと考えてから乗って下さい。



■住宅を買うと言うことは、『家』を買うのではなく『未来』を買うということ。


その理由は住宅購入は『家』という商品を買うことではなく、 『家を手に入れて得られる未来』を買うということだからです。

フィギアやぬいぐるみなどを集めるコレクターのように、家を集めてコレクトするのなら話は別ですが、ほとんどの人が、自分の将来の生活を良くするために、住宅を手に入れます。

ハウスメーカーの提案はとても魅力的に思うかもしれませんが、あなたはその家を買うのではなく、自分の未来を買いに来ているのです。

ハウスメーカーはあくまでも、商品として家を売っているので、その商品が素晴らしくなるような提案は得意です。

しかし、あなたの未来のことまで考えた提案は出来ません。

なぜなら、その未来はあなたが自分で作るしかないからです。


このことを忘れずにいられたらきっと良い家を手に入れることが出来ます。

それこそ世界に一つだけの自分の最高な家を手に入れられます。



■まとめ


今回も長文でしたが、最後までお読み頂きありがとうございます。

家を考え始めると、皆さん間取りやキッチンなどどうしても物理的なことを考えがちです。

しかし今回お話したように、家を建てるということは、家を手に入れる行為ではなく、買ったことで得られる幸せを買うことなんです。

その幸せを最大限に手に入れるための考え方が、『予算』になります。

これがしっかりとしているほど、後悔も無く、楽しく嬉しい家を手に入れられる可能性が高くなります。

色々とはやる気持ちは分かりますが、まずは予算。

これをしっかりと決めてから家造りを楽しんでみてください。


とは言っても、この予算づくりって本当に難しいので、出来ない方も多くいると思います。

その際には、私がお手伝い出来ますのでお気軽にお声掛け下さい。



それでは、また!