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大阪万博とサプライロス型インフレ  From 三橋貴明 @ブログ 政治ネタ含む

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大阪万博とサプライロス型インフレ  From 三橋貴明 @ブログ 政治ネタ含む
大阪万博とサプライロス型インフレ   From 三橋貴明 @ブログ 政治ネタ含む

おかげさまです。
同じ建設業に携わる者として、大阪万博の行く末は気になります。

8月25日のメルマガをご覧ください。


毎度おなじみの国の借金でございます

[三橋TV第746回] 三橋貴明・高家望愛

https://youtu.be/hQxFK8Kq31Y


 大阪万博は、まさに、
現在の日本全体の問題を
凝縮したような有様になっています。


 夢洲の土壌や地盤の問題は
置いておいて(これも凄いですが)、
とりあえず車のアクセスが
夢咲トンネルと夢舞大橋の二本しかない。


 それにもかかわらず、
想定来場者数を半年間で
3036万人(!)としている。
ということは、半分は
(未完成の)地下鉄で来るとして、
残りはシャトルバスになるため、
一日におおよそ10万人が
トンネルもしくは橋を渡ることになる。


 シャトルバスは乗客数50人程度だから、
2000台(!)。大渋滞必至ですね。
というか、そこにロジスティクスセンターの
トラックも加わる。


 それ以前に、準備が本格化すると、
夢洲地区に流入する工事車両等により
大渋滞になりかねない。
しかも、2024年問題(残業規制)と
もろに重なる。


 運送ドライバーや、
現場の土木・建設業の作業員の方々にも
「働き方改革」を適用せざるを得ない。
しかも、作業員の方々が
(地下鉄がまだないので)
車で通勤するとなると、
これまた大渋滞でしょう。


 現場は地盤沈下が
激しいゴミの埋め立て地です。
汚染水やガス噴出が発生する夢洲で、
パビリオンを建設するのは、
もちろんおカネと時間をかければ
十分に可能なのでしょうが、
時間が区切られている状況では
相当に厳しい。


 さらには、来場者の
汚水処理(トイレ問題)の
問題については目途が立っていない。


 万博の大人1人あたりの入場料が
7500円とされており、
現在の貧困日本では人々が
チケットを買えず、
閑古鳥が鳴く可能性が高い。
とはいえ、逆に目論見通り
一日10万人規模の来場者があった場合、
交通インフラも、下水道インフラも
対応が不可能。


 そもそも、インフラ投資を
事前にしておかなかったにもかかわらず、
「島」で万博を開催するなど、
狂気の沙汰ですよ。


 しかも、海外諸国が
パビリオンを建設する際に
必要な仮設建築物許可の申請が、
未だに一カ国からも出ていない。


 どうするんじゃ、これっ!


 『大阪・関西万博「プレハブ方式」も提案
 海外パビリオン、苦肉の策
  2025年大阪・関西万博の開幕まで
 600日を切った。


 海外パビリオンの建設が
 遅れている問題では、
 運営主体の日本国際博覧会協会が
 参加国に提案した支援策の回答期限が
 8月末に迫る。


 支援策は協会が
 工事の発注を代行する
 「建設代行」など複数あり、
 中旬になって新たに、
 簡易なプレハブ施設を建てて
 引き渡す方法を示したことも判明した。
 苦肉の策だが「プレハブ方式」なら、
 年末の着工でも開幕に
 間に合うというわけだ。


 しかし、国ごとに異なる事情もあり、
 参加国の意思表示が
 直ちに事態打開につながるかは
 見通せない。

 (後略)』


 大阪万博のコンセプトは
「未来社会の実験場」ですが、
まさに衰退途上国、日本の未来
象徴するようなイベントになりそうです
(開催できたとしたら)。


 しかも、24年4月以降、
働き方改革で土木・建設、
運送業で残業時間が規制され、
「サプライロス(供給能力の喪失)型
インフレ」が深刻化する。
そのタイミングで、
生産性向上に何の貢献もしない
パビリオンを建設せねばならず、
供給能力を食われる。


 結果、これまで我々に
普通に提供されていた財・サービスが
提供されなくなる。
まさに、投資を怠っていた
日本国の未来社会ですね。


 大阪万博は、最低でも延期するべきです。

/// 事務局より ///