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昔に先輩から言われた言葉 #仁藤流

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昔に先輩から言われた言葉 #仁藤流
こんにちは
一級建築士の仁藤です。

もうご存知かもしれませんが?
現在私は、明工建設(株)の代表を務めています。

25歳の時にこの会社に転職しましたので、34年間のこの会社に勤めている事にもなります。
最近ふと思い出したことをお伝えします。

前の会社に在籍していた時の話ですが、私も若く(19歳)未熟でもあったせいで、お施主様とのトラブルを起こしてしまいました。

それは天井の高さのことでした、工事内容はお施主様の既存の南側の一階部分に二部屋を増築する工事ですので、大規模のものではありません。

既存の建物はコンクリート版で組み立てたPC工法(例えると100年住宅のようなものです)その建物に鉄骨造で増築するというものでした。

混合構造になりますので、エキスパンジョイントをとり、接合しないつくりでもありました。

私としては、設計士さんの図面通りに造っていたのですが、既存の建物は、2階の床板(コンクリート版)の下が一階の天井になっていていわゆる天井裏がない

構造になっています。その天井が外部まで庇として張り出していましたので、その庇を避ける形で下に増築部分の天井が入ることになっていました。

図面上では2100mm以上は確保してあったと思います。それが居室での天井高さの最小基準でもありますので、自分自身も低いなっと感じていました。

お施主様は、天井下地ができたときにこれでは低すぎると言われました。こちらは図面通りに造っていますといってももちろんダメです。

結論はその天井を取り壊し、高さの障害になっていた庇部分までは低い天井にはありますが、超えたら天井を高くする段々にすることにしました。

お施主さんからは、図面では理解できません。私たちは素人ですからといったお言葉でした。確かにそうかもしれないなと私も思いました。

私的にはすごく勉強になり、お客様が本当にご理解頂けているのかの確認をすることが大切ですし、口で何センチというのではなく

身振り手振りになるかもしれませんが、ここからここまでとか手を伸ばしてここまでの高さとかでお伝えしてもいます。

そんなトラブルおこしたときに、このお施主様は、ご夫婦共学校の先生(高校・中学)をされていました。

そのことを知った先輩は、『昔から坊さんと先生の家はやらないほうが良いと言われている』といい。何でですかと質問したら

頭の良い人はうるさいしわがままだからといったことでした。先生というのは、医者や学校、政治家などもそうだともいわれました。

若かった時などで、へーと思ったぐらいでした。


現在まで振り返ってその言葉が参考になっているかというと、実際に参考になっていないと思っています。

今の会社に入ってから、私自身もお医者さんのご自宅、医院、議員さんのご自宅、学校の先生のご自宅など担当させていただきましたが、

みな良い人でトラブルなど発生していません。今でも30年以上前に建築しましたお医者さんからも、家のご相談よく頂けます。ちょこっとした仕事でもありますが、

とてもありがたいです。私がご提案すると『仁藤さんがそれが良いというのならしょうがないけどそうするよ。信じているからね』とても嬉しいです。

現在ご案内しています。スマートハウスのお施主様は、学校の先生が少なくないかもしれません。

このスマートハウスをご提供し初めてまだまだ3年弱です。この3年間でもスマートハウス成長し続けています。

もちろんその成長できる仕組みは3年前のお施主様も担保されていますのでご安心ください。

ご縁を大切に唯一無二の家造り

お陰様でありがとうございます。