2026年元旦に読む、丙午(ひのえうま)の叡智

――180年前・1846年から未来を照らす「火の年」の本質――

【三日連載・第1日】

2026年元旦――第九運気という「最終章」に立つ私たち

なぜ、今この年に「180年前」を読む必要があるのか

新年、あけましておめでとうございます。

2026年1月1日。
この元日を、私たちはどのような意識で迎えているでしょうか。
多くの人にとっては、「一年の始まり」「気持ちを新たにする日」かもしれません。
しかし、東洋思想、とりわけ陰陽五行や運気循環の視点から見ると、この元日は極めて特別な地点にあります。

それは、私たちが今、
180年という大きな時間循環の「最終章の入口」
に立っているからです。


■ 時間は直線ではなく「巡るもの」

現代社会では、時間は一直線に進むものとして扱われがちです。
過去があり、現在があり、未来がある。
しかし、東洋思想において時間とは、
円環的に巡るものであり、
同じ質を持つ時代が、形を変えて何度も訪れると考えます。

その代表的な考え方が、
1運気20年 × 9運気=180年
という大きな時間の区切りです。

第一運気で芽生えた価値観や仕組みは、
第二、第三と育まれ、
第九運気で一度「完成」します。

完成とは、成功だけを意味しません。
良いものも、歪んだものも、すべて結果として表に出る
それが第九運気です。


■ 2024年から始まった「第九運気」

私たちはすでに、2024年を境に
第九運気に入りました。

第九運気が象徴するキーワードは、非常に明確です。

  • 方位:真南
  • 五行:
  • 性質:明るい・暑い・照らす
  • 本質:露呈・顕在化・隠せない

これは、「運の良し悪しを振り分ける時代」ではありません。
これまで何を積み重ねてきたかが、そのまま現れる時代です。

誠実に積み上げてきたものは、より光を浴び、
その場しのぎや見せかけで成り立っていたものは、
自然と立ち行かなくなっていく。

火は、破壊の象徴として語られることが多いですが、
本質は浄化と選別です。


■ 「未来を占う前に、過去を知る」

第九運気に入ると、多くの人が
「これからどうなるのか」
「日本はどうなるのか」
「世界はどこへ向かうのか」
という問いを立て始めます。

しかし、運気を本当に理解するために必要なのは、
未来予測よりも先に、過去の照応を学ぶことです。

なぜなら、
運気は形を変えて繰り返されるからです。

だからこそ、私たちは問い直す必要があります。

「前回、同じ場所に立っていた時代に、何が起きたのか」


■ 180年前――1846年・丙午という年

その答えが、
1846年(天保17年)・丙午(ひのえうま)
という年です。

この年は、
前回の第九運気の終盤にあたり、
さらに火の象意が極まる「丙午」が重なった年でした。

火 × 火。
強すぎるほどのエネルギーを内包した年です。

ところが――
この年の日本を、歴史の教科書的に眺めると、
大きな事件はそれほど目立ちません。


■ 表面上は「平和」だった1846年の日本

1846年の日本は、まだ江戸時代。
幕府は存在し、身分制度も維持され、
社会は一見すると安定していました。

人々の日常は続き、
「昨日と同じ今日」が、
当たり前のように繰り返されていました。

だからこそ、多くの人は思っていたはずです。

「確かに苦しいが、なんだかんだ世の中は続く」


■ しかし、内側では何が起きていたのか

ところが、その内側では――

  • 天保の大飢饉による深刻な後遺症
  • 農村の疲弊と都市の貧困
  • 政治への不信感
  • 改革が形だけになっていく虚無感

が、静かに、しかし確実に積み重なっていました

第九運気の特徴は、
「限界を超えた瞬間に壊れる」のではありません。

限界を超えていることに、人々が気づかないまま進む
そこに、最も大きな落とし穴があります。


■ 第九運気の本当の怖さ

第九運気が怖いと言われる理由は、
災厄が起きるからではありません。

すぐには壊れないからです。

壊れない。
表面上は動いている。
昨日と同じ今日がある。

だから人は安心します。
そして、気づかないうちに
「戻れない地点」を越えていきます。

1846年は、まさにその地点でした。


■ この構造は、今と驚くほど似ている

ここまで読まれて、
あなたは何かを感じていないでしょうか。

  • 表面上は日常が続いている
  • しかし、構造的な限界が語られている
  • それでも「まだ大丈夫」という空気がある

これは、
今の日本、今の世界と、驚くほど重なります。

だからこそ、
2026年という元日に、
私たちは1846年を読む必要があるのです。


■ 元日は「方向を定める日」

古来、元日とは
「未来を祈る日」であると同時に、
自分がどの流れに立つかを定める日でした。

第九運気は、
流される人と、整える人の差が、
静かに、しかし大きく開いていく運気です。

この連載では、
その分岐点を、
180年前の叡智を通して、
丁寧に見つめていきます。


第1日は、ここまでです。

明日は、
1846年という年を、日本だけでなく世界史の視点からも掘り下げ、
「なぜこの年が臨界点だったのか」

を、さらに深く読み解いていきます。

どうぞ、明日も続きをお読みください。

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