こんにちは、店長です。今日は「ハウスメーカーの売上は、新築よりリフォームの方が伸びている事実と戦略」というテーマでお話しします。
「え、ハウスメーカーって新築が本業じゃないの?」
「リフォームは工務店や専門業者の仕事でしょ?」
お客様からもよく聞かれる疑問です。
実はこれ、ただの偶然ではありません。過去からの積み重ねによって、ハウスメーカーは“リフォームで稼ぐ体制”を着実につくり上げてきたのです。
今回の記事を読んで頂くと、きっとハウスメーカーが嫌いになります^^;
ですので、ハウスメーカーが好きな方は、ここから先は読まないでくださいね!
日本の住宅市場の変化
まず大前提として、日本の住宅市場全体が大きく変わってきました。
この資料を見てください。

- 新築着工戸数は減少
1990年代には年間120万戸を超えていた新築着工数は、今ではおよそ80万戸以下にまで減っています。少子高齢化や人口減少の影響で、新築需要は右肩下がりです。 - 住宅ストック社会の到来
一方で、日本にはすでに6,000万戸以上の住宅ストックがあります。「新しく建てる」よりも「今ある家を活かす」流れが強まり、リフォームやリノベーションの需要が増えてきたのです。
つまり、新築のパイは縮小し続けているのに対して、リフォームは横ばい〜微増で安定。その結果、「リフォーム市場の存在感が大きくなった」と言えます。
ハウスメーカーの戦略シフト

では、ハウスメーカーがこの変化にどう対応してきたのか。実は2000年代からすでにリフォームへの布石を打っています。もう25年以上前からのことです。
- リフォーム専門子会社を設立
積水ハウスリフォーム、大和ハウスリフォーム、パナソニックリフォームなど、大手は次々と専門部門を立ち上げました。 - 定期点検を入口にリフォーム提案
新築を建てたお客様の家を、10年・20年ごとに点検。そこで修繕や交換を自然に提案できる仕組みを整えました。 - “建てて終わり”から“建てた後も一生涯”へ
住宅会社にとって、OB顧客は宝の山。新築1棟よりも、リフォームを繰り返してもらった方が長期的に安定収益になります。
このように、ハウスメーカーは「新築で終わらない、リフォームで稼ぐ仕組み」を過去から積み上げてきたのです。
リフォーム事業が育った理由

- 新築市場の縮小を補うため
新築着工が減る中で、リフォームは安定的に需要があります。 - 自社建築の住宅は“囲い込み”が可能
ハウスメーカーで建てたお客様は、アフターサービスや保証制度を通じて自然とリフォームに誘導されます。 - 安定収益の柱になる
リフォームは1件あたりの単価は新築より低いですが、件数が多く、景気に左右されにくいのです。
実際に、積水ハウスや大和ハウスのリフォーム売上は年間1,500〜2,000億円規模にまで成長しており、新築に並ぶ「大きな柱」となっています。
今の状況:リフォーム比重の増加
2023年の住宅リフォーム市場は6.2兆円を超えました。一方で新築着工数は減少の一途。
つまり「新築よりリフォームが売れている」というより、
“新築が減ってきた分、リフォームの存在感が相対的に大きくなっている”というのが正しい理解です。
「ハウスメーカー=新築」という時代はすでに過去のもの。今では「ハウスメーカー=リフォームでも稼ぐ企業」になっているのです。
だからこそ、彼らは“リフォーム前提の家”を造り続けている

ここで大切な視点があります。ハウスメーカーがなぜリフォーム事業を強化できたのか。それは、“リフォームが発生することを前提とした家”を造り続けてきたからです。
- 設備や内装は10年〜20年で交換を余儀なくされる設計
- 将来の改修がしやすいように、ある意味“リフォームありき”でプランがつくられている
- 外壁や屋根、窓も、定期的なメンテナンスが不可欠な仕様が多い
言い換えれば、ハウスメーカーは“リフォームをするための家”を提供してきたのです。だからこそ、リフォーム事業がこれほど成長したわけです。
冷静になって聞くとおかしな話ですが、ハウスメーカーの間取りは『将来リフォームがしやすい方がいいですよね?』って言われて造られませんでしたか?
それだけ聞くと、『あぁそうだね』ってなってしまいますが、本来は1から設計したのなら、生涯リフォームが無くてもいい、そんな間取りを作るべきなんです。
そうやって、すこしづつ皆さんの家を都合が良いようにかえていき、将来のリフォーム工事をハウスメーカーはせっせと作っていったのです・・・
まとめ:あなたにとって価値ある家とは?
「ハウスメーカーの売上は新築よりもリフォームが増えてきた」──これは単なる結果ではなく、過去からの戦略の積み重ねです。
新築市場が縮小する中、彼らはリフォームで稼ぐ仕組みを築き、そして今も「リフォーム前提の家」を造り続けています。
大切なのは、こうした背景を知った上で家づくりを考えること。あなたにとって本当に価値ある家とは、何十年先まで安心して暮らせる家なのか。それとも、リフォームを繰り返しながら維持していく家なのか。
ぜひ、その視点を持って家づくりを選んでいただきたいと思います。
一応最後に当社の話をしておくと、当社の建物は基本メンテが無いことが一番だとしてつくっていきます。
それが最上級グレードである、『M-THE BEST』です。
ただ、これをやりきると結構な金額になってしまうので、全てノーメンテと言うことは出来ないが、ほぼノーメンテと言えるグレードが『M-Smart』
そして、ハウスメーカーのようにリフォームを前提とするのではなく、リフォームをなるべく無くす設計をしていくのが『Costom Plus』
このように3つのグレードでと予算に合わせて、メンテが要らない、つまりリフォームが要らない家づくりをしています。
明工建設の理念は、『建てる前よりも、建てた後にどれだけ快適に過ごして頂けるか』
将来リフォームだらけの家なんて嫌ですよね?
そういった家をなるべく造らないようにしているのが、明工建設と言う会社です。
この考えに共感してくれたのなら、ぜひ当社でご検討くださいね^^
明工建設が選ばれる理由とは?
第1位 住む人の幸せを考え抜いた高性能住宅

明工建設の家は強い方が売れる、省エネだから売れる・・・
そんな安っぽい理由で、住宅を高性能にしているわけではありません。
高性能な家に住んでもらった先にある『家族の幸せ』を手に入れてもらいたいから高性能にしているのです。
第2位 圧倒的省エネ住宅で1,000万円以上の節約に

明工建設の考える住宅は、住むだけでお金が貯まります。
光熱費が0円以下にすることが出来る、圧倒的省エネ住宅であなたの家計を守ります。
第3位 売ることが仕事じゃない!お客様のありがとうを考えるご提案

明工建設は住宅を売ることを仕事だと考えていません。
お客様の幸せをとことん考え、その結果『ありがとう』を頂くことを仕事にしています。
その対価としてお金を頂く。これが明工建設のポリシーです。
第4位 最新の技術提供なのに、圧倒的なコスパを実現

M-THE BESTに代表されるように、明工建設の家は常に最新の技術を提供します。
それなのに誰もが納得、いやそれ以上のコスパの良さで皆様に選ばれています。
それを実現出来るのは、圧倒的な仕入れ力と無駄なお金を使わない工事力があるからです。