高くても選ばれる理由──お米と住宅に共通する“本物志向”とは

こんにちは、店長です。

「お米の値段がまた上がっていた」「住宅価格が手の届かないところまで来ている」──

最近、お客様との会話の中でも、そんな言葉を耳にすることが増えました。

実際、物価はこの数年で急上昇しています。
日々の食卓を支える“お米”でさえ、以前よりもずっと高くなっています。
5kgで4,000円を超えるブランド米や有機米も多く、それでも売り切れが出るほどの人気です。

そういったことが問題として、最近では古古米や古古古米と言ったお米を2,000円程度で売ると言った動きが出ています。
しかし、それについて街の声を聞くと思惑とは違った答えがかえってきているようです。

『安くても、美味しくないんじゃ買わない』『安くても健康に害がありそうだから買わない』

そんな声が多く出ていると言うのです。

一方、住宅業界でも同じような現象が起きています。
ウッドショックや人件費の上昇、原材料の高騰によって、建築費は過去10年で1.5倍以上に。
にもかかわらず『高くても選ばれる家』が確かに存在しています。

では、なぜ今、人は『高くても良い商品を選ぶ』のか。
お米と住宅という異なるジャンルに共通する、その“選ばれる理由”を考えてみましょう。

「値段」ではなく「価値」で選ぶ時代へ

ひと昔前までは、「少しでも安く」が正義でした。
特売の米や、坪単価だけで比較される住宅。
価格が最もわかりやすい判断材料だったからです。

しかし今、その風潮は確実に変わりつつあります。
高くても、安全でおいしいお米が選ばれる。
なぜか? それは、「食の安心」が暮らしの土台であり、家族の健康に直結するからです。
農薬の使用量や生産者の顔が見えること。
そうした“背景”まで含めて納得できるものが、今、選ばれているのです。

住宅もまた同じです。
単なる「広さ」や「価格」だけではなく、「何で建てられているか」「どんな人が建てているか」「どんな想いで建てられているか」といったストーリーが問われています。

明工建設がご提案する住宅は、そうした“見えない価値”にこだわり抜いています。
構造、断熱、空気環境、安全性、耐久性──どれも「あとからでは手に入らない大切な要素」です。

「安さ」より「安心」を求める消費者心理

物価が上がると、人はより慎重になります。
不要なものを切り捨て、必要なものにだけお金をかける。
だからこそ今、“なんとなく安いから”ではなく、“納得して選べるもの”が求められているのです。

特に家は、“一度買ったら終わり”ではありません。
毎日住み続ける空間であり、雨の日も風の日も、家族の命と健康を守り続けるシェルターです。
さらに言えば、住宅ローンという「35年以上にわたる支出の基盤」でもあります。

つまり、“安物買いの銭失い”が、最も危険なのが住宅なのです。

一方で、高級米も同じです。
「5kgで4,000円なんて高い」と言われることもありますが、炊き立ての香りや、もちもちとした食感、冷めてもおいしい味わい。
それが食卓を豊かにし、毎日の満足感を高めてくれるなら、十分に「価値がある」と感じる人が増えているのです。

本当に手をかけたものは、裏切らない

お米も、住宅も、丁寧に手をかけて育てられたものは、必ず“暮らしの質”に直結します。手間ひまかけて整備された田んぼで、気候や水を見極めて栽培された米。素材選びから施工精度、換気設計や生活動線まで、細部に神経を注いで建てられた家。

そのどちらにも共通して言えることは、「買った後が違う」ということです。

ただ安い家に住んで、「なんとなく暑い・寒い・湿気がこもる・ニオイが気になる」といった不満を抱える暮らしと、快適な空気環境で、家族全員が深呼吸できる毎日。どちらが“豊か”でしょうか。

これからの選択は、「本物」を選ぶこと

明工建設が建てる家は、けっして“最安”ではありません。
しかし、それには理由があります。
健康を守る正圧換気、耐震性に配慮した構造計算、劣化しにくい断熱材や基礎の仕様。
そして、職人の技術や誠実な施工体制。これらすべてが、見えないところで“あなたの暮らし”を支えているのです。

「毎日食べるお米」にこだわる人ほど、「これからの暮らし」を支える家にも目を向けています。
古古米が偽物のお米とは言いませんが、味ややはり新米には負けてしまいます。
高くても売れているお米には、理由があります。高くても選ばれている家にも、理由があります。
あなたが選ぶべきものは、「安さ」ではなく「後悔しない選択」かもしれません。

明工建設は、そんな“後悔のない選択”をお手伝いする家づくりを、これからも続けてまいります。

お気軽にご相談ください。
暮らしを考えた、あなたらしい選択を一緒に見つけましょう。