残価保証と残価設定型住宅ローンのこと

残価保証と残価設定型住宅ローンのこと

「35年ローン、ほんとうに最後まで払えるかな」。家づくりのご相談で、いちばんよく聞く声です。 その心配を少し軽くしてくれる「残価設定型住宅ローン」について、できるだけかみ砕いてお話しします。

30年後の家の価値を保証
オプションは2つ
住み続ける・貸す・手放すを選べる

ひとことで言うと

  • 30年後も家に価値が残ることを前提に、ローンを組めます
  • 住まなくなったら、売るだけでなく人に貸すこともできます
  • 最初から選んでいなくても、あとで借換えて使える場合があります
不安から選択肢が増える概念図
もう少しだけ詳しく (タップで開く)
家を買ったら「同じ金額を、決まった年数払い続ける」のがこれまでの当たり前でした。 残価設定型は、途中で暮らしが変わったときの逃げ道を、最初から用意しておけるローンです。 ただ、使えるかどうかは家の条件や審査で変わるので、そこは一件ずつ確認させてください。

こんなこと、考えたことありませんか?

3つの不安(返済・住み替え・資産価値)
よく聞くお悩み
  • 60代、70代になっても、この返済が続くの?
  • 転勤や親の介護で、ずっとここに住めるか分からない
  • いざ売るとき、ちゃんと値段がつくのか心配

家づくりの打ち合わせをしていると、ほとんどの方がどこかでローンの話に引っかかります。 とくに「定年後も返済が残る」というのは、誰だって不安ですよね。 そこで最近ご紹介する機会が増えているのが「残価設定型住宅ローン」です。 40年・50年といった長めのローンとも組み合わせやすく、選ぶ方が増えてきました。

担当者からひとこと (タップで開く)
「ちょっと心配しすぎですかね」と言われることがありますが、そんなことはありません。 何十年も先の暮らしなんて、誰にも読めません。 だから家を建てる前に「もしものときはどうするか」まで、一緒に考えておきたいと思っています。

残価保証ってなに?

残価保証の仕組み(保証のイメージ)
ざっくり言うと
  • JTI(一般社団法人 移住・住みかえ支援機構)という第三者機関が、家の将来の価値を保証してくれます
  • どんな家でもいいわけではなく、条件を満たした家が対象です
  • この保証があるからこそ、残価設定型ローンが成り立っています

日本の家は、建てたときがいちばん価値が高くて、そこから毎年下がり、30年もたてばほぼゼロ。 長いあいだ、そう言われてきました。 でも今の基準でしっかり建てた家は、20年、30年たっても住まいとしての価値がちゃんと残ります。 その「残る価値」を第三者のJTIが保証してくれる。ここが残価設定型ローンのいちばん大事なところです。

対象になる家の条件 (タップで開く)
認定長期優良住宅であることや、定期的に点検・メンテナンスをしていける体制があることなど、いくつか条件があります。 考えている家が対象になるかどうかは、プランを決める段階で確認できますので、遠慮なく聞いてください。

残価設定型住宅ローンの「2つのオプション」

2つのオプション(軽減/買取)
ポイント
  • 残価設定月を過ぎたら、好きなタイミングで使えます
  • オプション①:毎月の返済を軽くする
  • オプション②:ローン残高で家を買い取ってもらう

たとえば、老後に返済がきつくなってきたら①で負担を軽くする。 急な転勤や住み替えで家を手放すことになったら、②でローンを片づける。 そのときの状況に合わせて選べるのが、このローンのいいところです。

2つのオプションをもう少し具体的に (タップで開く)
①は、残価設定月から先の返済額を大きく減らせるものです。 ②は、「家を売ったのにローンが残ってしまった」(いわゆるオーバーローン)を防ぐためのものです。 細かい条件は契約や審査によって違うので、気になる方には個別にご説明します。
※ お借入れの際に「かせるオプション証明書(残価設定型)」が発行されます。手数料などは条件によって異なる場合があります。

住まなくなったら「貸す」こともできます

住まない→貸す→家賃で支える
ポイント
  • 住まないあいだは、家を人に貸せます
  • 入ってくる家賃を、ローンの返済にあてられます

オプションのひとつに、JTIの「マイホーム借上げ制度」があります。 JTIが家を借り上げて貸し出してくれるので、空室の心配をあまりせずに、家賃をローン返済にまわせます。 利用には条件があるので、詳しくはお問い合わせください。

こんな方に向いています (タップで開く)
転勤があるかもしれない方、いずれ親の介護で実家に戻るかもしれない方、二世帯への住み替えを考えている方など。 「住まなくなる可能性が少しでもある」なら、家を空き家にしなくて済む方法を知っておくだけで、ずいぶん気が楽になると思います。

「あとから残価」――必要になってから借換える

ポイント
  • 家を買うときに、必ずしも残価設定型を選ばなくても大丈夫です
  • 保証の条件を保てているかは「家の残価保証確認証」で確認します
  • 必要になったら借換えます(このときは改めて審査があります)
購入→確認→必要時に借換え(フロー)
気をつけておきたいこと (タップで開く)
借換えには改めて審査があり、そのときの金利や条件が、家を買ったときと同じとは限りません。 「こうなったら借換えを考えよう」というラインを、なんとなくでも決めておくと安心です。

うちの場合は使える? まずはそこから

仕組みはなんとなく分かっても、最後は「どんな家を建てるか」「家計」「この先住み替える可能性があるか」で答えが変わります。 「うちは使えるの?」「向いてる?」というだけの相談でも大丈夫です。お気軽にどうぞ。

気になるけど、ちょっと不安…という方へ

先にお伝えしておくと
  • 条件を満たした家しか対象になりません
  • 定期的なメンテナンスが欠かせません
  • 残価設定月を過ぎたら、どうするかは自分で決める必要があります
注意点(条件/維持管理/将来判断)
デメリットもきちんと知っておく (タップで開く)
  • 対象外の家では使えません。まずは条件の確認からです。
  • 家の価値を保つには、点検や手入れが前提になります。メンテナンスを怠ると、思っていたとおりにならないこともあります。
  • 残価設定月を過ぎたら、返済を軽くするのか、売るのか、そのまま住むのかを選ぶ必要があります。何もしなくても得をする、という仕組みではありません。
  • 制度や金融機関、契約によって細かいところが違います。よく分からないまま決めると「思っていたのと違った」となりがちです。
私たちの考え
「とりあえず付けておく」ものではなく、これからの暮らし方と一緒に考えて選ぶもの。そう思ってご案内しています。

まとめ

  • 残価保証があるから、将来「住み続ける・貸す・手放す」を選べるようになります
  • 使えるかどうかは、家の条件とご家庭の状況しだいです
  • 少しでも気になったら、話を聞きに来るだけでもかまいません

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