ダブル吹抜×土間座敷×異素材階段――現代の日本の家を、仁藤が語る
おかげさまです。
一級建築士の仁藤です。
今日は、あなたが「家」という言葉を聞くときに思い描くあの“何となくのイメージ”を、少しだけ掘り下げてみましょう。
そこには、間取りの数値以上に、「文化」「感覚」「雑学」が宿っています。
そして私たちがいま設計している家には、その雑学的知恵が蓄えられています。
土間から上がる座敷――古民家の風情が、新しい住まいに宿る
まず、ひとつの間取りパターンを紹介します。
「ダブル吹抜の家」「土間から上がる座敷」は、まさに和の要素がモダンにリミックスされた設計です。
- 土間に足を下ろしたとき、ひんやりとしたタイルやコンクリートの質感が足裏に伝わる。
- そこから一段あがると、木の床、畳、そして座敷。切り替わる素材と高さが、身体に“変化”を感じさせます。
- 古い日本家屋では、床の高さも階高も控えめでした。「2階の階高は決して高くない」という雑学が示す通り。
→ 空間に余白をつくり、家全体に“密度のゆとり”をもたせていたのです。 - この設計では、1 F:18.5坪、2 F:13.0坪、合計31.5坪という数字が示されていて、
「小さな家でも階高を抑えればバランスの取れた大きな家に見えてくる」という雑学が活かされています。
このように、設計において「床の高さ」「吹抜」「素材の切り替え」は、ただの仕様ではなく、住まい手の身体感覚、五感、さらには文化記憶に響く仕掛けなのです。
木と鉄――異素材の階段が語る、モダン日本の住まい
次に「木と融合したスチール階段」という雑学的設計をご紹介しましょう。
- 鉄骨の桁(階段の両側に取りつく斜めの部材)に、木製の踏板を組み合わせる。
- “鉄と木”という異なる素材のコントラストが、視覚的にも触覚的にも刺激を与えます。
- 畳の上の和室、木の梁、そしてこの階段……。日本の家は「素材の対話」で構成されてきました。
-モダンな住宅においても、素材の対話は「和の知恵」として蘇ります。
「デザインバリエーションが豊富」「オーダーメード仕様」というこの階段の雑学が、つまり『住まいは規格じゃなく物語だ』というメッセージを含んでいます。
「間取り×雑学」が、あなたの暮らしを変える
ここまで見てきた設計の雑学を、なぜ私が重視するのか。理由は明快です。
- 「間取り」は、家を使う“動き”と“時間”を設計するもの。
- 雑学は、「その動き」に“意味”を与えるもの。
- この二つを掛け合わせることで、家づくりは「ただ住むため」から「暮らしを味わうため」へと変わるのです。
たとえば:
・書斎にはロングデスク、飾り棚、チェア……。
・趣味を楽しむための資料や道具が広げられる場所。
この配置一つに、「趣味を深める」「自分時間を確保する」という意図が宿る。
そして、それを支える素材・高さ・素材・風通し・光の入り方という雑学的設計が裏で機能しています。
日本人の家を、雑学で再定義する
“和室” “畳” “縁側”――それらは消えゆくものではなく、変化し続けるものです。
- 畳が減っているというデータもあります。
- しかし、床座文化・縁側・季節を映す家という感覚は、依然として日本人の住まいの根底にあります。
- 靴を脱ぎ、室内で素足になること。清潔感や“内と外を区切る”文化も、今日まで続いています。
- 住まいをデザインするとき、私はこう考えます。“素材”や“間取り”の前に、「文化の記憶」を設計するということ。
このように、住宅は「時代の速さ」に飲み込まれるものではなく、むしろ「文化と感覚を守るプラットフォーム」となり得るのです。
あなたの家に、雑学を宿らせましょう
最後に。あなたに問いかけます。
あなたが家の中で「気持ちいい」と感じる瞬間は、何ですか?
・床に寝転んだときの安らぎ。
・階段を上がるときの視線の変化。
・吹抜を見上げたときの光の流れ。
・土間を通って座敷に上がるときの“切り替え”。
これらはすべて、雑学がつくる“暮らしの仕掛け”です。
私は、あなたの家づくりにこの仕掛けを込めたい。
そして、あなた自身が「これは自分の家だ」と五感で感じられるように。
まとめ:雑学が、あなたの家を“作品”にする
・ダブル吹抜/土間座敷/木と鉄の階段――それぞれに意味がある。
・間取りは動き、雑学は意味。両者が出会うと、住まいは作品になる。
・日本人の家とは、ただの箱ではなく、文化・感覚・素材・時間を織り込んだ「生きる場」である。
・あなたの家も、雑学を宿し、あなたらしい暮らしを支える場所にしましょう。
ご興味を持たれたなら、ぜひ一度、私にご相談ください。
あなたの暮らしを、あなたの雑学を、あなたの感覚を、家づくりに活かしていきましょう。
ご縁を大切に唯一無二の家づくり
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