【仁藤流・冷静なる反論】本当に“200V14帖用エアコン”が効率的なのか?──「見える理屈」と「見えない真理」の間にある、プロの視点

おかげさまです。

住宅の性能が飛躍的に高まった現代、家電や設備に関する議論も高度化しています。

特に、省エネ住宅におけるエアコンの選定論争は、インターネットやSNS上で繰り返されるテーマです。

「200Vの14帖用の方が効率が良い」とする理論的な記事を目にしたとき、私は思いました。

「その主張は“ある一点”では間違っていない。だが、“本質”には届いていない。」

私、仁藤 衛が、40年を超える実務経験と実測データ、そして「スマートオフグリッドハウス」という未来を見据えた家造りの思想から、その主張にあえて“異”を唱えたいと思います。


🌡️ 冷房は「控えめ」がちょうどいい──6帖用100V機の実力

まず前提として明確にしたいのは、明工建設が提供する家は、ただの高断熱住宅ではありません。

  • UA値は極限まで下げ
  • C値(気密性能)は業界でもトップクラス
  • 外皮平均熱貫流率、日射遮蔽、熱容量まで設計段階から精密に制御

つまり、「室温がそもそも急激に上がらない家」なのです。

このような性能を備えた家において、冷房はもはや“ドカンと冷やす”必要などなく、ジワリと一定温度を維持することが最も理にかなっています。

だからこそ、6帖用100Vエアコンを24時間回し続けるという運用が、以下の点で優れるのです:

  • 猛暑の日中でも消費電力はわずか400〜600W ※昼は太陽光発電で、夜は蓄電池からの放電で賄う
  • 壁や家具の温度が安定し、輻射の影響が減る ※正圧効果により6面(天井、床、四方壁)温度が一定
  • コンプレッサーの頻繁なON/OFFがなく、ロングライフ化にも寄与

この運用は、一見非力に見えるエアコンでも、設計と建築が伴えば全館空調に匹敵する効果を出すことを実証しています。


🛠️ 「200V14帖用の方が効率的」論の、見えない盲点

技術的に見れば、200V機の方がコンプレッサー効率に優れる点は認めざるを得ません。

部分負荷運転でもCOP(成績係数)が高く、メーカーの資料もこれを裏付けます。

しかし、冷静に考えてみてください。

🔻 過剰能力のリスク

明工建設が供給している高性能住宅のように、冷房負荷が少ない場合、大型エアコンは“持て余し状態”になります。

オーバーシュートや立ち上がり時の急冷、短時間サイクルでのON/OFFによってむしろエネルギーを浪費するリスクがあるのです。

🔻 初期コスト・ランニングコストの重み

200V機は高価であり、電気工事やブレーカー増設が必要な場合も。ライフサイクルコスト(10年、20年で機種交換の視点)で見たとき、“ちょっとの効率差”がトータルコストを上回るとは限りません

🔻 住宅性能にそぐわない設備選定

住宅の性能が上がれば、求めるべき設備容量は“小さくて済む”のが自然な理屈。

にもかかわらず、未だに“従来の感覚”で機器を選ぶのは、

車の燃費が倍になったのに、同じだけガソリンを積もうとするような行為ではないでしょうか。


🌬️ 「冬は間欠、夏は連続」が合理的な理由

私が提案する「6帖用冷房 (二階設置)× 14帖用暖房(一階設置)」の2台体制は、

季節による負荷の質の違いを考慮した極めて実践的な手法であり室内が正圧に保たれていることでの効果も大です。

  • 冷房は“蓄冷”がしにくいため連続でじわり
  • 暖房は一気に温めて、建物に熱を蓄える“間欠”運転

この運用により、冷房時は無駄を減らし、暖房時は効率を高めることができます。

まさに、科学と実体験のハイブリッド。理論と実務が矛盾せず、手を取り合っている証明です。


🧠 見えるものを語るのは誰にでもできる。だが…

ここで申し上げたいのは、私は表面的な効率論やカタログ値に踊らされる家造りには賛同しません。

明工建設の家造りは、「性能値だけで判断しない」哲学を持ちます。

  • 人の暮らし方
  • 家族の生活リズム
  • 電力ピークカットの観点
  • ZEHを超える“自立分散型の暮らし”

そういった潜在的な要素すべてを見越して、機器選定・間取り・空調計画までを“仕組み”として設計します。

私、仁藤は、ただ設備に詳しい設計者ではありません。

建物の呼吸・体温・心理的な快適さまでを「設計」する建築医でありたいと考えています。


📝 結論:真に合理的な選択とは?

本当に効率の良い暮らしとは、“数値が良い”ではなく、“無駄がない”暮らしです。

6帖用エアコンの選定と24時間運転は、建物性能と調和した最も無駄のない選択です。

そして、明工建設の家はその性能を支える「静かな力」を持っています。

見えるものの背後にある、見えない仕組み。
聞こえない風の流れを読む、感性の設計。
それが、仁藤流スマートハウスの本質です。


🏡 エアコン選びも、暮らし方も、もっと自由に──。
あなたの「見えない不快」を消す家造りを、私たちはご提案します。

ご縁を大切に唯一無二の家造り

おかげさまでありがとうございます。

明工建設が選ばれる理由とは?

第1位 住む人の幸せを考え抜いた高性能住宅

明工建設の家は強い方が売れる、省エネだから売れる・・・
そんな安っぽい理由で、住宅を高性能にしているわけではありません。
高性能な家に住んでもらった先にある『家族の幸せ』を手に入れてもらいたいから高性能にしているのです。

第2位  圧倒的省エネ住宅で1,000万円以上の節約に

明工建設の考える住宅は、住むだけでお金が貯まります。
光熱費が0円以下にすることが出来る、圧倒的省エネ住宅であなたの家計を守ります。

第3位  売ることが仕事じゃない!お客様のありがとうを考えるご提案

明工建設は住宅を売ることを仕事だと考えていません。
お客様の幸せをとことん考え、その結果『ありがとう』を頂くことを仕事にしています。
その対価としてお金を頂く。これが明工建設のポリシーです。

第4位  最新の技術提供なのに、圧倒的なコスパを実現

M-THE BESTに代表されるように、明工建設の家は常に最新の技術を提供します。
それなのに誰もが納得、いやそれ以上のコスパの良さで皆様に選ばれています。
それを実現出来るのは、圧倒的な仕入れ力と無駄なお金を使わない工事力があるからです。