大手ハウスメーカー離れが顕著に!?結局家を造るのは工務店とは?
なぜ今、「ハウスメーカー以外で建てたい人」が増えているのか?

なぜ今、「ハウスメーカー以外で建てたい人」が増えているのか?

コロナ禍から数年が経ち、私たちの暮らしだけでなく、住宅市場も大きく変わりました。
中でも特に大きく変化したのが「大手ハウスメーカー」への見られ方です。

かつての“ハウスメーカー神話”

一昔前まで、家を建てるなら「やっぱり大手ハウスメーカー」という声が多くありました。
・ネームバリューがある
・品質が安定している
・アフターサービスも安心
このようなイメージが定着しており、「ハウスメーカー=安心・高品質」という図式が当たり前のように存在していました。

しかし今、「ハウスメーカーでは建てたくない」という声が…

ところが最近では、当社(工務店)に来場される多くのお客様から、こんな声を聞くようになりました。

「ハウスメーカー以外で建てたいんです」
「ハウスメーカーって高いだけで、実際は下請けが建ててるんでしょ?」

もちろん当社は工務店ですので、ハウスメーカーが合わない方が自然と集まりやすい傾向にあります。
とはいえ、以前に比べてこういった声が確実に増えているのは間違いありません。

理由①:
実は家を建てているのは「工務店」だった

ハウスメーカーという言葉の響きから、「設計から施工まで自社で一貫して行っている」と思われがちですが、実際はそうではありません。
多くのハウスメーカーは、契約や営業を担うだけで、実際の施工は地元の工務店に依頼しているケースがほとんどです。

これまでは、こうした事実を知らない方が多かったのですが、近年はネットの普及で情報がオープンになり、この構造を知る方が増えました。
そしてこう考える方が増えたのです。

「それなら最初から工務店に頼めばいいんじゃないか?」
「中間マージンが省ける分、コストも下がるはず」
「しかも実際に家を建ててるのは工務店なら、品質も変わらないはず」

こうして、「ハウスメーカー離れ」が少しずつ、しかし着実に進んでいるのです。

理由②:
価値観の変化──“見栄”より“納得”

以前は「ハウスメーカーで建てた=安心・優越感」という価値観が確かにありました。
しかし今は、家の本質である「暮らしやすさ」や「納得感」「コスパ」を大事にする方が増えています。

見栄より中身。
ブランドより信頼関係。
そんな時代に、工務店の家づくりが再評価されているのです。

それでもハウスメーカーは増収増益?

ここまで読むと、こう思う方もいるかもしれません。

「でも、ハウスメーカーの決算見ると、どこも増収増益だよ?」
「全然“離れ”なんて起きてないんじゃないの?」

たしかに、大手ハウスメーカーの中には業績が右肩上がりの企業もあります。
ですが、これにはからくりがあります。

例えば…
・単価を上げて収益を維持している
・建て替えやリフォーム部門の売上が伸びている
・アパート建築や法人向け事業で利益を出している
といったように、「戸建て新築の個人住宅」以外の部門でカバーしているケースも少なくありません。

つまり、個人が建てる「一戸建てマイホーム」の領域では、確実にハウスメーカー離れは進んでいるのです。

ただし、工務店でも“選び方”は重要です

ここまで読むと、「じゃあ絶対に工務店の方がいいよね!」と思われるかもしれませんが、実はそう単純な話でもありません。

工務店の中には、設計や施工の技術が高く、丁寧な家づくりをしているところもあれば、そうでないところもあります。
特に以下の点には注意が必要です。

  • ● 技術や品質にばらつきがある
  • ● アフターサービスや保証体制が整っていないケースも
  • ● 現場管理や職人任せで品質管理が甘いことがある
  • ● 情報や技術が古いままでアップデートされていない会社もある

工務店の多くは「家を建てる技術」には長けていますが、最新の省エネ基準や耐震基準、断熱性能、創エネ・蓄エネなどの技術を積極的に取り入れるのが苦手なケースもあります。
また、ハウスメーカーが全館空調やHEMSなど、「未来の暮らし」や「経済性」を見据えた設計を提案しているのに対し、工務店の中には「今の暮らし」だけを見て設計している場合もあります。

つまり、性能面や将来のメンテナンス、光熱費まで考えた「住んだ後のこと」をどこまで真剣に考えてくれるか──
この視点も工務店選びではとても重要なのです。

信頼できる工務店の見極めポイントとしては、以下のような点を確認しましょう。

  • ● 省エネ・耐震・断熱など、最新の基準に対応しているか
  • ● 将来の暮らし方まで見据えた提案をしてくれるか
  • ● 過去の施工事例が豊富で、技術力の裏付けがあるか
  • ● 見積もりや工程が明快で、説明に納得感があるか

まとめ|「誰と建てるか」が、これからの家づくり

大手だから安心。
ブランドがあるから間違いない。
そんな時代は終わりつつあります。

工務店でも、高性能で、暮らしに寄り添った家を建てることは十分に可能です。
むしろ、お客様との距離が近いぶん、想いを反映した家づくりができることも多いのです。

ただし、工務店にもピンからキリまであります。
「どこで建てるか」ではなく、「誰と建てるか」を大切に。
あなたにとって本当に納得できる住まいづくり、始めてみませんか?