一級建築士の仁藤です。
お客様からのいただくご質問で蓄電池の導入時期について聞かれることがあります。
他社の営業マンから聞いた話となりますが
・停電対策について
『蓄電池も今じゃ高いから10-15年後とかで安くなってから買った方が良い。』とのようです。
私はその発言した営業マンは無責任な人だなと思います。
例えば
蓄電池が安くなる根拠は何ですか?逆に私は教えていただきたいぐらいです。お客様が素人だと思っているのかいい加減なこと言わないほうが良いとも思います。
ご存知かもしれませんが、現在は太陽光発電資材も蓄電池も上がってきている状況です。需要と供給を考えただけでも理解できると
思います。
こんな家だけ売れればいいと考えている無責任な営業マンもたくさんいるのかもしれません。
私がお伝えすることは、現実を見据えてその先の話です。あくまでもお施主様目線にたった情報提供です。
太陽光発電だけ設置する場合のリスクは、現在快晴の日は電力が余ってきています。
大規模発電所は、現在出力制御がかけられてきている事実があります。
今後は個人住宅の小規模発電所もこれから出力制御がかけられる可能性はあります。
要するに日中の余った電気を買いませんよということです。
要するにこれからはエネルギーを貯めることのできる家でなければ損してしまうことでもあります。
11月以降は、電力会社の燃料調整費の上限が撤廃されます。電気代がいくらになるかはだれも予想できないはずです。
送電線への設備投資の費用も電気代に付加されることは決まっています。
電気を買わない仕組み以外に価値はないかもしれません。
入り口は太陽光発電だけでも良いかもしれませんが、先日の台風15号の停電でもM-Smart2030をご選択いただいたお施主様からは
『ほんと蓄電池をつけておいて良かった』と感謝されてもいます。
そのお施主様も、家づくりのスタートラインでは太陽光発電5kw程度(ZEH基準)のご希望でしたが、私達を信頼していただき
屋根いっぱいの太陽光発電を設置していただき、蓄電池も追加いただきました。
これからは異常気象の問題や不安定な再生可能エネルギーの増加により、停電リスクは確実に増えていきそうです。
それは2016年の電力自由化により国内の電力会社の経営は不安定になっています。火力電力の余力は少なくなり
災害時での対応もどんどんたいへんになっていきます。インフラは弱体化していっている現実があります。
自分の身は自分で守ることが大切です。急な停電に備えて蓄電池を設置するだけと思われる方も多いかもしれませんが、
それよりも大切な家族の暮らしを守るために絶対にあった方が良い設備でもあると思います。
豪華なキッチンやお風呂も大事ですが、家族をいつでも守れるセーフティーネットも大切です。
夜の停電小さなお子様、真っ暗くなると不安ですよね、間違って階段を踏み外してけがなどしてほしくないです。
奥様も夜、一人しかいないときに停電したら、大変ですよね。そんな思いにこたえる家でもあります。
ご縁をいただいた方にはお伝え出来ます。
家族と暮らしを守れる。唯一無二の家造り
追伸・・・蓄電池なら、どれでもいいわけではありません。VPP社会に対応できるものがお薦めです。
お陰様でありがとうございます。