■そういえばなんで家が欲しかったのだろう?
住宅は安い買い物ではないので、皆さん色々と考えて住宅を建築されます。
土地のことから、間取りのこと、ローンのことにキッチンに、床材に暖房に・・・・
本当に色々なことを考えるので、軽くパニックになられる方も多くいらっしゃいます。
以前は絶対に譲れないって言っていたものでさえも、やっぱりいらないかも・・・・なんてこともざらです。
はっきり言ってこの状態は、過度なストレスを抱えている状態です。
この状態が長く続くと、人間ってよく出来たものでストレス回避を自然にするようになります。
つまり、家を建てたくなくなるんですね^^;
自分のお客様にはそうならないように努力をしていますが、当社にご来場した時点でこのような状況になっている方も多くいます。
そんな方にはいつもこう言うようにしています。
■そういえば、なぜ家が欲しかったのですか?
『そういえば、なぜ家が欲しかったのですか?』
このような質問をクイズのように聞かせてもらいます。
普通に考えれば失礼な話です。
家を建てたいって言って当社に来ているのに、なぜ家が欲かったのか?なんてクイズを出すのだから。
そんなの誰だって答えられるように思えます。
でも、頭がパニックになっている人は、この質問に上手く答えることが出来ません。
最悪な場合、まったく答えられない方も実際にいらっしゃいます。
皆さん想像して欲しいのですが、家を建てる前は家を建てたい理由があって、その理由が解消できると喜んで家づくりを始めたのではないでしょうか?
きっと家族の皆が喜んで、新しい家が出来るのを楽しみにして色々と考えていたはずです。
そういったことすら忘れてしまっている方が、私の感覚では一定の割合でいると感じています。
ではなぜこういったことになってしまうのでしょうか?
■ハウスメーカーの言うことがあなたの正解とは限らない
一番の理由は、色々なハウスメーカーがそれぞれ色々なことを言っているからです。
私が知っているだけでも、大小100以上のハウスメーカーがあり、地場のメーカーや工務店などを加えれば数万社あると言われています。
それぞれの会社が違ったことを言っていますし、またその会社内でも違ったことが言われたりしています。
このような状況化でそれらの情報を手に入れると、どうしてもその良さや悪さが気になり、それらを含めた家づくりをしなくてはいけないと言った、一種の固定概念にとらわれてしまいます。
ハウスメーカーなどは自社の商品を売ることが仕事なので、どれが良いよりも、当社の物が良い、他社は悪いと言いたくなります。
それがお客様の頭を混乱させる原因です。
一般の方からしてみたら未知なことで、大きな買い物であることや、一生に一度か2度しか建てない住宅の選択をここしなくてはいけない。
しかも損はしなくないって気持ちが働くからそういった状況になってしまいます。
つまり、お客様の恐怖感が目を曇らせている原因だったんです。
■答えは簡単。なぜ家を建てたかったのかを思い出すだけ
このような問題を解決するのはとても簡単で、なぜ家を建てたかったのかを思い出すだけです。
お子様の誕生に合わせて部屋が欲しかった・・・
収納が狭くて不便だったから・・・
今の家が寒くて暖かい家に憧れていたから・・・
皆さん色々な理由があるでしょうが、なぜ家を建てたかったのかと言われたら意外に単純なことだったりします。
そこまで答えが出れば、あとは簡単!
その建てたかった家を建てるだけでOKなんです^^
寒い家が嫌だったのなら、特別に暖かい家を♪
収納が狭くて困っていたのなら、特別大きな収納のある家を♪
お子様の成長に合わせていたのなら、お子様と一緒に成長できる家を♪
最初の問題が解決すれば、あとは今の家の性能ならそんなに困ることはありません^^
それに後悔だって少ないはずです。
色々頭でっかちになっていた自分を、一度リセットしてみると、きっと物事の本質が見えてきますよ。