充電が必要な機器を使用するために、コンセントの設置は欠かせません。
今回は、コンセントの位置や数の決め方、コンセントがあると便利な位置をご紹介します。
□コンセントの位置や数の決め方をご紹介!
コンセントの位置を決める時は、コンセントの抜き差しの頻度や使用する機器の特性を考えることが重要です。
例えば、トイレの温水便座用のコンセントは、水しぶきが飛ぶ可能性があるため、コンセントと機器の位置を少し離すといいでしょう。
他にも、コンセントの位置を決める時は、掃除機のコンセントを使いたい位置を基準にすることをおすすめします。
また、部屋のコンセントの数は、2畳あたり一カ所が目安です。
部屋の対角線上にコンセントを分けて取り付けると、ほとんど延長コードなしで使えます。
□コンセントがあると便利な位置とは?
コンセントがあると便利な位置をご紹介します。
1.玄関
玄関の低い位置にコンセントを設置すると、玄関にたまったホコリ掃除もしやすく、イルミネーションの電源としても使えます。
2.キッチンシンクの上
ミキサーやフードプロセッサーなどの調理器具を使ったり、動画サイトを見ながら調理したりと、キッチンに電源は必須です。
3.ダイニングテーブルの周り
ダイニングテーブルの周りの下側にコンセントがあれば、ホットプレートや扇風機、掃除機などを使えます。
延長コードを使う手間も省け、コードが足に引っ掛かってけがする危険も未然に防げます。
4.テレビ・パソコン周り
録画機やWi-FiルーターなどのAV機器が設置される場合が多く、たくさんコンセントを設置する必要があります。
5.ソファの周り
ソファの周りは、コンセントの高さが重要です。
使い勝手が良いように、ソファの高さに合った位置にコンセントを設置しましょう。
6.洗面所・脱衣所の天井近く
暑い時期でも、扇風機があれば洗面所や脱衣所でも涼しく過ごせます。
天井や壁に取り付ける扇風機を設置したい場合は、天井近くにもコンセントを設置しましょう。
7.洗面所・トイレの床近く
洗面所の床近くにコンセントを設置すれば、扇風機やサーキュレータ、ヒーターを使えます。
トイレのコードをスッキリさせたい場合は、2カ所に分けて配置することがおすすめです。
8.洗面所の収納スペース
ドライヤーや電気シェーバなどの充電用に、多くの場合少し多めに設置します。
9.ベッドの周り
ベッドの枕元や足元は、スマホの充電や照明器具にコンセントを使う頻度が高いため、複数コンセントがあると便利です。
ベッドの位置とコンセントの位置の兼ね合いを考えながら決めるのがおすすめです。
10.廊下・階段の踊り場
掃除機や夜間の足元の照明用に、廊下や階段の踊り場の低い位置にコンセントを設置する方が増えています。
11.掃除機収納スペース
最近では充電が必須な掃除機が増えているため、収納スペースにもコンセントを設置することをおすすめします。
掃除機を出して充電する手間も省けて便利です。
12.駐車場
電気自動車の充電や高圧洗浄機の使用のために、駐車場にコンセントを設置する方が増えています。
13.庭
庭にコンセントがあれば、イルミネーションや電動芝刈り機などを使う時も、屋内からコードを引っ張る手間が省けます。
□まとめ
今回は、コンセントの位置や数の決め方、コンセントがあると便利な位置をご紹介しました。
ご紹介した便利な位置を参考に、それぞれのご家庭のニーズに合ったコンセントの位置と数を決めることがおすすめです。
追伸・・・・コンセントの高さについて普段頻繁に抜き差しする家電(コード式掃除機等)がある場合は、低い位置ではなくあえて高い位置に設ける。
抜き差しをいちいちしゃがまなくても良い環境。
長期間抜き差ししないコンセント(冷蔵庫等)はコンセントを横向きにして縦にプラグをさせるようにすることで、埃も溜まりにくくできたりします。
漏電火災防止にも役立ちます。コンセントだけでもこだわりの家造りができますね。