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ヒューマンスケールを大切にした家造り #仁藤流

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ヒューマンスケールを大切にした家造り #仁藤流
ヒューマンスケールを大切にした家造り #仁藤流
こんにちは
一級建築士の仁藤です。

突然ですが、私の身長は182cmです。

もちろん平均身長よりは高めです。

キッチンの高さを,身長を基準に決めることもあります。

私が住宅展示場などに行った時などは、絶対言われることがあります。

『ご主人さまは,背が高いですね。当社の建物は、一般の工務店よりも、このように天井を高くできますのでお勧めしています。』とか

『気持ちよいでしょう?』とか聞かれます。

私は、そうですね。とは言いますが、内心は全然そう思っていません。

実は低い天井のほうが、その空間が落ち着くとか狭さを感じないとか実際にあります。

私の家づくりは、基本的に寝室などの居室は天井の高さを低くします。

逆に家族が集まるリビングなどは、解放感を与えて天井を高くします。

背が高いから天井を高くする考え方は、違和感しか感じません。

私が尊敬するフランクロイドライトは、身長は低かったです。

ライトは、『私の身長がもう少し高かったら家のディティールは違っていただろう』

ライトは、120年前の日本にきていました。横浜から入国し栃木の日光、関東、京都と日本の神社。仏閣をみて

日本建築のすばらしさを知り、アメリカに戻ったあとには、箱からの脱却として、日本的な開口部の多い建物を建築していきました。

それらの建物は100年以上も建ちますが、現代でも通じるデザインです。

逆にそのデザイン、ディティールを現代の家づくりでも模倣しているのです。

ライトの設計思想で、私が一番感じるところは、高さを押させて空間演出です。空間の魔術師といわれたライトは

トンネル効果をつかった、高さのメリハリでその家の気持ちよさを演出します。

光や影を操り、心が安らぐ音もつくります。

この家にいたら、ずっと居れる。そこから動きたくない快適性、安心感

そんな豊かな気持ちにしてくれます。

人間が気持ちいい空間を有機的建築としてお伝えできます。

ご縁を大切に唯一無二の家造り

お陰様でありがとうございます。