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地球温暖化が進むと寒い日も多くなる だからこそ本当の意味での断熱化を  #店長流
地球温暖化が進むと寒い日も多くなる だからこそ本当の意味での断熱化を  #店長流
■本当の断熱化をしていますか?


今日12/19の朝は冷え込みましたね。

庭に合った水たまりに氷が張っていました。

個人的に12月に御前崎市で氷が張ったのをみたのは、数十年ぶりかも?ってくらい記憶にありません。

温暖化って言われており、気温が上がっているのにも関わらず生涯で数えるほどの寒波が来ていることに違和感を覚えそうです。

しかし、この違和感は間違えであることが研究結果で分かっており、色々な現象が重なって温暖化でも冬が寒くなるのは普通のことみたいです、詳しくは専門家の方の記事をお読みください。

さて、そんな中少し前にこんなことをお客様から言われたことがあります。


『地球って温暖化していて今後は夏の暑さの方が厳しくなる。だったら冬も暖かくなりそうだし、家は涼しさを重視して作るべきですよね?』


もしこの考えで家を建てていたら、今日の朝は本当にこたえたでしょう^^;

正解は夏の暑さ対策も大事だし、冬の寒さ対策も大事だと言うことです。

このある意味、『本当の意味での断熱化』の話を今日はしていきたいと思います。


■断熱等級はただの指針


この話を語るうえで外せないのが、断熱等級です。

昨年までは等級が1~4まででしたが、今年から新たに5~7が足され、より断熱性能を高めた家造りが求められています。

数字が大きくなればなるほど性能が良くなり、断熱等級7にもなると、北方の国々の数値と変わらなくなるくらいの高性能になります。

でも、断言しますね。

この数値がいくら良くても、寒い家は寒いし、暑い家は暑いです。

むしろ、それが助長されとんでもなく住づらい家になってしまいます。

なので、断熱等級だけをうたって高性能で暖かく涼しい家と言っている人がいたら気を付けましょう。

本当に断熱等級だけだったら、むしろ地獄のような家がまっています・・・・


■断熱等級性能の多くは外部の断熱性能のみ




なぜそう言えるのか?

それは断熱等級の数値の出し方にあります。

断熱等級の数値は、屋根や外壁、窓などと言った外部と内部を遮断している部分の断熱性能を数値化したものです。

この数値が良ければ、家の外からの熱を家の中に伝えづらいと言う結果になります。

ただそれだけです。

では、家の外から熱を伝えないと、夏は涼しく、冬は暖かいのでしょうか?

答えは『NO』です。

この性能の結果を正確に伝えるなら、性能が高いと熱しづらく冷めづらい家が出来上がると言うことです。

例えていうなら、水筒などに使う『魔法ビン』の性能みたいなものですね。

この性能が良くなれば、長時間温度をキープできる魔法ビンで、性能が悪ければ短い時間しかキープしかできないと言ったことと同じになります。

つまりこの結果だけでは、性能が良くなっても暑い寒いには関係が無いと言うことになります。



■本当の意味での『断熱化』とは?


ではどういったものが本当の意味での断熱化と言えるのでしょうか?

答えは、どうして暖めて、どうして涼しくして、どうしてそれを長持ちさせて、どうしてそれを省エネルギーで行い、その為にどのレベルの断熱をすればいいのか。

ここまで考えてやっと本当の断熱化と言えます。

なので、設計上の断熱等級は2の次、3の次だと言うことを理解しないといけません。

これを暖房計画とか冷房計画とか言いますが、そこまで考えて初めての断熱化と言えます。

新築住宅を考えている方に聞いてみたいのですが、あなたの家はどうやって暖房をする予定ですか?冷房は?その時の費用は?その暖房器具で十分暖まる断熱性能をその家は確保していますか?

この位は考えてもらうと、本当の意味での断熱化と言えます。



■まとめ

暑い寒いは断熱性能でカバーが出来ると言った間違った考えで家造りをしている方が多くいます。

ビルダーの方も断熱性能が良いだけなのに、暖かいく涼しい家と誇張している会社が多くあります。

そういった間違った断熱化に惑わされないようにして、本当の意味での断熱化をされた家を建てて下さいね。

じゃないと・・・・夏暑くて、冬寒い、そんな天然の冷暖房の効いた家に住むことになりますよ^^;